日本[にっぽん]

尺八[しゃくはち]のふきかた

尺八[しゃくはち]の音[おと]は、ユラユラゆれたり、強[つよ]さが急[きゅう]にかわったり、高[たか]さのちがう音[おと]をいったりきたりする。いろんな音色[ねいろ]がだせるのが、尺八[しゃくはち]のスゴイところ。
じゃあ、どんなふきかたがあるかな?

[ゆび]だけで

  • [ゆ]:孔[あな]を押[お]さえている指[ゆび]をすばやく動[うごか]して音[おと]をくぎる。 琴古流[きんこりゅう]]では、"押[お]す"とか"押し"とよぶんだ。
  • [う]つ、打[う]:あいている孔[あな]を、すばやくたたいて音[おと]をくぎる
  • もみ手[て]:ドレやレミとゆっくりふいてから、レミレドやミソミレというかざりのメロディーをだんだん速[はや]くふく。都山流[とざんりゅう]]だけのふきかた。
  • [おと]:音[おと]を揺[ゆ]りながら、だんだん速[はや]く、細[こま]かくふく。
  • [きざ]:音[おと]をだしてから細[こま]かく"揺[ゆ]る"。

あごをうごかして

  • メリ:あごを手前[てまえ]にひいて、音[おと]をさげる。漢字[かんじ]では"沈[め]り"とかくよ。
  • カリ:あごを向[む]こうに出[だ]して、音[おと]をあげる。漢字[かんじ]では"浮[か]り"とかくよ。
  • メリから半音[はんおん]:メリと指[ゆび]のうごきを組[く]み合[あ]わせて、もとの音[おと]から半音[はんおん]ずつ2かい音[おと]をひくくする。 琴古流[きんこりゅう]だと、"中[ちゅう]メリから大[おお]メリ"とよぶそうだよ

あごと指[ゆび]

  • すり上[あ]:あごと指[ゆび]をなめらかに動[うご]かして音[おと]を上[あ]げる。
  • すり上[あ]:指[ゆび]を近[ちか]くからみる。
  • すり下[さ]:あごと指[ゆび]をな めらかに動[うご]かして音[おと] を下[さ]げる。
  • すり下[さ]:指[ゆび]を近[ちか]くからみる。

[くび]をうごかして

  • 棒吹[ぼうぶ]:首[くび]をふらないで、棒のようにまっすぐな音をだす。
  • 横揺[よこゆ]:首[くび]を横にふって音をゆらす
  • まわし揺[ゆ]:首[くび]を上下左右[じょうげさゆう]に回[まわ]すように動[うご]かして音[おと]をゆらす。
  • 縦揺[たてゆ]:首[くび]を上下[じょうげ]に動[うご]かして音[おと]をゆらす。

[いき]の量[りょう]を変[か]えて

  • 息揺[いきゆ]:息[いき]を強[つよ]くはいたり弱[よわ]くはいて音[おと]をゆらす。