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2012年5月
藝大プロジェクト2012「幕末〜その時、世界は?」
2011年度から装いも新たにスタートした「藝大プロジェクト『その時、世界は?』」は、ある時代をピックアップして、当時の日本と世界を徹底比較することにより、その時代を浮き彫りにするシリーズです。二年目にあたる今年は、「幕末」にスポットを当てます。
「幕末」は一般的には1853年の黒船の来航から大政奉還までを指しますが、今回のシリーズではおよそ19世紀の100年間をカバーいたします。
この時代は、開国の嵐が吹き荒れた日本はもとより、世界が近代化へ向けて激しく動いた時代であり、芸術の世界でも大きな転換点を迎えました。
さまざまな視点から「幕末」を取り上げる4回の演奏会に、どうぞご期待ください。
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2012年4月
近代洋画の開拓者 高橋由一
本展は、《鮭》や《花魁(おいらん)》(いずれも重要文化財)、あるいは《豆腐》《山形市街図》を描いた画家として知られている、明治時代を代表する洋画家、高橋由一の全貌を紹介する展覧会です。
明治維新後に丁髷(ちょんまげ)を落とし「由一」を名乗るところから、近代洋画の父と呼ばれる高橋由一の活躍がはじまります。この時すでに40歳を超していました。絵が好きで画家になりました、といった甘さは微塵もなく、洋画を日本に普及するのが自分の果たすべき使命だという強い自負にあふれていました。画塾を開き、展覧会を催し、美術雑誌を刊行し、ユニークな美術館建設構想も抱きました。日本には洋画が必要なのだ、ということを必死になって世間にうったえたのです。由一には留学経験がありませんが、本場の西洋画を知らずに写実に挑んだ男が生み出した油絵だからこそ、黒田清輝以降の日本洋画の流れとは一線を画す「和製油画」として日本的な写実を感じさせるのです。
本展では、由一の代表作を網羅し、初期から晩年までの作品を一堂に紹介するほか、イメージソースとなった広重や司馬江漢らの作品、あるいは「由一史料」と呼ばれる文書類もあわせて展示し、「近代洋画の開拓者」高橋由一の魅力を探ります。
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2012年3月
東京藝術大学大学院映像研究科 アニメーション専攻 第三期生修了制作展
「GEIDAI ANIMATION 03 TALK」
映像研究科アニメーション専攻は、今年第三期生14名の修了を迎えます。今回の修了制作展では“TALK”というテーマを掲げています。14名の短編アニメーションの作品上映はもちろん、それぞれの作品の制作意図を垣間見ることのできる展示や、作者別のメイキング映像、アニメーションの見方を広げられるようなイベントとして外部のゲストも交えたトークセッション「アニメーション感想談義」と各ゼミの担当教員と修了生が、第三期生修了作品について語る「作品TALK」も予定しております。第三期生修了作品とあわせて今年度制作された一年次作品も13本上映します。アニメーションの音楽、音響は、音楽学部音楽環境創造科の学生とのコラボレーションです。様々なアプローチ、技法、テーマで制作された短編アニメーションをご覧ください。
大学院映像研究科アニメーション専攻 教授 山村浩二
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2012年2月
藝大21 演奏藝術センター企画公演〈和楽の美〉
邦楽絵巻「悟空・韓国(からくに)めぐり」
「和楽の美」とは、演奏藝術センターと邦楽科が手を携えて毎年開催している演奏会で、その特徴は邦楽科各専攻の枠を取り払った横断的なコラボレーションにあります。それは時には邦楽というジャンルさえ飛び越え、洋楽との相互浸透など、従来の邦楽演奏会では味わえない新鮮な体験に満ちています。さらにそのコラボレーションは音楽学部内だけにとどまらず、美術学部との共同作業も大きな見どころのひとつです。
昨年の「和楽の美」では、平城遷都1300年公式マスコット“せんとくん”の生みの親・籔内佐斗司教授がデザインした孫悟空が、唐の都・長安から奈良まで奇想天外な旅をするという「南都の夢―悟空ひとり旅」を上演いたしました。今年はその続編として、奈良から朝鮮半島への旅を描く「悟空 韓国(からくに)めぐり」を上演いたします。
義太夫・常磐津の語りと籔内教授作の「伎楽面」を被って踊る「平成伎楽団」のパフォーマンスを案内役に、雅楽・日本舞踊・長唄・箏曲・能楽・囃子を織り交ぜ物語は進行します。さらには仙波清彦氏(邦楽囃子)や金貴子氏(伽倻琴)、そして菅英三子准教授(声楽科)など多彩な顔ぶれの特別出演もございます。
「楽しくなけりゃ邦楽じゃない!」をテーマとした本演奏会を、ぜひお楽しみください。
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2012年1月
東京藝術大学「卒業・修了作品展」
東京藝術大学「卒業・修了作品展」は、例年、東京都美術館及び大学構内にて開催されるもので、本学を卒業・修了する学生たちが美術学部ならびに大学院修士課程で学んだ成果を作品や研究として社会に発表する展覧会です。これは学生たちにとって、学生としての最後の発表であると同時に、作家として、研究者としての第一歩でもあります。
本年度は、東京都美術館が改修工事を行っているため、すべての制作発表を大学構内で展示します。学生たちが学んだキャンパスで、これから社会に飛び立つ新しい感性に触れていただく絶好の機会となっております。是非広くご高覧、ご高評いただき、本学卒業・修了生の成長に期待していただければ幸いです。
| 会期 | 2012年1月29日(日)-2月3日(金) 会期中無休 9:00-17:00(入場は16:30まで) |
| 会場 | 学部―大学構内 大学院―大学美術館・大学構内 |
| 主催 | 東京藝術大学 |
| 観覧料 | 無料 |
※先端芸術表現科は、ドキュメント展示となります。
実作品は、「東京藝術大学先端芸術表現科 卒業・修了制作展2012」にて一般公開いたします。
東京藝術大学先端芸術表現科 卒業・修了制作展2012
会期:2012年1月7日(土)-1月15日(日)
11:30-19:00(会期中無休)
会場:BankART Studio NYK
(〒231-0002 神奈川県 横浜市中区 海岸通 3-9)
主催:東京藝術大学先端芸術表現科卒業・修了制作展2012実行委員会
2011年12月
ディットリヒ作曲「日本楽譜」
ディットリヒ作曲「日本楽譜」
Rudolf Dittrich, 1861-1919.
