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国宝 源氏物語絵巻に挑む
―東京藝術大学 現状模写―
会期: 2011年9月9日(金)- 9月25日(日)
休館日 9月12日(月)、20日(火)
午前10時―午後5時(入館は午後4時30分まで)
会場: 東京藝術大学大学美術館 展示室1・2
観覧料: 一般500(400)円 学生300(200)円(中学生以下は無料)
* ( )は20名以上の団体料金
* 団体観覧者20名につき1名の引率者は無料
* 障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
主催: 東京藝術大学
東京新聞
共催: 徳川美術館
後援: 台東区
台東区教育委員会
(公財)文化財保護・芸術研究助成財団
協賛: 東京藝術大学美術学部杜の会
協力: 五島美術館
(株)東京美術倶楽部
宮田亮平学長学術研究基金
助成: AJOSC 全日本社会貢献団体機構 AJOSC 全日本社会貢献団体機構
NOMURA 野村財団
 藝大フレンズ賛助金


   東京藝術大学では横山大観在学時より、絵画技法習得の一環として古典研究模写を行っています。その伝統は現在も続いており、平成15年度より正規カリキュラムとして7年間にわたり徳川美術館、五島美術館所蔵の国宝「源氏物語絵巻」の現状模写に取り組んできました。修了制作の一環として修士課程に在籍する大学院生が参加したほか、現在新進気鋭の画家として活躍する卒業生達も含む56人が手がけ、それらの作品が東京藝術大学、徳川美術館、五島美術館にそれぞれ収蔵されました。

   現状模写は、文字通り、作品の現在の状況を目に見える通りに写すことを目的としています。美しいかな文字と多彩な装飾から成る詞書と用いられた絵具や剥落の状況がそれぞれに異なる絵は、各場面ごとに複雑な様相を見せています。「現状模写」の手法には、定められた解答はありません。制作者一人一人が、自らの創意工夫によって表現を考え、色彩を選びながら完成させた作品は、平安時代の絵師が描いた「源氏物語絵巻」の美の神髄に、現代の若き日本画家達が挑戦した成果なのです。

   本展覧会は、東京藝術大学が行った「源氏物語絵巻」現状模写の全てを一挙公開する初めての機会となります。あわせて、例年一場面のみの公開に限定している徳川美術館蔵の国宝「源氏物語絵巻」のうち「柏木(一)」「宿木(三)」の全場面を特別公開します。

展示内容:

国宝「源氏物語絵巻」徳川美術館蔵 5面
「柏木(一) 詞書(第一紙、第二紙、第三紙) 絵」「宿木(三) 詞書(第一紙) 絵」

現状模写 112点
(東京藝術大学蔵、徳川美術館蔵、五島美術館蔵)

会期中の催し物: ギャラリートーク 9月10日(土)、11日(日)、24日(土)、25日(日)
名古屋会場: 徳川美術館 11月12日(土)〜12月11日(日)
国宝「源氏物語絵巻」「柏木(三)」「宿木(一)」「東屋(二)」を特別公開いたします。
そのほか、一部展示作品が異なります。
問い合わせ: ハローダイヤル:03-5777-8600
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