日本[にっぽん]

篳篥[ひちりき]のいろいろな部分[ぶぶん]


  • [かん] : 竹[たけ]でつくる。
    指孔[ゆびあな]は前[まえ]に7つ、裏[うら]に2つある。うねうね模様[もよう]は、樺[かば]の木[き]の繊維[せんい]を巻[ま]いた上[うえ]に漆[うるし]をかけたもの。こうやって管[かん]を丈夫[じょうぶ]にしてあるんだ。
  • [ぜつ] : 葦[あし]でつくるリード。

    [ふ]くときに管[かん]にさしこむよ。
  • [せめ] : 籐[とう]の皮[かわ]でつくる。

    [ぜつ]が広[ひろ]がりすぎないように
    つけてあるんだ。
  • [かん] : 舌[ぜつ]の帽子[ぼうし]みたいなもの。
    [ふ]かないときに舌[ぜつ]を守[まも]るためにつけておくよ。
  • 図紙[ずがみ] : 舌[ぜつ] の下[した] のほうに巻[ま] いてある和紙[わし]
    図紙[ずがみ]があると、舌[ぜつ]を管[かん]に差[さ]し込[こ]むときにグラグラ動[うご]かないんだ。