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  「ウィーン美術史美術館名品展」
京都国立近代美術館
2003年1月11日(土)- 3月23日(日)


「ウィーン美術史美術館本館」
copyright khm, wien
ウィーン美術史美術館

ウィーン美術史美術館は、 ヨーロッパ最大の貴族ハプスブルク家のコレクションを一堂に集めて1891年に開館しました。 既存の宮殿などを改築して転用したものではなく、 新古典主義の建築家ハーゼナウアーとゼンパーによって約20年の歳月をかけて建設され、 ルネサンスとバロックの両様式を巧みに取り入れた外観は、 そのままコレクションの特質を反映しています。 展示は「古代エジプト・オリエント」「古代ギリシア・ローマ」 「彫刻・工芸」「絵画」「貨幣・メダイユ」の5部門に学術的に分類されていますが、 やはり、歴代諸侯の趣味と財力を反映したルネサンスからバロックの絵画コレクションが傑出しています。 作品は地域的にもイタリア、スペイン、フランドル、ドイツ、オーストリア、東欧など、 ほぼ全ヨーロッパを網羅しており、自ら美術史美術館と名のるだけの質量を誇っています。 東西冷戦の終焉、統合化されるヨーロッパの中にあって、近年ますます存在価値を高めている美術館です。