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台風被災復興支援
厳島神社国宝展
会期: 2005年3月25日(金)-5月8日(日)
月曜休館(ただし5月2日は開館)
午前10時〜午後5時(入館は閉館の30分前まで)
会場: 東京藝術大学大学美術館

   2004年9月、日本列島を襲った台風18号により、日本三景の一つとして有名な厳島神社(広島県宮島町)は、 国宝、重要文化財計40棟のうち国宝・左楽房(さがくぼう)が倒壊するなど被害は30棟に及びました。 復旧には約7億9000万円が必要とされ、修復作業は2年近くかかる見通しです。 この展覧会は、復興支援のため緊急企画されました。

 安芸(あき)の宮島に鎮座する厳島神社は、 平安時代末期に平家一門によって整備されたみごとな景観を現在に伝え、 1996年には世界遺産に登録されています。瀬戸内海に浮かぶ華麗な社殿や、 平家をはじめとする武家による数々の奉納品は、後世に守り伝えるべき文化財として、 今日ますますその価値を高めています。  

 展覧会では、平安時代、平清盛とその一族が写経した装飾経の最高傑作「平家納経」全33巻中の17巻 (展示替え4回、常時4〜5巻を展示)をはじめ、 同社に伝わる古神宝(こしんぽう)および武器・武具などの国宝9件を中心に、 舞楽面、能装束などの重要文化財18件を含む宝物計32件113点を、 「平家ゆかりの品々と厳島の至宝」「国宝・平家納経−善美をきわめる」 「厳島の芸能―仮面と装束の美」の三つのテーマで紹介します。「平家納経」は、 奈良会場(奈良国立博物館:2005年1月2日―2月13日)で残りの16巻と、 東京と共通の平清盛願文1巻を含む計17巻が展示されています (平清盛願文は、奈良会場で巻末、東京会場で見返しを展示します)。 世界遺産の社宝を鑑賞しながら、厳島神社の一日も早い復興を祈る機会となることを願ってやみません。 展覧会の収入は、厳島神社復興支援の一助となります。

主催: 東京藝術大学、厳島神社、読売新聞社
共催: NHK
後援: 文化庁、(社)日本ユネスコ協会連盟
協賛: 清水建設、ニッセイ同和損害保険、日本通運、非破壊検査、松下電器
協力: 京成電鉄
観覧料: 一般1,200円(1,000円/900円)、高校・大学生800円(600円/500円)
中学生以下無料
※( )内は前売/20人以上の団体料金。
<問い合わせ>
ハローダイヤル:03-5777-8600
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