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The Wonder Box
−ユニヴァーシティ・ミュージアム合同展−
会期: 2006年11月4日(土)-12月17日(日)
月曜休館
午前10時〜午後5時(入館は閉館の30分前まで)
会場: 東京藝術大学大学美術館

 今日の我が国では、博物館、美術館などが整備されて充実してきましたが、その一方で、全国の国立大学法人にも、 研究や教育のために収集された博物資料、学術資料、芸術資料など、豊富な資料が収蔵されています。これらは一般にはあまり知られていませんが、現在の学術研究の一端を担う貴重なものばかりです。これらの資料を大学内だけで活用するだけではなく、 広く一般にも公開して社会の文化資源にしていこうという理念のもとに、各大学にユニヴァーシティ・ミュージアムが設立されつつあります。
 今回の展覧会は、全国25の大学や機関から、これぞという一点を東京藝術大学大学美術館に集める、 ユニヴァーシティ・ミュージアムの共同企画です。最初の実験的な小規模な企画ですが、絶滅してしまった動物の剥製、生薬の標本、実験用具、 絵画作品などが一堂に会するバラエティに富んだ内容で、それぞれの大学の個性が感じられ、今後の展開が期待される新機軸の展覧会といえましょう。

【出品作品】
「ニッポノサウルス・サハリネンシス」北海道大学総合博物館蔵
「ヤマゲラ」「オオジシギ」北海道大学北方生物圏フィールド科学センター植物園・博物館蔵
「馬の腸石」「馬の耳小骨」「牛タイプ標本」「馬の年齢鑑別用歯牙標本」岩手大学ミュージアム蔵
「山内ピッケル」「金研刀」「山内東一郎作 鉱石ハンマー」東北大学総合学術博物館蔵
椿貞雄「菊子遊戯之図」山形大学附属博物館蔵
「東京大学初代総理加藤弘之像」東京大学総合研究博物館蔵
伝狩野永徳「松鷹図屏風」東京藝術大学大学美術館蔵
「田上隕石」国立科学博物館蔵
「佐渡金山圖會」新潟大学旭町学術資料展示館蔵
「生命系を紡ぐ山岳」信州大学自然誌科学館準備委員会蔵
「現代に生きる伝統薬物の知恵」富山大学和漢医薬学総合研究所民族薬物資料館蔵
「石造遺物(塔身)」金沢大学資料館蔵
「アイコノスコープ」静岡大学キャンパスミュージアム蔵
「樹齢950年の木曽檜輪切り標本」名古屋大学博物館蔵
「自動ヘリオスタット」京都大学総合博物館蔵
「タンパク質構造の日本初のX線結晶解析」大阪大学総合学術博物館蔵
「ワヤン関係資料」国立民族学博物館蔵
「ニホンアシカ剥製標本」島根大学ミュージアム蔵
「身幹儀(星野木骨)」(レプリカ)広島大学医学部医学資料館蔵
「角筆・角筆文献関係資料」広島大学総合博物館蔵
「会話する足跡―香川大学農学部遺跡」香川大学博物館蔵
「渡来的形質の拡散を示す古人骨資料群」九州大学総合研究博物館蔵
「屋久杉の円盤」「飫肥杉の円盤」宮崎大学農学部附属農業博物館蔵
「火山灰・火砕流堆積物の重なり」鹿児島大学総合研究博物館蔵
「イリオモテヤマネコ関係資料」琉球大学資料館(風樹館)蔵

主催: 東京藝術大学
後援: 国立大学博物館等協議会
観覧料: 一般500円(400円)、高校・大学生200円(100円)、中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金(団体観覧者20名につき1名の引率者は無料)
※障害手帳をお持ちの方とその介護者各1名は無料
<問い合わせ>
ハローダイヤル:03-5777-8600
-> プレスリリース(PDF形式)
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