東京藝術大学音楽学部音楽研究センター 特別展示 |
“西洋音楽の楽譜”と聞いてまず思い浮かぶのは、音の高低(ドレミ)や長さを音符(おたまじゃくし)や線などで表す“五線譜”ではないでしょうか? その源流となる楽譜は、9世紀ごろ、グレゴリオ聖歌の旋律を目に見える形で書き留め、記憶や伝承を助けるものとして現れました。これらの目的に加え、人々は音楽作品を残したり新しい音楽表現を獲得したりするためにも、楽譜の書き方(記譜法)を試行錯誤してきました。本展では、本センターが所有する多彩なファクシミリなどの資料を通じて、中世からいわゆる前衛の時代までの1000年以上にわたる楽譜・記譜法の変遷をご覧いただけます。会期中には、特別企画として本学教員によるレクチャーも開催いたします。 西洋音楽の発展を支えてきた楽譜の豊かな世界を、どうぞお楽しみください。 |
◇◆ 関連イベント ◆◇
吉川文(音楽学部非常勤講師)・高橋智子(音楽学部音楽創造・研究センター特任助教)によるレクチャーを、9月3日(土)・ 4日(日)に開催いたします。
このほか、センタースタッフによる関連イベントも予定しています。詳細は下記の通りとなります(時間は両日共通)。