応用音楽学
研究室の活動記録
応用音楽学
研究室の活動記録
これまでの活動(抜粋)
平成22年3月2日(火)
千住保育園
園児向けの音楽活動(おとあそび音楽隊)
千住保育園の園長先生や保護者の皆さんからリクエストをいただき、ALCの「親子教室」に準じた音楽活動を実施しました。園の活動があらかた終わった午後4時からのスタートでしたが、子どもたちは元気いっぱい。楽しい曲、静かな曲、素敵な童謡の良さを味わってもらいました。仕事帰りの保護者の皆さんにも好評でした。
コンサート企画運営
2004年より、台東区との連携事業として台東区生涯学習センター《ミレニアムホール》にて、学生の企画運営によるカジュアルコンサート「ふれあいコンサート」を実施してきている
2004年3月 『クラシック v.s. ジャズ~あなたのご注文はどっち?』
出演:井手上 歩 vl. 北口大輔 vc. 野田清隆 pf. 香取良彦 vib. 寺屋七大 gt. 水谷浩章 bs.
2004年10月 『音楽の魔力 悪魔の音楽、天使の音楽』
出演:白井 圭 vl. 北口大輔 vc. 野田清隆 pf.
2006年2月 『日本の歌 ひびきの魅力・ことばの力』
出演:北村文乃 sop. 今野貴子 ms. 春日保人 bar. 粥川愛 pf. 小畑和彦 gt.
2007年2月 『日本のうた・世界のうた』
出演:佐藤容子、原田圭、小高深雪、朴瑛実、新内剛士、澤村史裕、 阿佐美穂芽、喜多宏丞
2008年1月 『浅草オペラとなつかしの愛唱歌集』
出演: 大音絵莉、熊田彩乃、 渡辺 大、山本耕平、 新見準平、 松下倫士、佐藤良子
申桃月& 民族楽器重奏団(民楽)
2009年1月 『雅やかな宴・フランスの古今の歌 ~古楽からのアプローチ~』
出演:関 奈美 sop. クリステン ウィットマー sop. 坂口寿一 ten. 村上 惇 ten.
門間信樹 bar. 佐藤亜紀子 lute 福沢 宏 gam. 川﨑翔子 pf.
2010年1月 『奏思奏愛 ~音楽で通いあう心と心~』
出演:谷垣千沙 sop. 加耒 徹 bar. 尾上昌弘 cl. 嵯峨郁恵 hr. 村田千佳 pf.
自治体との連携企画 ー 台東区
自治体との連携企画 ー 足立区
応用音楽学研究室は2007年4月、千住キャンパス(2006年秋にオープン)に移設された。これにあわせて、足立区千住地域でも地域のコンサートの開催支援や千住キャンパス・プレオープン・コンサートの運営開催を実施した。その後、キャンパスに設置された「アートリエゾンセンター」(上述)と協力して、様々な地域連携事業を実施してきている
2004年3月 『入力欄』
出演:人名入力 vl. 人名入力 vc.
2004年3月 『入力欄』
出演:人名入力 vl. 人名入力 vc.
特別講座
学外から多彩な専門家を招いてのレクチャー
平成22年度 特別講座
6月3日(木) 於 上野キャンパス
新国立劇場 オペラ チーフ プロデューサーの四元俊英氏を講師に迎え、特別講座「新国立劇場におけるオペラ制作の現状と課題」を開講しました。日本を代表する舞台芸術の制作現場での豊富な経験と貴重な資料をもとに、オペラ制作のプロセスについて語っていただきました。マネジメントを志す学生のみならず、演奏家として世に出て行こうとする学生にとっても有意義な講座となりました。
新国立劇場
施設訪問型音楽活動
福祉施設・保育園、等での音楽活動
今後の予定
7月9日(金)
小平特別支援学校 校外活動(移動教室)における音楽活動 音楽療法
11月 日程調整中
葛飾区東江幼稚園 園児向けの音楽活動(おとあそび音楽隊)
平成22年1月8日(火)
竹の塚ひまわり園 出張音楽会
社会福祉法人あだちの里「竹の塚ひまわり園」で開かれた「成人を祝う会」に、ミニコンサートで参加させていただきました。オペラ歌曲やカンツォーネに加え、誰もがよく知っている楽しい歌もお届けしました。皆さん、いっしょに歌ってくださいました。成人を迎えられた皆さんのご多幸をお祈りしています!
