日本美術解剖学会・2011年関西大会


シンポジウム『人体の美術解剖学、動物の美術解剖学』

日時
:2011年10月1日(土)
会場成安造形大学 聚英館3F 聚英ホール




13:00 開会

13:00〜13:05 挨拶
13:05〜13:20 基調講演1 布施英利
 「手の美術・手の解剖学 」
13:20〜13:35 基調講演2 美術解剖学モデルHIRO
 「肩甲上腕リズムと背部のレリーフ」

13:35〜13:45 休憩

13:45〜14:00 基調講演3 北川博道 
「古脊椎動物研究のための解剖学」
14:00〜14:15 基調講演4 平沢 達矢
 「古脊椎動物学研究と復元図・復元模型」

14:15〜14:25 休憩

14:25〜14:40 基調講演5 東山 大毅
 「頭部が形作られるプロセス・私が発生に学ぶわけ」
14:40〜14:55 基調講演6 小田 隆
 「頭骨を描く・人から様々な動物まで」

14:55〜15:05 休憩

15:05〜15:55 質疑応答
15:55〜16:00 HONE展会場へ移同
16:00〜17:00 西澤さんによるギャラリートーク
17:00〜19:00 懇親会(カフェテリア結)



演者プロフィール

布施英利
(ふせ ひでと)
1960年生まれ。東京藝術大学・大学院修了。美術解剖学専攻。東京大学医学部助手(解剖学)を経て、現在は東京藝術大学准教授(美術解剖学)。日本美術解剖学会・幹事および事務局長。全国の美術大学で、美術解剖学の非常勤講師や集中講義も担当。著書に「体の中の美術館」「モナリザの微笑み」など多数。


美術解剖学モデルHIRO
(ひろ)
美術解剖学モデル,美術モデル。美術解剖学会所属。ワコール潟<Zナ・スパイラルバンク掲載アーティスト。1995−2000年に欧州にてモデル活動後、日本にてアトリエ路樹絵(京都)の総合プロデュサー兼美術モデルとして現在に至る。
モデル活動の際には美術解剖学を礎とした講義を平行して行うことにより、『美術解剖学』をデッサン、クロッキーの基礎学問として修めるべきとの認識を市井の画家・学生など画業を志す層に説くことを活動の旨とする。

北川博道
(きたがわひろみち)
京都大学地質学鉱物学教室教務補佐。専門は長鼻類(ゾウの仲間)を中心とした新生代の化石哺乳類。基本的な観察や比較を重点に置き、特に北海道から台湾にかけてのアジア東縁における長鼻類化石の変遷や、骨化石からわかる古生物の特徴や成長の様子を明らかにすることを目的としている。化石に残された「最後の叫び」を聴くべく、日々化石と向き合う。

平沢 達矢
(ひらさわたつや)
理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター(CDB)基礎科学特別研究員.博士(理学).東京大学・地球惑星科学専攻にて中生代獣脚類における胸郭の形態進化に関する研究で学位を取得後,2010年より理研CDB・形態進化研究グループで羊膜類における体幹部の形態進化に関する進化発生学研究に取り組んでいる.ニワトリやワニ等の胚発生を研究して形態進化における発生パターンの変化の解明を目指す一方で,世界各地の研究機関で化石標本の研究も継続して展開している.


東山大毅
(ひがしやま ひろき)
1985年生まれ。幼少の頃より図鑑や博物館に親しみ、恐竜をはじめとした脊椎動物やその形態の進化に興味を持つ。2009年に筑波大学第二学群生物学類を卒業後、神戸大学大学院理学研究科に進学、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター形態進化研究グループにおいて連携大学院生として脊椎動物の頭部や顎の形態進化を研究している。2011年4月より日本学術振興会特別研究員DC。

小田 隆
(おだたかし)
1
969年、三重県に生まれる。
1995年、東京芸術大学美術研究科修士課程修了。博物館のグラフィック展示、図鑑の復元画、絵本など多数制作。幅広い古生物学者たちとの交流の中で、科学的資料に支えられるとともに、オリジナリティに富んだ作品群を生みだしつづけている。最近、油彩作品の制作を再開。大学では人体の描写をメインに教えている。画家、イラストレーター、成安造形大学イラストレーション領域特任准教授、日本美術解剖学会・幹事。


西澤 真樹子
(にしざわまきこ)
1976 年千葉県生まれ。大阪市立自然史博物館を中心に、フリーランスとして近畿の大学、博物館のコレクション整理や標本制作に関わる。2003年自然史博物館を拠点に標本制作チーム「なにわホネホネ団」を結成。6才から 60代までのメンバー190名が在籍。ホネの魅力と楽しみかたを伝えるワークショップ、標本作製講座を全国で行っている。現在、大阪市立自然史博物館友の会評議員、近畿大学農学部非常勤講師(学芸員実習)


戻る