藝大コレクション展 2019 |
会期
第1期:2019年4月6日(土) - 5月6日(月・休)
第2期:2019年5月14日(火) - 6月16日(日)
※ 大幅な展示替えがございます。
午前10時 - 午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日
月曜日(ただし、4月29日、5月6日は開館)
会場
東京藝術大学大学美術館 本館 展示室1
観覧料
一般430円(320円)、大学生110円(60円)、高校生以下及び18歳未満は無料
※ ( )は20名以上の団体料金
※ 団体観覧者20名につき1名の引率者は無料
※ 障がい者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料
主催
東京藝術大学
助成
藝大フレンズ賛助金
藝大コレクションは、古美術、絵画、彫刻、工芸、デザイン、建築のほか、考古、写真、音楽資料までを含むヴァリエーション豊かなコレクションであり、その総数は約3万件にのぼろうとしています。その原点は東京美術学校創立以前にさかのぼります。岡倉天心ら当時の学校関係者は参考美術品や学校関連作品の収集をミッションとしました。それにより、美校には優れた古美術や近代美術の作品が大量に収集され、学生はそれらを参考品として活用することが出来ました。同時に、ここで学び育った学生の作品群も教育成果として現在も収集され続けています。このため、藝大コレクションは美校/藝大というフィルターから見た日本近代美術史・美術教育史の記録という側面も持っています。
今年の藝大コレクション展では、名品を紹介するとともに、美校/藝大が所蔵していながら注目されなかった作品・資料に焦点を当てます。
「池大雅《富士十二景図》全点展示」(第1期:4月6日 - 5月6日)は、長らくその存在が不明だった12幅中、最後の一幅が本学に収蔵されたことを記念する展示で、全幅が揃う貴重な機会です。「《起立工商会社工芸図案》」(第2期:5月14日 - 6月16日)は、近代工芸史上重要でありながら展示する機会が少なかった図案を、最新の調査結果とともにご覧頂きます。
「イギリスに学んだ画家たち」(通期)、「東京美術学校日本画科の風景画」(第2期)は調査研究によって確認された成果を反映した特集です。ともに藝大コレクション展ではこれまで注目されてこなかったテーマであり、前者はフランス美術の影響が注目されてきた明治・大正期の西洋画について、イギリス美術の影響を見直します。後者については、日本画科の教員・学生による風景表現を比較しつつ、同時代の画壇との結びつきを提示しています。
収蔵作品についての研究を継続することは、博物館/美術館の基礎となる活動です。この展示では、藝大コレクションの新たな側面を味わって頂けることと存じます。
主要出品作品(第1期)
・ 《絵因果経》 奈良時代
・ 池大雅 《富士十二景図》 (全12幅) 江戸時代
・ 狩野芳崖 《悲母観音》 明治21年(1888)
・ 西郷狐月 《春暖》 明治30年(1897)
・ 高橋由一 《鮭》 明治10年頃(c.1877)
・ 黒田清輝 《婦人像(厨房)》 明治25年(1892)
・ 原撫松 《裸婦》 明治39年(1906)
出品リスト(PDF)
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問い合わせ
ハローダイヤル 03-5777-8600
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