“Nippon Gakufu : sechs japanische Volkslieder
= six Japanese popular songs”
Breitkopf & Härtel(Leipzig) 1894. 11p. 37x28cm
ルードルフ・ディットリヒは、東京音楽学校のお雇い外国人教師。オーストリアに生まれウィーン音楽院を優等で卒業。演奏活動をした後招かれて来日、明治21(1888)年から27(1894)年まで東京音楽学校でヴァイオリン、和声楽、作曲法、唱歌を受け持った。帰国後は母国でオルガニスト、ヴィオラ奏者として活躍し、ウィーン音楽院教授となったが57歳で病没した。
日本楽譜は、地搗き節、祭囃子、桜など6曲の日本民謡をピアノ用に編曲したもの。ドイツの老舗音楽出版社ブライトコップ社により1894年に出版され、日本・中国・香港でも販売された。丸山四条派の画家中島華陽による、曲に対応する6つの絵柄を組み合わせた美しい表紙が付されており、表紙の裏には日本を離れる1894年の日付の、東京音楽学校宛の流麗な献辞が記されている。
(附属図書館蔵 請求記号:PSOLO/175)
2011年11月
藝大アート・スペシャル2011
「藝大アート・スペシャル2011」は、藝術が「今」という時代に求められているもの、そして、社会に果たすべき役割を深く考察する企画です。今回は、「学長と語ろう こんさーと」が10回目の記念の節目を迎えることから、「障がいとあーと」の公演と2日連続の開催と致します。
第1日 第10回「学長と語ろう こんさーと」
第1日は、映画監督の山田洋次氏をゲストにお迎えし、宮田亮平学長との対談によって、ジャンルを超えて人々に感動を与える藝術の意義を深く検証していきます。
ゲストの山田洋次監督は、47作におよぶ代表作『男はつらいよ』シリーズで、日本をはじめ、世界の人々に人間の心のふれあいと感動を与え、また『学校』シリーズでは、障がい者も健常者も共に生きる社会のあり方を提示されました。コンサートでは、山田監督のご推薦いただいた映画音楽をお楽しみいただきます。
第2日 「障がいとあーと」
第2日は、障がい者と健常者が分け隔てなく楽しむことの出来る空間としてのコンサートを提示し、現代社会に適合したアートの可能性を探ります。いずれの日も併設展示として「障がいとアート展」を音楽学部第1ホールで開催します。併せてお楽しみください。
ダウン症を患いながらも絵を描くことに目覚めた羅錚(1965〜)は、音楽の感動をキャンバスの上に表現し続けてきた中国の天才画家です。
葛飾北斎(1760〜1849) の富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」に感動して書かれたドビュッシー(1862〜1918) の交響詩《海》を聴いた羅錚は、《海》という油絵を描き、それを見た彼の父・羅忠鎔(1924〜)は、《羅錚画意(羅錚の絵)》(2000)という管弦楽曲を作曲しました。音楽と絵画が家族の心を一つにし、人々に感動を与えています。コンサート前半は、羅錚の絵画が橋渡しをしたこの2つの音楽をお聴きいただきます。
コンサート後半は、視覚障害をもちながら作曲家としての偉業を成し遂げたロドリーゴ(1901〜99) の協奏曲を、日本を代表するヴァイオリニスト和波孝禧の演奏でお聴きいただき、最後に聴覚障害を患ってから作曲されたスメタナ(1824〜84) の連作交響詩《わが祖国》から、〈モルダウ〉をお楽しみいただきます。指揮は読売日本交響楽団常任指揮者で世界的指揮者のシルヴァン・カンブルランです。
障がいを超えて表現する音楽家の偉大な力をご堪能ください。
2011年10月
「HARBOR TALE」(アニメーション作品、18分、カラー)
「ある港町、百年ほど経った建造物から一片の煉瓦が動めき、歩き出した…」
クレイを始めとしたストップモーション・アニメーションは映画技術の発明以来、本来動かない物が動く驚きを人々に与えてきた。
本作では、伝統的なパペットアニメーション技術に加え最新のデジタルワークをふんだんに駆使し、作品世界の飛躍的拡張を試みた。
往来する様々な船、港町、カモメ等作中には誰にも親しみやすいモチーフをちりばめると共に、そのテーマは人の営みを司る「欲望」の流れを人間の尺度から離れた視点で描く現世代へのメッセージとなっている。
制作は映像研究科横浜キャンパスのある、横浜臨港地域でおよそ6年の歳月をかけて行われた。アニメーション撮影には述べ1年、デジタル一眼レフカメラを使用。クラフトに纏わる素材もクレイ(粘土)金属関節、樹脂、繊維等様々な質感が出る様に取り組んだ。
シーンによっては、実写によるロケ映像とパペット(人形)そして映画等で使われるデジタルマットペイントに加え作品世界のトーン(色調フィルター)を加えることで従来の映像に見られない、独自の懐かしく新しいインパクトを与える事に成功している。
10月21〜24日横浜赤レンガ一号館にて造形物展示等のイベントが開催される。
(情報:I.TOON )
大学院映像研究科アニメーション専攻 教授 伊藤 有壱
2011年9月
国宝 源氏物語絵巻に挑む―東京藝術大学 現状模写―
東京藝術大学では横山大観在学時より、絵画技法習得の一環として古典研究模写を行っています。その伝統は現在も続いており、平成15年度より正規カリキュラムとして7年間にわたり徳川美術館、五島美術館所蔵の国宝「源氏物語絵巻」の現状模写に取り組んできました。修了制作の一環として修士課程に在籍する大学院生が参加したほか、現在新進気鋭の画家として活躍する卒業生達も含む56人が手がけ、それらの作品が東京藝術大学、徳川美術館、五島美術館にそれぞれ収蔵されました。
現状模写は、文字通り、作品の現在の状況を目に見える通りに写すことを目的としています。美しいかな文字と多彩な装飾から成る詞書と用いられた絵具や剥落の状況がそれぞれに異なる絵は、各場面ごとに複雑な様相を見せています。「現状模写」の手法には、定められた解答はありません。制作者一人一人が、自らの創意工夫によって表現を考え、色彩を選びながら完成させた作品は、平安時代の絵師が描いた「源氏物語絵巻」の美の神髄に、現代の若き日本画家達が挑戦した成果なのです。
本展覧会は、東京藝術大学が行った「源氏物語絵巻」現状模写の全てを一挙公開する初めての機会となります。あわせて、例年一場面のみの公開に限定している徳川美術館蔵の国宝「源氏物語絵巻」のうち「柏木(一)」「宿木(三)」の全場面を特別公開します。
2011年8月
「池畔納涼」
「池畔納涼」藤島武二
カンヴァスに油彩
藤島 武二(ふじしま たけじ)
1867-1943
当世風の若い着物姿の女性を光あふれる明るい色彩で描いている。画題や画風には当時薫陶を受けた黒田清輝の影響がみられる。
上野の不忍池の夕景であろうか、そのほとりで涼をとる2人の女性が描かれる。藤島武二は白馬会第2回展にこの作品の下絵を発表し、翌年の第3回展に完成作である本作を発表した。下絵の段階では2人の女性以外に男性や子守娘を配し、群像表現を用いた風俗画を試みた。しかし、当初から厳しく構図を批判されたためか、本作では人物を省略し、背景が画面を大きく占める構成にした。赤外線による調査で本作には木炭による丁寧な下素描が施され、人物の形態にほぼ途中変更がないことがわかっている。推敲を重ねた末の構図に厳密に取り組んだ姿勢がうかがい知れる。絵具は全体に薄塗りであるが、明部は鉛白を用いた厚塗り、暗部は鉛白を用いず薄塗りという伝統的な油画技法の原則が守られている。また草木の表現は筆先を生かした軽快な筆触で描かれ、涼を誘う風の動きを感じさせる。白馬会展の他、明治33年(1900)には「池畔」の名でパリ万国博覧会に出品された。
(出典「東京芸大美術館名品展」)
2011年7月
ハルモニウム
インドの音楽で用いる小型のリードオルガン。ヨーロッパから20世紀ごろに持ち込まれた後、ドローン(持続音)を多用するインド音楽の感覚にマッチし、地場の楽器としてすっかり定着した。古典音楽や宗教歌、民謡、大衆歌の伴奏まで、演奏の場は限りなく広い。