ALCとの共同事業
東京藝術大学音楽学部千住キャンパスには、足立区との連携事業を実施するため設置された組織「アートリエゾンセンター」と協力して、足立区民を対象とした様々な活動を実施しています。
活動の様子はALCのホームページやブログをご覧になってください。
7月1日(木) 於 上野キャンパス
横浜みなとみらいホールから佐々木真二氏を講師に迎え、特別講座「公共音楽ホールの事業 〜横浜みなとみらいホール〜」を実施しました。公益財団法人としてホールを運営し、多数の事業や公演を実現するためホールでどのような仕事が進められているのか、具体的で興味深い話をしてもらいました。ホールで働く意欲をもった学生にとって大変ためになるレクチャーとなりました。
横浜みなとみらいホール
7月8日(木) 於 上野キャンパス
梶本音楽事務所から佐藤正治氏を講師に迎え、特別講座「El Sistema, Solutions to Social Issues ベネズエラの音楽文化政策“エル・システマ”」を開講します。日本・ベネズエラ音楽交流支援委員会の事務局長でもある佐藤氏には、近年注目を浴びているシモン・ボリバル・ユースオーケストラなど、ベネズエラで音楽を用いた社会教育システムを創始したホセ・アントニオ・アブレウ博士とエル・システマについて語っていただきました。「音楽で社会を変えること」という壮大なテーマは、藝大の果たすべき役割は? 日本の社会において音楽で何ができるのか? といった問いへとつながり、若い学生たちにとって大きな刺激となる講義でした。
なおBS「TBS」で7月24日、午後10時から放送される番組「未来へのおくりもの」の中で、この講義の様子が短く紹介される予定です。
シモン・ボリバル・ユースオーケストラ・オブ・ベネズエラ
佐藤先生は、シモン・ボリバル・ユースオーケストラのユニフォームを着て、静かに熱く語ってくださいました。
平成23年度 特別講座
11月24日(木)
於 上野キャンパス 第2ホール
エル・システマからベルリンフィルへ
ベネズエラの音楽文化政策“エル・システマ”のメンバーとして学び、若くしてベルリン・フィルに入団した、コントラバス奏者のエディクソン・ルイス氏によるトーク&コンサートが行われました。1985年にベネズエラで生まれて11歳でコントラバスを手に取り、南米人としてオーケストラ史上初、そして最年少でベルリン・フィルに入団するという快挙を成し遂げました。現在はソリストとしても、大活躍されています。
コンサートでは、別府由佳さんの素晴らしいピアノ伴奏で C. D. von ディッタースドルフの《コントラバス協奏曲 変ホ長調》、ハインツ・ホリガー《前奏曲とフーガ》の2曲を、さらにソロでは J. M. シュペルガー の《アダージョ》を演奏していただきました。曲の開始と共に会場の空気が張り詰め、情熱的で魂の込もった演奏、そして間近で披露されるヴィルトゥオーソの巧みな技巧に、多くの学生が聴き入っていました。
演奏の後には、ルイス氏によるトークと質問コーナーが設けられました。年が近いということもあり、ルイス氏に憧れを抱く学生から様々な質問がよせられました。特に最後の「ルイスさんにとって音楽とは何ですか?」という質問に「人生そのものです。」とお答えになったのが、なによりも印象的であり、様々な形で音楽を志す学生にとって忘れられないお言葉となりました。
その後、お礼の気持ちの表現として、学生有志で「ベネズエラの第2の国歌」と呼ばれる《アルマ・ジャネーラ》という歌を演奏しました。母国の歌のプレゼントに、ルイス氏は大変喜んで下さり、和やかな雰囲気の中でトーク・コンサートは幕を閉じました。
文化政策やコンサートの制作に興味を持つ学生、また演奏家を志す学生の両者にとって、大変意義深いトーク&コンサートとなりました。
(鈴木)
ルイス氏の温かい人柄が伝わってくるホームページ
11月24日(木)
於 上野キャンパス 第2ホール
「子ども、親、地域」
その現状における音楽の可能性
NPO法人子ども劇場東京都協議会専務理事の森本真也子氏をお招きして、地域の子どもと文化をつなぐ活動についてお話をうかがいました。近年、学校での舞台鑑賞が削減されるなど、子どもたちが身近な場で芸術文化に触れる機会が、ますます減少している現状について、アーティストと子どもたちを結びつける豊富な現場経験に立った貴重な、そして、芸術家の将来や活動の意義について深く考えさせられる講義となりした。