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グローバルアートプラクティス専攻

グローバルアートプラクティス専攻

◆専攻概要

 2016 年4月から大学院美術研究科修士課程において、グローバルアートプラクティス(GAP)専攻を新設しました。GAP 専攻は、グローバルな文脈で現代アートの社会実践を志向する研究と人材育成を目的とする専攻です。本専攻は、国境を越えてオルタナティブなネットワークや相互の社会関係を拡大するものです。国際的に活躍するアーティストや世界のトップクラスの専門家の指導による本専攻は、大学院生がアーティストや研究者として指導的な役割を果たせるようになることを目指し、授業を主に英語で行い、柔軟に構成された革新的なプログラムを開設します。

>> グローバルアートプラクティス専攻 公式Webサイト

◆カリキュラム

1 . アート・プラクティス

グローバルアート共同プロジェクト
 世界最高峰の美術系大学と本専攻の教員と学生がユニットを構成して共同カリキュラムの授業を実施し、日本と相手国において実技授業を開講します。授業は原則として英語で行われます。
2016-2018年のグローバルアート共同プロジェクトはロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校(CSM)、パリ国立高等美術学校(BAP)と実施。それぞれのテーマのもとで講義、リサーチ、ワークショップ、制作、発表等をおこないます。これらのグローバルアート共同プロジェクトのプロセスや結果は、リアルタイムでグローバルアートプラクティス専攻 公式Webサイトに公開します。

2017-ロンドンユニット
フォークストン・トリエンナーレ関連企画フォークストン・フリンジにて「複雑なトポグラフィー:パビリオン」展を開催
複雑なトポグラフィー 

2017-パリユニット
TOKYO数寄フェスティバルにて東京・谷中地域内での「The Whole and The Part – 全体と部分-」展を開催
全体と部分 | THE WHOLE AND THE PART 

2016-ロンドンユニット
「瀬戸内国際芸術祭2016」の一環として、特別名勝 栗林公園(香川県)にて「複雑なトポグラフィー――動態と変化」展を開催
複雑なトポグラフィー――動態と変化

2016-パリユニット
シャンボール城(世界遺産「シュリー=シュル=ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷」シャンボール国立公園内、フランス)にて、「インヴィジブル:二重螺旋のあいだ」展を開催
インヴィジブル:二重螺旋のあいだ

GAPゼミ
 GAP教員によるゼミ活動を実施します。それぞれの専門的知見から通年あるいは集中講義の授業を開講しています。
 2018年度新しく開講した「藤原ゼミ | 手を使って考える」は2017年度までのGAP演習(木工芸、漆、染色、彫刻、和紙、ガラス、金工、パフォーマンス等の演習)を踏襲し、造形素材に対する知識と技法の習得を通して、造形における素材と技法の意味の探求します。独自の近代化を経た日本で本学が培った美術諸領域の伝統と技術のダイナミズムを横断的に学ぶ演習です。実技を通じて近代化と伝統を熟考し批評的洞察に導きます。

修了制作・研究
 修士2年次は、1年間を通して修了に向けた作品制作やエッセイ、および論文の執筆に取り組みます。学生自ら目標を設定し、それを達成し、修士号の資格に相応しいレベルの成果物を発表します。

2017年度 卒業・修了作品展
TUA・GAP Graduation Show 2018

2 . アートコミュニケーション

 海外の連携校との交流や共同制作をする際に必要なコミュニケーション能力を養うことを目的とした授業。学生のレベルに合わせて英語の語学力向上を図るだけでなく、英語でのポートフォリオや自己紹介の準備、現代アート史上重要なアート・セオリーを題材としたリーディング、ディスカッションなどを行うことで、アーティストとして世界を舞台に活動するために必要なコミュニケーション能力とは何か、それぞれの方法を見つけることを目指します。

3 . 社会実践論

 現代アートの世界をリードするトップクラスの専門家をゲスト講師として海外から招聘し、グローバルな文脈で現代アートの社会実践における重要な問題を取り上げるセミナー形式の授業、講演会ならびにフォーラム等を開催します。また、招聘した教授から直接個人指導をうけることができます。
 グローバルな文脈について多面的に理解を深めることで、他者の考えや感情を共有できる基盤をつくります。それらのプロセスを通じて、学生が互いに個性を尊重しながら、討議や発表など活動の場を展開できる能力を育てます。

【2016年度招聘講師陣】
マレック・バルテリック (美術評論家・美術史家・詩人)
ホウ・ハンルー (キュレーター)
イ・ヨンウ (芸術理論家・キュレーター)
ワン・フィ(思想家)

【2017年度招聘講師陣】
アルフレッド・ジャー (アーティスト・建築家・映像作家)
ギム・ホンソック (アーティスト)
シュッタブラタ・セングプタ (アーティスト・キュレーター)

【2018年度招聘講師陣】
チャン・ヨンへ重工業(アーティスト)
ソン・ドン(アーティスト):予定

4 . GAP古美術研究旅行

 長い歴史をもつ京都と奈良への古美術研究旅行は 、本学の伝統的なカリキュラム のひとつです。事前の授業で建築や仏像など日本の古美術について学び、現地では、普段は入れない内陣に入れていただいての拝観や建築・庭園めぐりなどを行います。細かな部分の観察を含めて、単なる鑑賞を超えた密度の高い経験をつむ研究旅行です。

5 . 日本アート概論

 絵画 、彫刻 、工芸 、デザイン等における日本に特有の側面を、各領域の第一線の研究者である本学教員による特別講義として展開します。選択科目として受講することができます。

指導教員

教育科目