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概要

Ⅱ.映像研究科リサーチセンター

映像研究科リサーチセンター主任 桐山 孝司

2005年4月、横浜校地が開設され、大学院映像研究科映画専攻が設置された。その翌年メディア映像専攻が、さらにその2年後の2008年4月にアニメーション専攻が設置された。大学院映像研究科映像メディア学専攻が設置されたのは2007年4月、映像メディア学博士第1号が授与されたのは2010年3月のことであった。1977年に博士課程を設置し、それぞれ1982年、1984年より博士学位を授与した音楽研究科と美術研究科に比べると、ごく最近のことである。東京芸術大学で芸術リサーチセンターが設置されたのは2008年のことだが、映像研究科リサーチセンターの運用は事実上3年にわたるものだった。

博士課程学生へのサポート活動と実技系博士学位プログラムに関するリサーチ活動を中心とする基本的な機能は共通するとはいえ、上記のような歴史と規模の違いから、映像研究科リサーチセンターの活動内容は、美術研究科リサーチセンター・音楽研究科リサーチセンターとは異なる様相を呈した。その歩みは、映像メディア学という新しい分野を開拓していく大学院映像研究科の試みと深く結びついたものであった。

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