第2回「現代映像プロデュース論」〜国境を越えたアニメーションの世界〜を開催
8月27日(木)、大学院映像研究科アニメーション専攻主催の公開講座「現代映像プロデュース論」が、横浜キャンパス馬車道校舎大視聴覚室にて、講師に株式会社マッドハウス代表取締役社長の丸田順悟氏を招いて開催されました。
この講演は、毎回第一線で活躍する最もホットな人に、最も新しいビジョンを語っていただくことで、映像プロデューサーの役割を認識するとともに、映像文化の未来を切り開くための、新しいスキーム(仕組み)及びネットワークづくりを目指すものです。
「日本から世界へ」
〜世界市場を視野に入れたプロデューサー像とは〜
『時をかける少女』、『ピアノの森』、『アニマトリックス』や今夏公開され大変話題となっている映画『サマーウォーズ』を手掛けるなど、アニメーション界でその名を知られるマッドハウスのエグゼクティブプロデューサーである丸田氏は、日本のアニメーション(ジャパニメーション)の現状と今後の展開について、マッドハウスが手掛ける国際共同制作の事例を挙げながら紹介し、日本のアニメーション作品のほぼ100%が、海外(主に東南アジア)に制作委託している点、ジャパニメーションをテーマとしたフェスティバルが世界各国で開催され、海外でも大きなニーズがある点などを挙げ、今後この分野でビジネスを成功させるためには、新規開拓を含め海外マーケットを視野に入れる必要があると語りました。
さらに、アニメーションをワールドマーケットで消化できるコンテンツであると認識し、実践していくプロデューサーの重要性がより高まると述べ、プロデューサーに必要な8つの注意点を解説しながら、海外との共同制作を進めるうえで出てくるであろう様々な問題点を乗り越えることのできるプロデューサーが求められていると訴えました。
最後に丸田氏は、ジャパニメーションは、世界からリスペクト(尊敬)され、日本人が思っている以上に世界に誇れる文化であり、これからも世界に通用する技術であると今後の可能性について述べるとともに、そうした可能性を秘めるこの分野は、未だ様々な問題を抱えリスクもあるが、チャレンジしないと何も変わらないので、本講演をきっかけに、世界のプロデューサーと対等に戦えるようなプロデューサーを目指し頑張ってくれると本当に嬉しいと締めくくりました。
当初の予定時間を30分もオーバーして開催された本講演。熱心な来場者からの質問にも丁寧に回答し、満場の観客席から贈られた割れんばかりの拍手のなか、丸田氏は会場を後にしました。
司 会:岡本美津子アニメーション専攻教授
講 師:丸田順悟(株)マッドハウス代表取締役社長
終了後に開催された懇親会







