胴の背面は寄木で膨らみをもつ. 棹から胴にかけて指板が置かれ,フレットはない. 響板は単一平面ではなく,下半部でわずかに折れ目があり,そのすぐ上に緒止を兼ねる駒がある. 上半部には楕円形の響孔と,中央部に義甲板がある. 4個の糸巻きはギヤを用いる. 奏者は膝を組むか右足を台に乗せ,右膝上に楽器の胴を置き,横に抱える. 右手に持ったピックで弾くが,トレモロ奏法がよく用いられる. 鈴木ヴァイオリン製(名古屋)No.1.
[英語版]