所蔵資料の利用規定(学外むけ) 当資料室のすべての所蔵資料は、原則として学術的な研究目的と、啓蒙的な意義のある活動(営利を目的としないもの)に供されることを前提としています。また利用方法については、学外への資料の貸出や複写は原則として行わず、当室での観覧、閲覧に限らせていただいております。ただし、上記の目的にかなうと判断される場合は、下記のように学外貸出・複写をおこなう可能性があります。
- 1.楽器関連
2.録音・録画資料関連
3.図書関連
4.お問い合わせ先
- 1.楽器関連
1−1 貸出
諸資料のなかでも、楽器はとりわけ温度と湿度の変化に敏感であり、保管上の問題が大きいため、学外への貸出は原則として行わない方針ですが、例外的に上記の目的にかなうと判断された場合のみ、貸出を行ってきました。放送出版業界で教育関連事業に関わる場合も、本質的に営利目的を持つ場合は、貸出をお断りしています。
貸出を希望する機関の代表者あるいは催しの主催者は、下記1−2の内容を充たした申請書を、当資料室長の植村幸生(うえむらゆきお)あてにご提出ください。これをもとに、内容が妥当であると室長が判断させていただいた場合のみ、貸出を行います。
1−2 申請書の必要記載事項
1)催しの趣旨、楽器展示の必要性
2)借用を希望する楽器名
3)展示場所
4)借用期間(展示期間も併記)
5)使用中の保管方法
6)楽器の輸送方法
7)機関名と代表者あるいは主催者名
8)万一損傷、紛失した場合の弁償方法(保険の扱いを含む)
9)担当者の氏名と連絡先
1−3 写真撮影ほか
このほか、目録や報告書の作成のために、あらたに楽器撮影を行ったり、当室所蔵のポジを借用したい場合は、次のような手続きが別途に必要です。
1)写真撮影やビデオ撮影をする場合
室長あてに目的と楽器名、写真撮影やビデオ撮影などの細目を記した申請書をお出しいただき、記載目的のほかには一切使用しない一条をつけ加えて下さい。この内容を確認し、室長から了承があれば撮影ができます。
ただし、当室の楽器はすべて国有財産であるため、その撮影には撮影料がかかり、これは国庫に収められます。室長の許可がおりたら、学部長あてに同様の撮影申請をお出しください。会計係が具体的な手続きを行います。なお撮影料の規定については、当資料室はいっさい関与しておりませんので、音楽学部会計係と直接連絡をとって交渉してください。
2)当室所蔵のポジを使用したい場合
ポジの貸出も、原則として研究用か非営利目的の事業に限ります。
まず、1)と同様の申請書を室長あてに提出してください。許可があればお貸しできます。この場合は、オリジナル紛失を防ぐために複製を作成し、貸し出すことになります。ただし複製料金を借用希望者にご負担いただき、なおかつ使用後は返却していただかねばなりません。
なお、ポジ借用の申請は学部長あてにも提出し、会計を通じて複製料を国庫にお支払ください。
上記1)2)いずれの場合も、刊行物の写真には、「東京藝術大学音楽学部小泉文夫記念資料室所蔵」と出典を明記してください。
1−4 当室所蔵楽器カタログからの写真転載
『東京藝術大学音楽学部小泉文夫記念資料室所蔵楽器目録』から転載を希望される場合は、その旨を室長あて書面であらかじめお断りいただきたいと思います。転載を予定する刊行物の内容もあわせてお知らせください。
この場合は、上記のような会計上の手続きは一切要りません。ただし、転載された刊行物の該当個所に、写真の出典として「東京藝術大学小泉文夫記念資料室蔵」と明記してください。また当資料室は関連資料を収集していますので、出版後に一部をご寄贈いただければ幸いです。
2.録音・録画資料関連
当室が所蔵する録音・録画資料の複製は、研究を目的とする場合に限られます。また複製できるのは、故小泉教授のオリジナル録音・録画資料のみであり、同教授の出演した放送番組の記録や市販レコード、テープ、フィルム等はこの範囲ではありません。
また、録音・録画資料の公開にあたっては、プライヴァシー保護の問題がからむため、社会的にも慎重な配慮が求められるようになりました。当室ではこうした状況に鑑み、安易に資料の複製を認めない方針です。
複製を希望される場合は、ご氏名、ご住所、ご所属、複製を必要とする資料内容、研究目的を明記のうえ、資料室あて申請してください。複製の可否を室長が検討させていただきます。また複製許可がおりた場合は、下記の諸項目を遵守していただくようお願いしています。
1)該当複製資料は研究以外の目的には使用せず、また第三者への複製を行わない。
2)該当資料をもとにした研究結果の公開にさきだち、情報提供者ならびに遺族にたいして、該当資料についてその検討結果を公開することに同意するか否かを、あらかじめ確認する。
3)該当資料をもとにした研究結果の公開にさきだち、情報提供者ならびに遺族にたいして、複製資料は研究以外の目的には使用せず、また第三者への複製を行わない旨を確認すること。また同様の主旨を、資料を公表する刊行物においても明記する。
3.図書関連
3−1 貸出
当資料室の図書は、すべて東京藝術大学附属図書館の所蔵資料として登録されており、学内では他の研究室への配架図書と同等の扱いをうけています。同館の規定により、各研究室の配架図書は学外への貸出を一切していません。したがって、図書資料はすべて当室での閲覧に限られます。
3−2 複写
当室自体は図書資料の複写サービスを行っていませんが、ご所属の大学や研究機関の図書館から藝大図書館の情報サービス係宛に相互協力サービスを申し込んでいただいた場合は、原則として複写できます。複写の規定については、藝大図書館あてお問い合わせください。
東京藝術大学附属図書館情報サービス係
電話 03−5525−2428(ダイヤル・イン)
ただし、複写資料(一部の声明巻子本など)の再複写は認められません。また、資料によっては紙の劣化が進んでおり、複写できない場合もありますので、ご了承ください。
4.お問い合わせ先
〒110−8714 東京都台東区上野公園12−8
東京藝術大学音楽学部小泉文夫記念資料室
電話 050−5525−2381(ダイヤル・イン)
FAX 050−5525−2509(音楽学部庶務係内)
E-mail ← *を@に変更してください。
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