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ピアニスト小倉末子と東京音楽学校

 pianist大正と昭和戦前期の東京音楽学校教授・小倉末子は、海外が認めた日本人ピアニスト第一号でした。本書は、わが国の先駆的なピアニストであった小倉について、神戸での幼少時代から上野時代、ドイツ・アメリカ時代、帰国後、そして昭和19[1944]年に生涯を終えるまでを詳細に追った画期的な研究書です。特色はその構成で、小倉末子の掘り起こしを行ってきた津上が小倉の足跡を丹念に追い、東京藝術大学史研究に携わる橋本が東京音楽学校史の側面から小倉を捉えることで、小倉像が複眼的に照射されます。序論では大角が東京音楽学校史と国策における洋楽の位置について述べ、研究者5名(塩津洋子、武石みどり、辻浩子、戸ノ下達也、藤本寛子)が、明治期以降のピアノ事情、音楽奨励会や関西楽壇の演奏会、久野久子、戦時のピアニストたちについてコラムを寄せています。
 今年(平成23[2011]年)は小倉の東京音楽学校入学から百年目にあたります。台東区立旧東京音楽学校奏楽堂では神戸女学院大学・東京藝術大学・公益財団法人台東区芸術文化財団の共催により記念演奏会と記念展示が行われ、本書はその解説も兼ねています。巻末附録の略年表と演奏活動一覧も貴重な資料で、今後の洋楽史研究に欠かせない一冊となりましょう。

著者:津上智実、橋本久美子、大角欣矢
定価:本体2,900円+税
ISBN:978-4-904049-27-3 C3073
発行:2011年10月30日

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