浄瑠璃寺「大日如来坐像」の修復調査研究について
保存修復彫刻研究室で進めていた浄瑠璃寺(京都府相楽郡)「大日如来坐像」の修復調査研究が完了し、12月14日、その成果報告内覧会が開かれました。
同像は、平安末期の慶派の特徴を持った像として、多くの専門家から注目されています。けれども、近世に施された修復によって厚い泥の下地に覆われ、また漆箔の剥落や亀裂も見られるなど、当初の姿を著しく損ねていました。
今回の修復によって、泥地の下からオリジナルと考えられる漆の塗膜層が現れ、造形上の特徴も一層はっきりと確認することができ、慶派の作という説を裏付けるいくつもの発見が報告されました。また、立体スキャンした画像データを用いて、当初の姿を仮想的に復元することも試みられました。
無事修復を終えた像は、12月19日に浄瑠璃寺に戻され、元あった灌頂堂に安置されています。
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