ハルモニウムの共鳴箱には、吹いても吸っても音の出るリードが装着されている。演奏者は後部のふいごを片手で動かし、このリードに空気を送りこみながら、もう一方の手で鍵盤をひく。前面にある小さいボタンを引くとドローン音が鳴り、大きいボタンをひくと音色や音量をかえられる。
周知のとおり、インドの経済発展とともに欧米に進出するインド人が増えた。定住先にできた新しいインド人コミュニティーでも、ハルモニウムはやはり必須アイテムである。インド国内では、このところ海外向けのハルモニウム生産が増え、またポータブルな楽器もいろいろと考案されている。
2011年6月
東京藝術大学アジア総合芸術センター美術学部交流事業「伝統と現代」展
第1部「伝統と現代への展開:静水深流」-潘公凯の展開-
第2部「伝統・現代・発生」ドローイング展
現在の私達の日常は、社会と自己の精神性、グローバル化へと向かう社会構造や閉塞感など深刻な状況に陥っているように思えます。美術の状況もこれを反映して様々な断面が見えてきます。
本展では、アジアの美術の新しい展開を志向するときに、アイデンティティーとしての伝統を内在した現代の表現が、現在の社会と関係した時にいかにして現れるのかを様々なジャンルのドローイング作品を通して問いかけます。
本展は2部構成となっており、第1部は中国中央美術学院潘公凯院長による墨と映像の芸術表現、第2部は本学と中国中央美術学院の教員などによる伝統を現代表現として展開したドローイング約50点による展覧会となっています。
[第2部 出品者(中国中央美術学院)]
高 天雄、李 帆、申 玲、唐 晖、王 玉平、张 伟
[第2部 出品者(東京藝術大学)]
荒木 愛、李 旻河、石井琢人、石井 亨、今村雅弘、
植田一穂、臼井英之、大石雪野、大西 博、
大巻伸嗣、梶野沙羅、鴈野佳世子、喜多祥泰、
興梠優護、小牟田悠介、齋藤芽生、坂口 萌、
佐々木美穂子、平諭一郎、知念ありさ、中本千晴、
並木秀俊、西山大基、野口一将、野口 都、
橋本圭央、長谷川彩子、羽藤広輔、林田康一、
原 真一、原 美湖、廣川惠乙、廣瀬貴洋、松下 徹、
松田健嗣、松渕龍雄、三井田盛一郎、森 淳一、
山崎 慧、山田沙奈恵、吉村誠司 (五十音順)
[オープニングレセプション]
6月8日(水)17:00〜
会場=東京藝術大学美術学部大浦食堂
2011年5月
藝大プロジェクト2011「元禄〜その時、世界は?」
今年度から「藝大プロジェクト」が装いも新たにスタートします。ある時代をピックアップして、当時の日本と世界を徹底比較することにより、その時代を浮き彫りにする「その時、世界は?」シリーズです。初年度にあたる今年は、「元禄時代」にスポットを当てます。
「元禄時代」は元号でいえば、わずか15年余り(1688〜1704)の短い期間に過ぎませんが、庶民の娯楽としての歌舞伎や文楽が興隆し、音楽面でいえば生田流箏曲の礎もこの時期に築かれました。一方、ヨーロッパに目を転じると、バロック後期からロココの時代にあたり、音楽家ではフランスでF.クープラン、ドイツでJ.S.バッハらが活躍し、美術の分野でもA.ヴァトーなど多くの芸術家が輩出しました。
そんな時代を、日本、ヨーロッパはもとよりアジアの視点をも取り入れて、5回にわたるレクチャー&コンサートで明らかにしていきます。どうぞご期待ください。
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2011年4月
「香り かぐわしき名宝」展
Fragrance - the Aroma of Masterpieces
6世紀、仏教伝来とともに日本人は香木を焚くことを知りました。以来、日本では「香り」を仏教文化、貴族文化、武家文化、庶民文化の中ではぐくみ、世界に稀な香りの文化を生み出してきました。本展は、香りにまつわるさまざまな美術作品を紹介しながら、目に見えない香りの魅力を、人間の五感や想像力を頼りに味わっていただこうというものです。
本展は、「香りの日本文化」「香道と香りの道具」「絵画の香り」という大きく3つの柱で構成されます。「香りの日本文化」は2章にわけて、古代から近代までの日本人と香りとのかかわりを名宝の数々を通じて概観します。「香道と香りの道具」では室町時代以降、茶道、華道とともに独特な発展をとげた香道の世界を選りすぐった香道具を中心に史料を交えて紹介します。そして、「絵画の香り」では、江戸から近代にかけての絵画作品の中から、<描かれた香り>をテーマに精選した名作を展示いたします。
2011年3月
東京藝術大学大学院映像研究科 アニメーション専攻 第二期生修了制作展
「GEIDAI ANIMATION 02 SOURCE」
※ 東京藝術大学大学院映像研究科 アニメーション専攻 第二期生修了制作展
「GEIDAI ANIMATION 02 SOURCE」開催延期について
世界4大アニメーション映画祭のうち
ザグレブ及びオタワ国際アニメーションフェスティバルで
BEST ANIMATION SCHOOL(最優秀学校賞)を受賞した第一期生につづき、
横浜キャンパスから今年も11本の新作短編アニメーションが発信される。
「やさしいマーチ」「アイデアが捕まらない。」「Scripta volant」
「約束」「creator」「ユッグの鳥」「tick tack」「少女のいと 魔法のいと」
「さまよう心臓」「標本の塔」「魔術師と雪の花」
だがこれら2年次修了作品だけで、
まだ完成途上の表現者である彼ら第二期生の成長はとても語りきれない。
修了制作展のタイトルは「SOURCE」。
それぞれの創作の源をみずから晒す意だという。
作品上映、原画や設定資料、人形美術などの公開のほか
「アニメーションの見方、語り方」を評論研究の外部ゲストにより
浮き彫りにするシンポジウムの試みや、4教授をステージにあげて
「アニメーション界のリーダーを作る」専攻3年間の試みを語らせる等、
複眼視点でアニメーションと自分たちの関係をあばこうとする実に挑戦的な企みであり、
それを糧に前進を目指す学生らの意欲に大いに期待する。
さらに後輩の1年生作品群も上映するなど、
専攻が目指す「アニメーション」の現在形をあますことなく知る好機となる本展。
どんな「SOURCE」か。体感した者にしか味わえない事は確かである。
大学院映像研究科アニメーション専攻 教授 伊藤 有壱
| 会期 | 2011年3月18日(金)〜21日(月) ※開催延期 ※19日〜21日は12時30分開場 ※18日は17時より内覧会(ご招待のみ入場) |
| 会場 | 東京藝術大学横浜校地 馬車道校舎 (神奈川県横浜市中区本町4-44 みなとみらい線「馬車道駅」5、7出口すぐ) >> 来校案内 |
| 主催 | 東京藝術大学大学院映像研究科 |
| 共催 | 横浜市 |
| 入場料 | 無料 |
| 公式Webサイト | Webサイト:http://animation.geidai.ac.jp/02source/ Blog:http://geidai-anime-02-source.blogspot.com/ Twitter:@geidai_02source |
| 開催概要 | >> 詳細はこちら(PDF 2.2MB) |
2011年2月
平山郁夫先生一周忌追悼
オペラ「遣唐使」 〜阿倍仲麻呂〜 全4幕
壮大なシルクロードの世界を生涯のテーマとしていた故平山郁夫先生(1930年6月15日〜2009年12月2日 前東京藝術大学学長)が、20年の歳月をかけて完成させた「大唐西域壁画」を中心に回顧する特別展が、2011年1月18日〜3月6日まで、東京国立博物館にて開催されます。これと相まって、この度、一周忌を迎えた平山郁夫先生の追悼としてオペラ《遣唐使〜阿倍仲麻呂〜》全4幕を東京藝術大学奏楽堂にて上演いたします。「平城遷都1300年祭」を機として創作されたこのオペラは、奈良・薬師寺玄奘三蔵院の「大唐西域壁画」の前で2009年6月に前編、2010年6月に後編が初演され、今回が全曲版による東京初演となります。
天平6年(734)に蘇州を出港し、日本へ帰国しようとした遣唐使たち。その第三船は悲惨な運命をたどる。乗組員115名中、生存者はわずかに4名。その4名の無事帰国に尽力する阿倍仲麻呂。このオペラの第1幕と第2幕では、遣唐使とその母、そして遣唐使を助けた人びとの心と心、縁と縁が、複雑に編み上げられた織物のように展開してゆきます。つづく第3幕と第4幕は、日本と中国の掛橋となった阿倍仲麻呂の愛と苦悩の物語です。仲麻呂の恋人、長安のなでしこと、親友の李白が織りなす魂救済の物語をお楽しみ下さい。
