[のう]『西王母[せいおうぼ]』のあらすじ

    むかし中国[ちゅうごく]の漢[かん]という国[くに]に武[ぶ]という皇帝[こうてい]がいました。
    家来[けらい]や国[くに]の人[ひと]たちを大事[だいじ]にしたので、西王母[せいおうぼ]という仙女[せんにょ]が、皇帝[こうてい]をたたえて、3千年[さんぜんねん]に1度[ど]しか実[み]のならない桃[もも]を、特別[とくべつ]にプレゼントしに天[てん]から降[お]りてきました。
    皇帝[こうてい]はおお喜[よろこ]び。皆[みな]を集[あつ]めてお酒[さけ]を飲[の]み、ごちそうを食[た]べていい気分[きぶん]です。
    その途中[とちゅう]で西王母[せいおうぼ]が美[うつく]しく舞[ま]いましたが、いつの間[ま]にか天[てん]に昇[のぼ]って消[き]えてしまいました。