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予告

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「Seize the Uncertain Day - ふたしかなその日」展
会期: 2017年3月18日(土) - 4月5日(水)
午前10時-午後6時 (入館は閉館の30分前まで)
会場: 東京藝術大学大学美術館 陳列館1階、2階
休館日: 月曜日 ※ただし、3月20日(月・祝)は開館し、翌3月21日(火)は休館
観覧料: 無料
主催: 東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻
特別協賛: 一般社団法人 カルチャー・ヴィジョン・ジャパン

甚大な被害をもたらす震災や多くの難民を生み出す紛争などが絶えない不安定な社会状況の中で、写真や映像などのドキュメンタリーが今までとは異なる仕方で意味を持ち始めています。アイデンティティの検証、あるいは他者との体験の共有は、これまでフィクションや神話を媒介として行われてきましたが、昨今の想像を超えた現実の前にそれらは急速に力を失い、ドキュメンタリーがその代役を果たすようになりました。しかし、ここで立ち現れてきたドキュメンタリーは、報道やレポートといった中立的な記録とは異なり、極めて私的なパースペクティヴから世界を映し出すものです。近年、このような「極私的ドキュメンタリー」が、感情や心理の深いレべルでの新しいコミュニケーションを可能にするナラティヴのありかたとして機能しはじめています。
本展タイトルは、「Seize the day(いまを生きろ)」という慣用句に「uncertain(ふたしかな)」を付加したものです。経済成長が低迷し、安全神話が崩れ去ったいま、<そこにあるふたしかな日をそれでも生きる>というしなやかで力強い姿勢が模索されています。 大阪万博か?開催された1970 年、多木浩二や中平卓馬らは、『まずたしからしさの世界をすてろ』という挑発的なタイトルの写真集を発表します。同書において、彼らは客観的に世界を切り取ることを捨て、一瞬一瞬変わり続けるリアリティを皮膚感覚として捉えようとしました。そして同時代には、自らを「極私的写真家」と名付け、アレ・ブレ・ボケの世界を提示した森山大道、私的なアルバムを作品集として世に出した荒木経惟が活躍し始めました。かつて「たしからしさ」に別れを告げ、世界に対する自身のありようを映し出した中平卓馬、森山大道、荒木経惟の作品に見られる「極私的ドキュメンタリー」の手法は、現在のふたしかな世界でも参照点となるでしょう。
本展では、70年前後にスタイルを確立した彼らの作品群と、現在の不安定な社会状況に直面しながら制作している若手作家たちの写真や映像、ドローイングを一堂に展示し、たしかさに依拠することなくつくりだされる「ふたしかさ」の上に成り立つ世界を提示します。「ふたしかなその日」を通して鑑賞者は、流れゆく時代のなかで確かに受け継がれつつも揺れ動く「ふたしかさ」の息遣いを体感することになるでしょう。

問い合わせ: ハローダイヤル 03-5777-8600
展覧会公式サイト: http://seize-the-uncertain-day.tumblr.com
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予告

雪村

特別展 「雪村−奇想の誕生−」

会期: 2017年3月28日(火)- 5月21日(日)
午前10時 - 午後5時(入館は午後4時30分まで)
※会期中、作品の展示替えがございます。
休館日: 月曜日(ただし、5月1日は開館)
会場: 東京藝術大学大学美術館 本館 展示室1、2、3、4
観覧料: 一般1600円(1400円)、大学1200円(1000円)、高校生900円(700円)
中学生以下は無料
* ( )は前売券及び20名以上の団体料金(※前売券は2017年1月中旬から販売予定)
* 団体観覧者20名につき1名の引率者は無料
* 障がい者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料

前売り券情報はこちら→http://sesson2017.jp/ticket.html

主催: 東京藝術大学、読売新聞社
協賛: 日本写真印刷
協力: 日本航空
後援: TBSラジオ

首の骨が折れるくらいに仰ぎ見る顔から、斜め上に向かってピンと伸びる長いヒゲ。足元を見れば、ギョロッとした目つきの龍。「呂洞賓図(りょどうひんず)」に描かれる場面は、何から何までありえません。
この作品を描いたのは、戦国時代の画僧、雪村周継(せっそんしゅうけい)です。武将の子として生まれながら出家して画業に専心した雪村は、故郷である茨城や福島、神奈川など東国各地を活躍の場としました。その生涯は未だ謎に包まれていますが、ひときわ革新的で、また人間味あふれる温かな水墨画を描き続けた、ということだけは確かです。雪村の作品は江戸時代の尾形光琳らを魅了し、狩野芳崖ら近代の画家たちへと受容されたのでした。
この展覧会は、雪村の主要作品約100件と関連作品約30件で構成される最大規模の回顧展です。
雪村の「奇想」はどのようにして生まれたのか、その全貌に迫ります。

問い合わせ: ハローダイヤル03-5777-8600
公式サイト: http://sesson2017.jp
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