>> 詳細はこちら
2011年1月
東京藝術大学「卒業・修了作品展」
東京藝術大学「卒業・修了作品展」は、例年、東京都美術館及び大学構内にて開催されるもので、本学を卒業・修了する学生たちが美術学部ならびに大学院修士課程で学んだ成果を作品や研究として社会に発表する展覧会です。これは学生たちにとって、学生としての最後の発表であると同時に、作家として、研究者としての第一歩でもあります。
本年度は、東京都美術館が改修工事を行っているため、すべての制作発表を大学構内で展示します。学生たちが学んだキャンパスで、これから社会に飛び立つ新しい感性に触れていただく絶好の機会となっております。是非広くご高覧、ご高評いただき、本学卒業・修了生の成長に期待していただければ幸いです。
| 会期 | 2011年1月29日(土)-2月3日(木) 会期中無休 9:00-17:00(入場は16:30まで) |
| 会場 | 学部―大学構内 大学院―大学美術館・大学構内 |
| 主催 | 東京藝術大学 |
| 観覧料 | 無料 |
※先端芸術表現科は、ドキュメント展示となります。
実作品は、「東京藝術大学先端芸術表現科 卒業・修了制作展2011」にて一般公開いたします。
東京藝術大学先端芸術表現科 卒業・修了制作展2011
会期:2011年1月15日(土)-1月23日(日)
11:30-19:00(会期中無休)
会場:BankART Studio NYK
(〒231-0002 神奈川県 横浜市中区 海岸通 3-9)
主催:東京藝術大学先端芸術表現科卒業・修了制作展2011実行委員会
2010年12月
藝大オペラ(第56回定期公演「イル・カンピエッロ」より)
本年度の藝大オペラでは、33年ぶりにヴォルフ・フェラーリの作品を取り上げ、「イル・カンピエッロ」を上演しました。作曲者と同じくヴェネツィアに生まれ育った劇作家科ルロ・ゴルドーニが、愛すべき故郷を題材にして18世紀半ばに発表した同名の戯曲に、アンサンブルを中心として作曲された叙情的喜歌劇です。ヴェネツィア方言で書かれた作品であったため、アリエンティ先生にイタリア語の指導をいただき、また、指揮者にはトレンメル先生をお迎えして、上演に取り組みました。
日本における邦人初のオペラ公演は、1903年(明治36年)、東京音楽学校の学生と教官を中心として現在の旧奏楽堂で行われた「オルフォイス」ですが、その約半世紀後、1956年(昭和31年)に指揮者のニコラ・ルッチ先生と柴田睦陸先生の指導のもと、第一回オペラ公演「椿姫」が上演されて以来、今日まで途絶えることなく公演が行われてきました。音楽学部発足後の1952年(昭和27年)には、プロとして通用するオペラ歌手を育てたいとする教官たちと、それにこたえる学生たちの熱意で、正規の授業ではないものの練習を開始し、オペラ公演を続けてきたという歴史があります。そして1968年(昭和43年)にオペラ研究部が発足し、1975年には教育研究組織として正式に学則に位置づけられるという経緯をたどり今日に至っています。
本学のオペラ公演は修士課程の学生および教員が中心的なキャストを務め、藝大フィルハーモニア、学部生の合唱を伴い、衣装、舞台装置に至るまで本格的な舞台づくりの成果を遂げており、各方面から人気の高い公演を行っています。本邦初演の作品も多く、学生にとって大変意義深いものとなっています。
オペラ専攻修士課程では、演技の基礎や、バレエ・その他のトレーニングを通して舞台に立つための身体表現の基礎を学ぶ「オペラ実習」、指揮者・演出家とともに実際にオペラのシーンを演奏する「オペラ総合演習」のほか「オペラ分析演習」「声楽特殊研究(オペラ史)」「オペラ台本講読法」などを通して、総合的にオペラ歌手としての研さんを積んでいます。
博士課程はさらに、各学生の研究分野に特化した研究に努め、論文執筆と博士リサイタルでその研究を発表する場を設けられています。
音楽学部声楽科 准教授 佐々木 典子
≪次回予告≫平成23年度 第57回定期公演「コジ・ファン・トゥッテ」
| 会期 | 2011年10月初旬(予定) |
| 会場 | 東京藝術大学奏楽堂(大学構内) |
| 概要 | 指揮者:未定 演出家:未定 |
2010年11月
大学美術館にて開催中(〜12月5日)
「黙示録―デューラー/ルドン」
「明治の彫塑 ラグーザと荻原碌山」
アルブレヒト・デューラー 《四人の騎士》(『黙示録』より)
1497-1498年頃 木版 メルボルン国立ヴィクトリア美術館
© National Gallery of Victoria, Felton Bequest, 1956
黙示録―デューラー/ルドン
«黙示録»—ヨハネがイエス•キリストから啓示されたという、新約聖書の最後を飾る預言書—は、現世の終末の様子が記された異例の教典であり、西洋美術においてたびたび視覚化されてきました。この黙示録図像は、いまから約500年前に決定的なイメージを獲得しました。それは、ドイツ最大の画家•版画家、アルブレヒト•デューラー(1471-1528)による豪華な木版画集である«黙示録»連作(1497-98/1511)によってでした。
デューラーの«黙示録»が登場する時代、ヨーロッパでは印刷技術の向上によって、活版と木版挿絵を組み合わせた木版本が大量に出版されるようになりました。デューラーの«黙示録»は、書籍というメディアの先進性に着目し、当時の版画の概念をはるかに超える豪華な版画集を刊行したのです。この«黙示録»は、単なる書籍挿絵としてではなく、絵画に引けをとらない版画芸術としての輝きを放っていたのです。
デューラーの壮大な«黙示録»のインパクトは大きいものでした。その影響は、同時代のみならず、時代が下った19世紀においても見出されます。デューラーが制作した約400年後、フランス人画家オディロン•ルドン(1840-1916)による«聖ヨハネ黙示録»(1899)には、デューラーからの影響の痕跡を見ることができるのです。
この展覧会は、デューラーの«黙示録»連作を中心に、西洋美術における黙示録図像の変遷を、中世末期から近代までたどるものです。なお、この展覧会は、同時期に国立西洋美術館で開催される⌈アルブレヒト•デューラー版画•素描展⌋の関連企画でもあります。この機会にぜひ⌈黙示録⌋の幻想的な世界をご堪能ください。
ラグーザ《日本婦人》
1880(明治13)年 東京藝術大学
明治の彫塑 ラグーザと荻原碌山
本展覧会は、日本近代彫刻史において重要な役割を果たした二人の作家に焦点を当てて、とくに明治期の彫塑技法に関するさまざまな問題を浮き彫りにしようという試みです。
イタリア人彫刻家ヴィンチェンツォ・ラグーザ (Vincenzo Ragusa, 1841−1927) は、明治9年に開校した工部美術学校に招かれ、日本にはじめて西洋彫刻を伝えました。ラグーザは明治15年に帰国しますが、その間日本でも積極的に制作し近代日本彫刻の基礎を作りました。没後の昭和8年、来日中および帰国後の作品が妻清原玉から東京美術学校に寄贈され、今日、そのコレクションは明治初期の西洋彫刻受容の経緯を知るうえで貴重な存在となっています。この展覧会では、ラグーザ芸術だけでなく工部美術学校での美術教育のあり方にも注目していきます。
一方、荻原碌山(1879−1910)はラグーザの来日から30年を隔てた明治後期、パリでロダンの《考える人》をみて彫刻家を志しました。パリのアカデミー・ジュリアンで勉強し、明治41年に帰国。明治43年に没するまでのわずかな活動期間でしたが、碌山の作品は日本の近代彫刻に新しい風をもたらしました。2010年は碌山の没後100年にあたる記念の年となります。この機会に、展覧会では碌山の芸術を検証するにあたって、とくに絶作《女》に焦点を当てて、石膏原型と複数のブロンズ像との比較、そして新たに石膏原型から鋳造するブロンズ像の制作過程もくわしく紹介いたします。
