トルコ

トルコの国旗[こっき]

これがトルコの国旗[こっき]だよ。



[あか]に、三日月[みかづき]と星[ほし]が描[えが]かれているね。「新月旗[しんげつき]」や「三日月旗[みかづきき]」と呼[よ]ばれるんだ。この旗[はた]にはいろいろな意味[いみ]が込められているんだ。赤[あか]は昔[むかし]からオスマン朝[ちょう]の色[いろ]であるとか、月[つき]と星[ほし]は民族[みんぞく]の進歩[しんぽ]と国家[こっか]の独立[どくりつ]を表[あらわ]すんだとか言[い]われることもあるよ。トルコ革命[かくめい]の指導者[しどうしゃ]で初代大統領[しょだいだいとうりょう]のケマル・アタテュルクが、トルコ革命[かくめい]での勝利[しょうり]の夜[よる]に、サカルヤの岩山[いわやま]で流[なが]された血[ち]の海[うみ]に、三日月[みかづき]と星[ほし]が映[うつ]って見[み]えたとも言[い]われるし、ね。
砂漠[さばく]の多[おお]い地域[ちいき]では、灼熱[しゃくねつ]の太陽[たいよう]よりも優[やさ]しい月[つき]の光[ひかり]のほうに、しかも明[あか]るく輝[かが]く満月[まんげつ]よりも三日月[みかづき]のほうに、親[した]しみが持[も]たれたようだね。