日本[にっぽん]

[そう](地歌箏曲[じうたそうきょく])のひきかた 右手[みぎて]

右手[みぎて]だけで、こんなにひきかたがあるなんて、すごい!


    親指[おやゆび]でひく

テン
    親指[おやゆび]のふつうのひきかた。手前[てまえ]から向[む]こうにはじく。

  • テントン
  • "テン"でべつの弦[げん]をつづけてひくと、2かいめは"トン"になるよ。
  • ツル
  • "スクイ爪[づめ]"ともいうよ。親指[おやゆび]でふつうにひいた弦[げん]を、爪[つめ]の裏[うら]がわで手前[てまえ]にはじく。
  • ツルテレ
  • スクイ爪[づめ]でべつの弦[げん]をつづけてひくと、2かいめは"テレ"にかわるよ。
  • ツルテレ(ゆっくり)
  • コロリン
  • 親指[おやゆび]のふつうのひきかた。手前[てまえ]から向[む]こうがわに3弦[げん]つづけてひく。


    中指[なかゆび]でひく

  • トン
  • 中指[なかゆび]のふつうのひきかた。 弦[げん]を向[む]こうがわから手前[てまえ]にはじく。
  • トトン
  • 中指[なかゆび]のふつうのひきかたで、おなじ弦[げん]を2回[かい]ひく。


      親指[おやゆび]と中指[なかゆび]でひ
  • シャン
  • "合[あわ]せ爪[づめ]"ともいうよ。中指[なかゆび]と親指[おやゆび]で1弦[げん]ずつを同時[どうじ]にひく。

  • トテトテ
  • 中指[なかゆび]→親指[おやゆび]→中指[なかゆび]→親指[おやゆび]のじゅんにひく。

  • シャッテン
  • "かき爪[づめ]"ともいうよ。中指[なかゆび]でとなりどうしの2弦[げん]をいっしょにひいてから、親指[おやゆび]でべつの弦[げん]をはじく。

  • シャシャテン
  • "割[わ]り爪[づめ]"ともいうよ。ひとさし指[ゆび]、中指[なかゆび]の順[じゅん]でとなりどうしの2弦[げん]をいっしょに2回[かい]ひいてから、親指[おやゆび]でべつの弦[げん]をはじく。

  • シャーンレン
  • "ヒキレン"ともいうよ。中指[なかゆび]で低[ひく]いほうの2弦[げん]をいっしょにひいてから、手前[てまえ]にじゅんばんにはじく。

  • カーラリン
  • "流[なが]し爪[づめ]"ともいうよ。親指[おやゆび]で手前[てまえ]から向[む]こうに順番[じゅんばん]にひき、親指[おやゆび]と中指[なかゆび]の合[あ]わせ爪[づめ]でおわる。

  • サーラリン
  • "ウラレン"ともいうよ。ひとさし指[ゆび]で1本[ぽん]の弦[げん]をなんどもひいてから、中指[なかゆび]とひとさし指[ゆび]の爪[つめ]のうらがわで向[む]こうにつづけてはじき、親指[おやゆび]と中指[なかゆび]の合[あ]わせ爪[づめ]でおわる。

  • サーラリン(ゆっくり)
  • シュー
  • "輪連[われん]"ともいうよ。中指[なかゆび]の爪[つめ]の横[よこ]で弦[げん]を右[みぎ]から左[ひだり]に勢[いきお]いよくこする。

  • シュ
  • "散[ち]らし爪[づめ]"ともいうよ。中指[なかゆび]とひとさし指[ゆび]の爪[つめ]の先[さき]で、それぞれ1本[ぽん]の弦[げん]を右[みぎ]から左[ひだり]に勢[いきお]いよくこする。

  • ズーズー
  • "すり爪[づめ]"ともいうよ。中指[なかゆび]とひとさし指[ゆび]の横[よこ]をそれぞれ1本[ぽん]ずつの弦[げん]に当[あ]てて左右[さゆう]にこする。

  • ズーズー(近くから)