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芸術学科

◆学科・専攻概要

geijyutugaku07_01 芸術学科は、1949(昭和24)年、新制の東京藝術大学美術学部が発足した際に、旧制の東京美術学校に設けられていた師範科に代わって設置されました。東京美術学校は成立当初から、日本近代における美術史や美学の研究について重要な貢献をしてきました。新制大学の成立にあたって、こうした美術に関わる学問分野が独立して芸術学科となったのです。

 成立当初から、芸術学科の目的は美術理論・実技兼備の人材の養成にあり、この基本方針は、現在に至るまで堅持されています。その一方で学科の組織は、美学・美術史の充実に重点が置かれるかたちで整備され、また美術解剖学等の美術に関連する諸学科がその周辺に設けられました。こうした体制の下、芸術学科はこれまで、美術館学芸員、美術批評家、研究者、ジャーナリスト等、美術に関わる幅広い分野に、多くの優れた人材を送り出してきました。

 こうした歴史を踏まえ、今日の芸術学科は、作品の制作を体験し、美学、美術史学を通して美術を中心とする諸芸術に関する認識を深めることで、理論的分析や解釈をもって多様な芸術の分野に貢献できる人材の育成を、その教育理念としています。

○カリキュラム(学部教育)

 学部教育では、美術作品の制作を体験すると同時に、美学・美術史学に関する幅広い知識を身につけ、さらに大学院でのより専門的な研究の基礎となる能力を会得することを目的として、カリキュラムが編成されています。

 1、2年次では、全ての学生に日本画、油画、彫刻の各分野の実技が必修とされ、さらに美学、日本東洋・西洋美術史の基礎的知識を身につけることと、文献講読のために必要な語学能力の習得が求められています。また2年次では、奈良にある古美術研究施設での研究旅行が必修となっています。

 3年次以降は、美学・美術史学の研究室で開設される演習や特殊講義を通じて、さらに専門性の高い知識を得ることを目指します。4年次では、卒業論文の執筆のために、各研究室が個別に指導にあたる体制となっています。

 各研究室では、こうしたカリキュラムのために、美学・美術史の概説講義、より専門的な演習や特殊講義を開設しています。

○カリキュラム(大学院教育研究)

 修士課程では、2年間にわたりそれぞれの研究室に所属し、演習や特殊講義を通じてより深い専門知識を習得することが求められます。また各自の研究内容に応じて課せられた課題の発表が、研究室ごとの指導と支援によって行われます。最終年次では、各教員の個別的指導によって、修士論文を執筆します。 博士後期課程では、美学・美術史学の総合的な、さらに高度な知識の習得とともに、各学生の専門領域について、独自の成果をあげる研究能力を身につけることを目指します。そのためには機会に応じて学内外で研究成果の報告と論文の発表を行い、専門的な研究者としての経験を積むことが求められます。また最終年次には、指導教員の支援によって、博士論文を執筆することが目標となります。

○その他(国際交流、留学生の受入れ、卒業後の進路など)

 各研究室では、しばしば外国の研究者による講演や演習形式の講義を開催し、各学生の海外の大学への留学に対して、支援や指導、情報の提供も行っています。また専門や研究課題に応じて客員研究員、国費・私費留学生、研究生、交換留学生を積極的に受け入れ、毎年3~5名の留学生が在籍しています。

 学生の卒業後の進路は、出版関係、美術館・博物館学芸員、美術批評家、専門領域の研究者、教育職など、多岐にわたっています。学芸員、教育職を目指す学生には、それぞれの資格を取得するための講座が設けられています。

指導教員

教育科目