日本[にっぽん]

能管[のうかん](能楽[のうがく])のいろいろな部分[ぶぶん]



  • ① 能管[のうかん]の頭[かしら]
    頭端[とうたん]には、金属[きんぞく]でできた頭金[かしらがね]がはめ込[こ]まれているよ。


  • ② 能管[のうかん]の歌口[うたぐち]
    歌口[うたぐち]のすぐ上[うえ](頭側[かしらがわ])は、密蝋[みつろう]でふさぐんだ。黄土色[おうどいろ]に見[み]えるのが蜜蝋[みつろう]だよ。
    その奥[おく]には重[おも]し用[よう]の鉛[なまり]が入[はい]っているんだ。鉛[なまり]を止[と]める役目[やくめ]もしているんだね。

    演奏家[えんそうか]は、良[よ]い音[おと]を出[だ]すために、自分[じぶん]で密蝋[みつろう]の調整[ちょうせい]をしているよ。

     密蝋[みつろう]


  • ③ 能管[のうかん]の喉[のど]
    歌口[うたぐち]と指孔[ゆびあな]の間[あいだ]には別[べつ]の管[くだ]をはめ込[こ]むんだ。
    これを喉[のど]というよ。