この展覧会は2部構成になっていますが、明治期を代表する二人の彫刻家の作品をあわせて展示する、ひとつの展覧会です。さらに第一部ではラグーザの弟子たちの作品も集められます。
2010年10月
「指紋の池」
この「指紋の池」は、東京ミッドタウンにある21_21デザインサイトで催された「これも自分と認めざるをえない展」に新作として出展されたものです。制作者は、映像研究科の佐藤雅彦と桐山孝司です。この展覧会は、『人間の属性』ということをテーマにしたもので、個人の属性とこれからの社会との関係そして自分の属性と本性の関係が感じ取れるようになっています。
この「指紋の池」には、常時1,000近い、指紋が、まるで魚のように泳いでいます。鑑賞者は指紋認証センサーのついた入力装置から、自分の指紋をこの池に放つことができます。自分の指紋がアニメーションされぴくぴくと動いた時に、それまで単なる文様に過ぎなかった指紋に対して、途端に自分の分身のような愛着を感じます。さらに、時間が経過して、再度、指紋認証センサーに指をあてた時、無数の指紋をかき分けて、ある一つの指紋(先程放流した指紋)が一目散に自分の元に戻ってきます。その瞬間に、立ち上がる「ある新しい表象」を鑑賞するものです。
大学院映像研究科メディア映像専攻 教授 佐藤 雅彦
「指紋の池」(2010)
ユークリッド(佐藤雅彦+桐山孝司)
協力:日本サムスン株式会社、日本電気株式会社、藤田至一(東京藝術大学)
21_21 DESIGN SIGHT企画展
佐藤雅彦ディレクション 「“これも自分と認めざるをえない”展」
写真:田村友一郎
2010年9月
「やまなみ」
日本画研究室では、昨年よりソウル大学東洋画科、中央美術学院中国画科との伝統絵画科交流事業、「三國G」をおこなっています。昨年はソウルと北京で展覧会・シンポジウムが開催され各国の教員学生が多数参加しました。今年は10月にソウル、11月に東京で開催されます。この作品は、その出品作のうちの1点で、徳島で漉かれた和紙に岩絵具・金属泥で、山の稜線の連なりを描いています。
美術学部絵画科日本画専攻 准教授 斎藤 典彦
斎藤 典彦(さいとう のりひこ)
1957 神奈川県生まれ
1980 東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業、'82 同大学院修了
1985 東京藝術大学大学院美術研究科後期博士課程日本画満期退学
1985 東京藝術大学美術学部非常勤講師、'95 講師
1989 第10回山種美術館賞展で優秀賞受賞
1994 文化庁作品買い上げ
1995 文化庁派遣在外研修員(イギリス)〜'96
2001〜 東京藝術大学美術学部助教授('07〜 准教授)
2007 タカシマヤ美術賞受賞
2010年8月
コルノピアン
「コルノピアン」とは、1820年頃に開発された初期のコルネットの呼称である。主に19世紀フランスやイギリスのブラスバンドで活躍し、その楽器構造は後の金管楽器の発展の基礎となった。
写真の楽器は、1845年頃に制作されたコルノピアンで、製造元の“J. KOHLER LONDON” の文字が刻印されている。直径12.4cmのベル(音の出口の部分)、現代の金管楽器と付け替えて演奏することも可能なマウスピース、当時としては画期的な半音階を自在に奏することができる3本のシュテルツェル・バルブを有するというように、楽器構造自体はあらゆる点で現代の楽器とよく似ている。とりわけ印象的なのは3本のバルブの下に見える長いレバーだが、これはビューグル/コルノピアン奏者のジョージ・マクファーレーンが考案した「クラッパー・キー」と呼ばれるもの。これを素早く開閉することにより、高速のトリルを容易に演奏することができる。その他、ベルの周りには花柄の装飾とユニコーンの彫刻が施されているなど、美しく凝ったデザインが目を引く。
音楽学部器楽科(トランペット) 教授 杉木 峯夫
2010年7月
ポンピドー・センター所蔵作品展
シャガール ロシア・アヴァンギャルドとの出会い
交錯する夢と前衛
鮮やかな色彩と幻想的な作風で親しみあるシャガール。20世紀初頭に始まるロシア・アヴァンギャルド運動と密接な関係があったことをご存じでしょうか?フランスで活躍したイメージの強い作家ですが、実は旧ロシア帝国ヴィテブスクで生まれ、ロシアの前衛芸術とは強いつながりを持っていました。
本展は、充実したコレクションを誇るポンビドー・センターからシャガールの作品約70点を選りすぐり、その人生を追うとともに、同時代に活躍したロシア前衛芸術の巨匠たちの作品約40点と対比して紹介するものです。《ロシアとロバとその他のものに》をはじめとする初期から晩年までのシャガールの代表作を展示するほか、日本ではまだあまり知られていないロシア前衛芸術の旗手ゴンチャローワ、ラリオーノフの重要作品を日本で初めて公開します。ロシアの作家の作品と並んで展示されることを望んでいたシャガールの夢を実現させた意欲的な展覧会となっています。
2010年6月
《響き合う音/風景》 Simultaneous Echoes, 2009
software, loop, total duration: 21min.
サイバースペース内に現実世界を再構成することで、撮影された場所で動画像が再生上映されるという、GPS(Global Positioning System)を使った、"Field-work"と呼ばれるプロジェクトを、1992年以来続けている。
今作品の背景となるロンドンデリーの中心にある城壁(The Wall)周辺は、多くのアイルランド移民が旅立った歴史の記憶と、羊が放牧された草地、苔に覆われた深い森、厳しい寒さに耐える海岸、といった手付かずの自然が共存する地域である。その強い印象をもとに、現地の音楽家とのコラボレーションから生まれた最新作は、北アイルランドの天候や地形、風景や伝統音楽を、新しいメディアで記録した、まるで「動く風景画」であり、また新しい音楽作品である。
大学院映像研究科メディア映像専攻 教授 藤幡 正樹
Directed by Masaki Fujihata
Musical composition: Frank Lyons
Technical support: Takeshi Kawashima
Production supported by ISEA 2009, University of the Ulster, Tokyo University of the Arts.
http://www.fujihata.jp/
2010年5月
バッハ・トランペット
J.S.バッハのもとで多くの金管楽器のパートを演奏したゴットフリート・ライヒェ(Gottfried Reiche 1667-1734)の肖像画がライプチッヒ市庁舎に展示されている。その肖像画をもとに等身大に合わせて寸法を測って、マイスター・ジーレ(Meister Shyre -2009)が制作したもの。ホルンのように管を巻いて作られており、音域はピッコロ・トランペットに近い。ベルには金メッキが施されており、リムの厚いマウスピースと、D管(415Hz)、F管(392Hz)のクルーク(調を替える管)がついている。バッハ・トランペット或いはライヒエ・ホーンとも呼ばれている。
音楽学部器楽科(トランペット) 教授 杉木 峯夫
(注)以上の写真は許可を得て撮影されております。
2010年4月
大学美術館 コレクション展
この展覧会は、台東区と東京藝術大学のそれぞれのコレクションをまとめた2部構成となっています。
〈Part.1 朝倉文夫〉は、保存修復工事のため休館中である朝倉彫塑館が所蔵する朝倉文夫作品の中から、選りすぐりの名品を展示します。日本が西洋化を推し進める明治時代―西洋彫刻の基礎のなかった時代に、日本の近代彫塑は朝倉文夫(1883〜1964)の才能と技術によって飛躍的な進歩を遂げました。本展では、修業時代から最晩年までの朝倉の仕事の全貌を通観できる構成とし、日本近代彫塑の基礎を作った朝倉文夫の魅力をわかりやすく解説します。また、朝倉はとりわけ好んで猫の作品を制作しましたが、朝倉彫塑館所蔵の全ての猫(32体)が一堂に揃うこともまたとない機会です。自然から学んだ自由な写実表現に貫かれた朝倉文夫の世界を、ぜひご堪能ください。
