• ■理念


    日本絵画の素材と技法は、千数百年前、主に仏教絵画を通して大陸から伝えられ、日本で独自の発展を遂げました。土壁、麻、絹、紙、板などの上に、にかわを接着剤として、天然の岩石、土、貝殻、昆虫、植物などから作った絵具で描く伝統的な素材と技法は、中国大陸でも朝鮮半島でも伝えられておらず、今日では日本だけに継承されている貴重な絵画様式となっています。

    本研究室の修士課程では、古典絵画の模写と修復を通して伝統技法を習得し、さらに博士課程では、自然科学や美術史などの分野をふまえた古典技法の解明や、図像の復元研究を行っています。このようなカリキュラムのもと、日本画の修復や保存に関する分野で将来の指導者となる人材の育成を目指しています。