美学の体系的概説
佐々木健一『美学辞典』(東京大学出版会, 1995)を教科書として用いる。
授業の目的は、美と芸術についての基本的知識の習得と、基本的問題についての思考能力の養成である。
その方法は、上記の教科書の各節ごとに私がコメントを述べたあと、そこに含まれる問題を提示し、授業参加者にその問題を考えてもらうというものである。
進度は、教科書の一つの章を一回の授業にあてることを原則とする。
各章の内容は以下の通り。
基礎的な諸概念
- 1. 美学
- 2. 美
- 3. 自然美
- 4. 芸術
生産に関する諸概念
- 5. 模倣
- 6. 表現
- 7. 即興
- 8. 図式
- 9. 想像力
- 10. 天才
- 11. 創造/創造性
対象に関する概念
- 12. かたち
- 13. 修辞的文彩
- 14. 様式
- 15. 象徴
- 16. 作品
- 17. 美的質/美的範疇
- 18. 価値
消費と再生産に関する諸概念
- 19. 美的態度
- 20. 趣味
- 21. 美的判断
- 22. 解釈
- 23. 批評
- 24. 美的体験
- 25. コミュニケーション