朝倉も学び、のちに教鞭をとった東京美術学校、現東京藝術大学の〈Part. 2 芸大コレクション〉では、主に動物をモチーフにした名品を一堂に展示します。明治20年の東京美術学校開校当時から上野動物園が隣接しており、古くから、学生だけでなく教員もまた、動物園の動物たちに慣れ親しみ、動物をモチーフとした作品を数多く創作してきました。動物が作品のメイン・テーマを担う場合もあれば、大きなテーマの中では気づきにくいほど小さく描かれながらも、その作品の重要な要素を担う場合もあります。芸大コレクションの収蔵品より、美術資料として蒐集した古代の動物作品から、動物園でスケッチした学生の卒業制作まで、幅広く紹介します。
この展覧会は、それぞれのコレクションをまとめた2部構成になっていますが、両方をご覧いただくことにより、芸術家の出発点ともいえる―自然から学ぶ取り組み―をいろいろな角度から感じることができるでしょう。この“コレクション展”で自然から学ぶ芸術家の眼や姿勢をお楽しみください。
2010年3月
大学院映像研究科 横浜校地/新港校舎
映像研究科では、映画専攻は馬車道校舎、メディア映像専攻は新港校舎、アニメーション専攻は万国橋校舎をそれぞれの活動のコアとしています。各校舎では、それぞれの専攻に必要な施設を完備し、制作や展示を中心とした実践的なカリキュラムのもとで、専門的な指導が行われています。
また、音響照明が完備された新港校舎の2つのスタジオA(約500u)、B(約250u)は、各専攻の制作のみならず、映像研究科が主催するフェスティバルの会場として使用したり、外部の映画の撮影にも使用されています。
2010年2月
バロック・オーボエ、及びバロック・オーボエダモーレ
主にバロック期に使用されたオーボエ族である。
真ん中一番奥はバロック・オーボエダモーレで、ドイツ・ライプツィヒで1724~1730年頃作られたアイヒェントプフ(Eichentopf) 製を基に、ベルギー・ブリュッセル在住のマルセル・ポンセールが1990年代にコピーしたものである。オーボエダモーレは直訳するとイタリア語で「愛のオーボエ」の意味を持つ。その名の通り甘くややくぐもった音色で、同時期に同じくライプチヒで活躍したJ.S.バッハが好んで使用したことは知られている。
右のやや白い色をしたものがバロック・オーボエで、ドイツ・ニュルンベルグの博物館所蔵のヤコブ・デンナーを基にユトレヒト在住のトシ・ハセガワが1985年にコピーしたものである。
オリジナルのデンナーは現存するものの中で性能のよいものの一つで、同モデルは1720年代に各地で使用された。
材にツゲを使用しているために色が白い。
左の茶色いものは同じくバロック・オーボエで、オリジナルはイギリスのトーマス・ステインズビー(父)が1720年代に製作し、アメリカのローゼンバウムコレクションで所蔵している。パリのオリヴィエ・コットゥによる1990年のコピーである。同時代、同地域で活躍したヘンデルを演奏するためには最適のモデルと言えよう。
これらのバロック時代のオーボエを見ると、現代のキーを多数装備した楽器に比べ、見た目のシンプルさが目を惹く。しかしながら実際の演奏では、身軽さ、繊細さと共に豊かな音色を駆使した表現の多様さに耳を奪われる。プリミティブな構造ほど、強固でかつ自由な発展を可能にすることが思い返される。
楽器提供:小畑善昭教授
2010年1月
大学美術館
本学の芸術資料収集は、 明治20年(1887)の東京美術学校設置に先立つ時期から行われてきました。 現在の収蔵品は2万8000件余りに達しています。 これらの芸術資料は、文庫と呼ばれた図書館内に納められていました。
昭和24年(1949)には東京美術学校と東京音楽学校が統合され、東京藝術大学が設置されます。 その後も収蔵品は付属図書館が管理し、教育研究に供してきました。 昭和45年(1970)に芸術資料部門が独立し、音楽学部に保管されていた音楽学校時代の楽器資料等を加え、 芸術資料館が発足し、美術・音楽両学部の共同利用機関として、 芸術資料の研究・保存・公開のために活動を続けてきました。
しかしながら所蔵品の増加にともなって収蔵庫が狭隘になり、 また老朽化した施設の改善やコレクションの規模に見合った充分な展示空間への要望が学内外から高まったことから、 平成8年(1996)に美術館新館が着工されるにいたりました。 そして平成10年(1998)には、美術館としての活動を発展させるべく、 これまでの組織を拡充して、芸術資料館から大学美術館へと生まれ変わったのです。
美術作品やそれに関わる資料を収集し、それらを研究することによって新しい価値を見出す。 さらに将来の評価にも備えて万全の設備によって保存し、研究の成果を展示や様々な普及活動によって公開する。 美術館はそのような活動によって運営されています。 東京藝術大学の大学美術館においては、そういった活動に加えて、 制作と教育研究の現場である芸術大学という特質を合わせて、 わが国に前例のない実験的な美術館として機能することを基本理念としています。
2009年12月
ワグナー・チューバ
ワグナー・チューバは、ワーグナーとブルックナーの作品以外にはほとんど使用されることのない珍しい中低音域の金管楽器である。東京音楽学校(本学音楽学部の前身)楽器納入台帳によると、この楽器は、大正12(1923)年に日本管楽器製作所で製作されたもので、当時この会社に在籍していた帝国大学工学部卒の天才的な設計技師が設計したものである。また、本学の演奏会記録によると、購入から2年後にブルックナーの交響曲第7番が本邦初演されており、この公演のために購入したとされている。
2009年11月
上野タウンアートミュージアム
上野タウンアートミュージアムは、東京藝術大学と台東区の共催で、区内の様々な場所や施設にて、アート活動など多彩なプログラムを展開し、地域連携産業として活動を促進していくもの。「8つのプロジェクト」を柱とするこうした活動は、いわば街全体が美術館(ミュージアム)となり、地域文化の活性化に寄与し、また教育活動の地域への還元の場となっていくことを理想としている。
本年は、前年度までの活動を省みて地域と相互理解を深めながら新たな展開を模索し、より大きく飛躍していくことを目指している。9月初旬から12月中旬には各プロジェクトによるシンポジウムやギャラリートークなどの各種イベントの他、多数の企画展が台東区の街のそこここで繰り広げられる。
>>上野タウンアートミュージアム公式HP
2009年10月
- ベートーヴェンも愛したホルン -
「Raoux(ラウー・製作者)」インヴェンション・ホルン(フランス製)
この楽器は恐らく管弦楽史上、最もシンプルに美しくデザインされたものであろう。
製造年代は、購入時には1830年代とされていたが、今春来学したオランダの専門家の鑑定で1800年前後のものと判明した。ベートーヴェンがホルン・ソナタを作曲した時代にぴったり符合する。同ソナタをベートーヴェンと共に初演したホルン奏者、ジョヴァンニ・プントもこれと同様の楽器を使用していたことが知られている。
ベル(朝顔)の内側に施された装飾は、この楽器の前身である狩猟ホルンが、後続の馬を反射光で驚かさないために黒く塗られたことから始まったといわれている。狩猟場でなく、宮廷で用いられる様になったことから装飾に転じていった。
東京藝術大学所蔵
2009年9月
藝大アートプラザは、本学の企画開発品や、本学の教員等が創作した作品等の教育研究成果を、社会に対して積極的に発信するとともに、文化芸術を身近なものにして、心豊かな生活や活力ある社会の実現に寄与することを目的に、平成17年11月に設立されました。
■藝大アートプラザでは、現在、下記の作品を展示販売しています。
お気軽にお立ち寄りください。
・宮田学長の鍛金作品
・教員及び学生が制作した絵画・工芸等の作品
・教員及び学生のデザインによるTシャツ、ネクタイ、アクセサリー
・大学美術館収蔵芸術作品の精密複製画
・藝大出版会刊行物、大学美術館の図録、芸術関係書籍、CD、DVDほか
・大学美術館ミュージアムグッズと東京藝大クッキー
・奏楽堂演奏会入場券
2009年8月
NORABBITS' MINUTES
