学部長挨拶
美術学部長 池田政治
本学美術学部は、現在、絵画、彫刻、工芸、デザイン、建築、先端芸術表現、芸術学、文化財保存学の領域を備えた美術の総合学部として、創立から120年余りにわたり多くの優れた人材を輩出してきました。教育、研究の目指すところは、作家、研究者を育てることにあります。その共通する基盤は、芸術に対する高い見識を備えた人間力と表現力の育成にあります。それは、個人の自由な創作研究の追求を常に重視しながらも、伝統から学ぶ、という開学以来から培われてきた精神を大切にするという姿勢でもあります。
2004年からの国立大学の法人化以降、開かれた大学像と大学としての個性が求められる様になりました。また、グローバリズムという潮流のなかで、国際的な学術、文化交流も強く求められています。本学部と研究科は、この様な視点にたって、次世代を担う学生像を共有して教育と研究にあたっています。
学部授業では、各領域の専門教育が少数、マンツーマンにより徹底指導されている一方、芸術全般にわたる幅広い視野を広げる共通科目授業もあわせて行われています。
美術研究科では、学部で培われてきた学生それぞれの特性と専門性をさらに伸ばしていくために、それに応じた研究室での教育が行われています。ここでは、専門性の他に、社会連携、地域連携、国際性という広がりの中での教育も行われています。平成22年度から企画、実施されている藝大・台東・墨田(GTS)観光アートプロジェクトは、従来の科の枠をこえて、教員、学生が一体となって取り組んでいる複合型授業の一つであり、地域連携としての成果をあげています。
国際交流としては、多数の海外の大学と交流協定を締結し、大学間交流も活発に行われています。教員、学生がこの協定のもとに、さらなる国際的な交流事業を展開していくことが期待されます。