NORABBITS' MINUTES
「NORABBITS' MINUTES」全5話は、松竹110周年記念キャラクターとして製作、劇場公開されたプレミアムショートアニメーションシリーズ。人間の世界と空想の生き物が住む世界の境目にある森に暮らすうさぎの兄弟の物語。
伝統的なパペットアニメーション技術と最新デジタルワークの融合により新しい劇空間の創作が可能となった作品。
キャラクターデザイン・脚本・監督 伊藤有壱(I.TOON Ltd.)2006年制作/1話〜3話:3分01秒/4、5話:3分06秒
'06 東京国際映画祭 (特別プログラム)
'06 カンヌ国際映画祭(上映)
'06 ロンドン映画祭(招待上映)
'06 オタワ国際アニメーションフェスティバル(ノミネート)
'07 オタワ国際アニメーションフェスティバル(ノミネート)
第5回中国国際アニメーション&デジタルアーツフェスティバル2008(ノミネート)
2009年7月
エスラージ
エスラージ
インド(東)、バングラデシュ
木製胴 山羊皮張り 全長91.5cm
4弦(真鍮弦と鋼鉄線)調弦:ろ−ホ−ホ−イ 共鳴弦15(鋼鉄線)
巻付け式フレット16(真鍮) 音域:約ろ〜イ2 上駒2 弓1
胡坐し楽器を縦にして上部を左肩に立てかけ、右手に持った弓で奏する。主として古典声楽の伴奏に用いるが、現代では独奏に用いられることもある。フレットや材質からみて、かなり古いものと思われる。
(1983年、故小泉文夫氏(本学元教授の遺族から本学に寄贈された))
2009年6月
東京美術学校旧本館玄関
東京美術学校旧本館玄関
現在、正木記念館と陳列館の間には木の門がある。
明治時代の末、上野公園の道路改正に伴い、東京美術学校敷地は道路によって二分されることとなり、開校以来使用されていた本館校舎は移築されることとなった。新校舎は現在美術学部中央棟のある位置あたりへ新たに建築することとなり、後方部を先に新築してのちに、元の校舎の前面部を移して取り付けるという予定であったが、その最中の明治44年2月、元の校舎は焼失した。そのため、本館校舎の前面部を新たに設計することを余儀なくされ、大正2年に東京美術学校本館の建物は竣工した。現在、門として残る瓦の屋根と木の扉はその時に新たに設計された前面部の玄関部分である。
柱は、いわゆるエンタシスと呼ばれる中ほどにわずかな膨らみを持つもので、柱脚には蓮弁彫刻を施した礎石が敷かれ、天井を支える三斗組物上の実肘木(さねひじき)は雲形肘木状の特異なものである。その他にも、彫刻を施した蟇股(かえるまた)や入母屋造りの屋根など、京都や奈良の寺院建築を思わせるデザインとなっている。
昭和24年に新制東京芸術大学となってからも、この本館建物は美術学部の本館として使用されたが、同26年以降に始まった全学改築計画の進捗にしたがって、同45年に美術学部本館の建て替えのために古い建物の取り壊しが決定した。同年7月、全国から卒業生、旧教官などの有志が集まり「本館にさよならする会」が開かれ、その折にせめて玄関だけでも校庭の一隅に保存して欲しいという要望が提出され、翌年の美術学部教授会で校内保存が決定した。同47年に現在の地に移築されることが決定し、同48年9月に落成式が行われた。
撮影:椎木静寧
2009年5月
ワヤン
ワヤン
インドネシアのジャワ島やバリ島で行われる、伝統的な影絵芝居、ワヤン・クリの人形。ワヤン(Wayang)は「影」、クリ(Kulit)は「皮」を意味する。この人形は、水牛の皮製で、繊細な透かし彫り細工と着色が施されている。ワヤン・クリは、ダランと 呼ばれる人形使いの語りとガムランの演奏と共に行われる。観客は、スクリーンに投影された影でも、人形遣い側(人形の着色側)からでも、どちらの観賞も可能である。
(故小泉文夫氏(本学元教授)が中部ジャワにて購入。本学には1983年に遺族より寄贈。)
2009年4月
正木記念館
正木記念館
東京美術学校の第5代校長である、正木直彦の長年にわたる功労(校長32年間在任、帝国美術院院長、各博覧会審査官等)を記念するために建設された。近世和風様式の鉄筋コンクリート造で、内部1階には陳列ケースを置いていた。2階は正木校長の希望によって日本画を陳列するための書院造の和室が、当時の財界人等からの作品寄贈と、美術学校教官たちの担当によって設けられた。和室の展示室は、今日では大変珍しく、東京都内で唯一のものとなっている。
1階展示室は平櫛田中の作品その他を展示するスペースとして、不定期に公開されている。
撮影:椎木静寧
2009年3月
オルガン
オルガン
フランス古典期の様式をもつフランス製オルガン。
この時代の作品をオーセンティックに弾くことができるだけでなく、ドイツ・バロックのレパートリーにも対応できる。
3手鍵盤と足鍵盤、20ストップをもつ。
第3手鍵盤は“レシ・ド・コルネ”で中央の「ド」から上半分のみ。
1992年に設置された。
2009年2月
大学美術館陳列館
大学美術館陳列館
大学美術館の本館ができるまでは、芸術資料館のメイン・ギャラリーとして長く親しまれてきた展示室。1階は窓のある空間、2階はトップライトを生かした、高い天井を持つ空間で、それぞれの展示室の個性が際立っている。企画展開期中のみ公開。
撮影:椎木静寧
2009年1月
「計算の庭」
「計算の庭」
「計算の庭」には「+5」「+8」「-4」「×3」「×7」「÷2」と書かれたゲートと入口・出口の合計8基のゲートがある。鑑賞者は入口で数字の付いたカードを1つ選び、計算のゲートを通ってその数字を73にすると出口から出られる。例えば(10+5-4)×7-4=73という経路を構想してゲートを通っていくと、そのつど数字の変換が現実のものとなり、身体の中にあたかも自分が数字になって変換されていく表象が生まれる。
佐藤雅彦+桐山孝司
(映像研究科メディア映像専攻)
撮影:木奥恵三、写真提供:森美術館
2008年12月
エラールハープ
エラールハープ
エラール社はフランスのピアノおよびハープのメーカーで、創業者のセバスチャン・エラールは、ルイ16世やマリー・アントワネットなど王室を顧客とした優れたハープシコード、ピアノ製作者であり、ダブルアクション・ペダルハープの発明(1811年)によってハープの演奏能力を飛躍的に高めたことで知られる。
このハープは、東京音楽学校および東京芸術大学音楽学部で初代の専任ハープ教官を務めた阿部よしゑ氏が第二次大戦中に留学先のパリから持ち帰ったもので、1900年代初頭のものと推定されていおり、2008年、阿部よしゑ氏の最後の門下生で、本学音楽学部卒業生のハーピスト田中恭子氏より本学に寄贈された。
映画「ビルマの竪琴」(1956年、市川昆監督)では、安井昌二演じる水島上等兵の奏でる竪琴が、阿部よしゑ氏の演奏によりこのハープで収録された。
2008年11月
美術学部石膏室
美術学部石膏室
絵画棟1階の石膏室には、昭和10年にボストン美術館から寄贈された石膏像34点を中心に、ギリシア、ルネサンス期の彫刻から仏像まで幅広い時代・地域の石膏像が揃う。素描実習や立体造形、空間認識の研究のための教材として活用され、3mに及ぶ2体の大騎馬像、ドナテルロ作《ガッタメラータ将軍騎馬像》、ヴェロッキオ作《コレオーニ将軍騎馬像》など50余点が展示されている。
2008年10月
チンバッソ
チンバッソ
ヴァルブ・トロンボーンを改良した楽器で、ヴェルディやプッチーニ等のイタリア・オペラ作品に多く用いられる。本学所蔵のこのチンバッソは、J・モンケ社(ドイツ)と稲川教授が1999年に共同開発・改良した楽器で、水平式と垂直式の双方で演奏可能であり、音程調整可能なトリガーが付けられている。
2008年9月
「天水」
宮廻 正明(みやさこ まさあき)
1951 島根県生まれ
1979 東京芸術大学美術学部デザイン科卒業
1981 東京芸術大学大学院美術研究科保存修復技術修了
1995 東京芸術大学助教授、(’00〜)教授
2002 再興第87回院展内閣総理大臣賞受賞
2008年8月
「トウキョウソナタ」
黒沢 清(くろさわ きよし)
1955 神戸市生まれ
1980 立教大学社会学部卒業
大学在学中より映画制作に関わる
1997 映画美学校講師
2005 東京芸術大学大学院映像研究科映画専攻教授
2008 「トウキョウソナタ」カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞受賞
「トウキョウソナタ」 2008年9月、恵比寿ガーデンシネマ、シネカノン有楽町ほかにて公開
2008年7月
ラージャー・ジータール
ラージャー・ジータール
地域:日本
張り子の胴 胴表は木 全長112.0cm
1960年代にインドのシタールを模して作られた。電気増幅装置付き。
東京藝術大学所有
2008年6月
光−呼吸 #389 kamaiso
佐藤 時啓(さとう ときひろ)
1957 山形県生まれ
1981 東京芸術大学美術学部彫刻科卒業
1983 東京芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了
1997 第6回ハバナビエンナーレ参加(日本人として初)
1999 第9回バングラデシュビエンナーレ優秀賞
1999 東京芸術大学美術学部先端芸術表現科助教授('07〜准教授)
2008年5月
スクエア・ピアノ
スクエア・ピアノ
明治初頭にアメリカから輸入されたもの。日本の洋楽教育の黎明期に使用されていたと考えられている。著しく破損した状態で保管されていたが、2008年に復元修理された。
2008年4月
中村キース・ヘリング美術館
北川原 温(きたがわら あつし)
1951 長野県生まれ
1974 東京芸術大学美術学部建築科卒業
1977 東京芸術大学大学院美術研究科建築専攻修了
1982 北川原温建築都市研究所設立
2000 日本建築学会賞作品賞(ビッグパレットふくしま)
2001 東京芸術大学建築科助教授
2005〜 東京芸術大学建築科教授
2007 ケネス・F・ブラウン環太平洋文化建築賞大賞(岐阜県森林文化アカデミー)
2008 村野藤吾賞(中村キース・ヘリング美術館)
(写真:太田 拓実)
2008年3月
東京藝術大学創立120周年
2008年2月
東京音楽学校第1回定期演奏会再現コンサート
日時:2008年2月20日(水)、21日(木)
会場:旧東京音楽学校奏楽堂、東京芸術大学奏楽堂
2008年1月
創立120周年記念音楽祭
日時:2008年1月4日(金)、5日(土)、6日(日)
会場:東京芸術大学奏楽堂、旧東京音楽学校奏楽堂ほか
2007年12月
オペラ公演 岡倉天心作オペラ「白狐」−よみがえる日本のこころ−
トークセッション 天心とオペラ「白狐」−伝統文化と現代、日本と西洋の結び目−
日時:2007年12月8日(土)
会場:旧東京音楽学校奏楽堂
2007月11月
藝大アーツ イン 丸の内
会期:2007年11月9日(金)−11月11日(日)
会場:丸ビル
2007年10月
岡倉天心 −芸術教育の歩み−
会期:2007年10月4日(木)−11月18日(日)
会場:東京藝術大学大学美術館
2007月9月
藝大21 和楽の美 新曲「浦島」
会期:2007年9月13日(木)
2007年8月
芸大コレクション展
歌川広重《名所江戸百景》のすべて
会期: 2007年7月7日(土)−9月9日(日)
会場: 東京藝術大学大学美術館
2007年7月
第2回「企業のデザイン展」
JR東日本展−“鉄道のデザイン〜過去から現代・未来へ〜”
会期: 2007年7月3日(火)−7月17日(火)
会場: 大学美術館 陳列館
2007年6月
藝大21 アジア・躍動する音たち−日本・中国・韓国の組歌−
会期:2007年6月23日(土)
第1部 韓国の組歌 《歌曲(カゴク)》
第2部 山田流筝曲 江戸の組歌
第3部 ウイグルの組歌 《12ムカーム》より〈パンジガ・ムカーム〉
2007年5月
藝大プロジェクト‘07 〜グリーグ、シベリウス〜 レクチャー&コンサート
1. 2007年5月12日(土)
レクチャー:〜 グリーグにおける古いもの・新しいもの 〜 大束省三
コンサート:ヴァイオリン・ソナタ 第3番 作品45 ハ短調 他
2. 2007年5月19日(土)
レクチャー:〜 挫折と超克―シベリウスの1890年代― 〜 神部智
コンサート:フローレスタン 他
3. 2007年5月26日(土)
レクチャー:〜 イプセンとグリーグの『ペール・ギュント』〜 毛利三彌
コンサート:グリーグの歌曲 シベリウスの歌曲 他
4. 2007年6月9日(土)
レクチャー:〜 今日のフィンランドの音楽 〜 間宮芳生
コンサート:「弦楽四重奏曲」作品98 エーリク・ベリマン 他
2007年4月
「パリへ-洋画家たち百年の夢〜黒田清輝、藤島武二、藤田嗣治から現代まで〜」展
会期:4月19日(木)−6月10日(日)
会場:大学美術館
2007年3月
オルガン
オルガン
マルク・ガルニエ製作 1999年(フランス、ル・モン・ヴイヨー)
ドイツ・バロック音響様式を中心とし、ルネッサンスおよび19世紀以降の音響様式をかね備えた複合タイプの楽器。3手鍵盤と足鍵盤、76ストップをもつ。
第1手鍵盤:ハウプトヴェルク、ミーントーンヴェルク(ノブの操作で切りかえ可能)。
第2手鍵盤:クラインヴェルク。
第3手鍵盤:ブルストヴェルク、シュヴェルヴェルク(ノブの操作で切りかえ可能)。
東京芸術大学所有(1999年〜)
2007年2月
「NIPPONJIN」1994年
松下 計(まつした けい)
1961 横浜生まれ
1985 東京芸術大学美術学部デザイン科卒業
1987 東京芸術大学大学院美術研究科デザイン専攻(ビジュアルデザイン)修了
1990 松下計デザイン室設立
1997 日本グラフィックデザイナー協会新人賞受賞
2004 東京芸術大学美術学部デザイン科助教授
2007年1月
能面「中将」
能面「中将」
平家の公達の亡霊に用いる。
東京藝術大学所有(1981年〜)
2006年12月
「乾漆葉盤」 2002
増村紀一郎(ますむら きいちろう)
1941 東京都生まれ
1967 東京芸術大学美術学部工芸科卒業
1969 東京芸術大学大学院美術研究科漆芸専攻修了
1971〜82 東京芸術大学非常勤講師 ’82助手 ’86講師 ’90助教授
1997 東京芸術大学美術学部教授 美術学部評議員
2002 紫綬褒章受章
2006年11月
ウード
ウード
木製胴 全長85.7cm 胴表に透彫りをした響孔3
東京藝術大学所有
(故小泉文夫氏(本学元教授)が1964年にエジプトにて購入。本学には1983年に遺族から寄贈された)
2006年10月
「Tamashigi」
関 出(せき いずる)
1948 神奈川県生まれ
1972 東京芸術大学美術学部日本画専攻卒業
1974 東京芸術大学大学院美術研究科(日本画)修士課程修了
1983 東京芸術大学美術学部絵画科(日本画)講師、'94助教授
1994〜95 日航財団派遣在外研修員(スイス・ベルン)
2001〜 東京芸術大学美術学部絵画科教授
2006年9月
2006年8月
「時をみつめて」 1977
山本正道(やまもと まさみち)
1941 京都市生まれ
1965 東京芸術大学美術学部彫刻科卒業
1967 東京芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了
1968〜71 イタリア政府給費留学生としてローマ美術学校、P・ファッツィーニ教室で学ぶ
1978〜79 フルブライト芸術部門交換研究員として渡米
1980 東京芸術大学美術学部彫刻科講師、’86助教授
1995〜 東京芸術大学美術学部彫刻科教授
2006年7月
ストラディバリウス
ストラディバリウス
ストラディバリウス 「Ex-Park」 1717年製
東京藝術大学所有(1964年〜)
2006年6月
「通り過ぎた風景」 キャンバスに油彩 2001
櫃田伸也(ひつだ のぶや)
1964 東京芸術大学美術学部油画専攻卒業 ’66同大学院修了(同大非常勤助手として’69迄勤務)
1970〜71 NHK美術部デザイナーとして勤務
1975〜2001/9 愛知県立芸術大学勤務('96 教授)
1979〜80 文化庁芸術家在外研修(パリ)
1990 文部省在外研修員(ニューヨーク・パリ)
2001/10〜 東京芸術大学美術学部油画研究室 教授
















