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学校における感染症

2020年から流行している新型コロナ感染症については、2023年5月8日以降5類になったことを受けて、大学の対応指針が改定されます。詳細は大学ホームページにある最新の情報を確認してください。

また、日本は先進国であるにもかかわらず年間1万人以上の人が新たに結核を発病しています。早期発見のためにも毎年の定期健康診断を必ず受けてください。

「学校において予防すべき感染症」は、学校保健安全法施行規則第18条において以下のとおり分類され、罹患した場合は、同規則第19条において感染拡大防止のため「出席停止期間」が定められています。
本学もこれに基づき、以下に記す感染症に罹患又は罹患した疑いのある場合は、学内感染及び感染拡大防止のために出席停止とします。
なお、上記理由により授業を欠席した学生については、所定の手続きにより公欠として扱います。

①学校において予防すべき感染症(学校保健安全法施行規則第18条・第19条)(*予防接種あり)

分類 対象疾病 出席停止の期間
第1種 エボラ出血熱

治癒するまで

 

 

 

クリミア・コンゴ熱
痘そう
南米出血熱
ペスト
マールブルグ病
ラッサ熱
急性灰白髄炎
ジフテリア

重症急性呼吸器症候群(ベータコロナウィルス属SARSコロナウイルス)

中東呼吸器症候群(ベータコロナウィルス属MERSコロナウイルス)

特定鳥インフルエンザ*
第2種 新型コロナウイルス感染症* 発症した後5日を経過し、かつ、症状が軽快した後1日を経過するまで (*2023/05/08以降)
インフルエンザ* 発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日を経過するまで
百日咳* 特有の咳が消失するまで又は5日間の適正な抗菌性物質製剤による治療が終了するまで
麻しん(はしか)* 解熱した後3日を経過するまで

流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)*

耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が発現した後5日を経過し、かつ、全身状態が良好になるまで
風疹* 発しんが消失するまで
水痘(みずぼうそう)* すべての発疹が痂皮化するまで
咽頭結膜熱 主要症状が消退した後2日を経過するまで
結核 病状により医師において感染のおそれがないと認めるまで
髄膜炎菌性髄膜炎* 病状により医師において感染のおそれがないと認めるまで
第3種 コレラ 病状により医師において感染のおそれがないと認めるまで
細菌性赤痢
腸管出血性大腸菌感染症
腸チフス
パラチフス
流行性角結膜炎
急性出血性結膜炎
その他の感染症(溶連菌感染症など)

 

②感染症に罹患又は罹患の疑いがあると診断された場合の諸手続

感染症罹患届フォームへの入力
(1)医療機関を受診して、「学校において予防すべき感染症」に罹患又は罹患の疑いがあると診断された場合は、直ちに感染症罹患届(新型コロナウイルス感染症を除く)へ入力し届け出てください。
  ※新型コロナウイルス感染症については、こちらの「罹患報告(新型コロナウイルス感染症専用)」に入力してください。
(2)治癒・安全が確認される(主治医の登校許可が出る)までは医師の指示に従い、外出せず自宅で安静にしてください。回復して登校を再開する前に感染症罹患届(新型コロナウイルス感染症を除く)入力をして、所属する学部等の教務係所定の手続きを経れば公欠が認められます。手続きの詳細は、各教務係へお尋ねください。
  音楽学部公欠申請手続き

※新型コロナウイルス感染症については、こちらの「罹患報告(新型コロナウイルス感染症専用)」に入力して、所属する学部等の教務係所定の手続きを経てれば公欠が認められます。手続きの詳細は、各教務係へお尋ねください。

  音楽学部公欠申請手続き

(3)感染症に罹患した疑いで医療機関を受診したが、診断結果が上記の感染症でなかった場合も、初診日からその疾患名が判明するまでの期間は公欠となります。
 ※事前に前記(2)の該当するフォームへの入力がなされていることが前提となります。

試験を欠席した学生へ

感染症罹患により学科・実技試験を欠席し追試験を希望する学生は、試験日から一週間以内に以下の手順で必要書類を提出してください。提出後は、許可の可否及び試験実施日時について、大学及び当該試験担当教員からの指示に従ってください。

■提出書類

①「追試験願」
美術学部・美術研究科の学生 →(word / PDF
音楽学部・音楽研究科の学生 →(word / PDF

②試験当日を欠席しなければならなかったことが明らかに分かる診断書等

(①、②どちらか片方だけの提出は受理できません。)

■提出方法

方法1:教務係窓口へ直接提出
方法2:メールで提出(提出書類②については、スキャンデータもしくは写真データを送付してください)

美術学部・美術研究科の学生 → bijutsu.kyomu(at)ml.geidai.ac.jp(美術学部教務係)
音楽学部・音楽研究科の学生 → music.edu-affairs(at)ml.geidai.ac.jp(音楽学部教務係)

 

③ 予防接種による感染症予防

 前表の「学校において予防すべき感染症」にも予防接種(ワクチン)で予防できるものがありますが、それぞれ所定の回数の接種が必要です。新型コロナウィルス感染症については、居住している自治体の最新情報をご確認ください。
 予防接種回数が不足していないか、各自の予防接種歴や罹患歴を母子手帳などの公的な記録で確認してください。特に麻疹は感染力が強く、2007-08年には大学生を中心に大流行し、大学の休講が相次ぎました。
現在も海外からの輸入例など感染の危険はなくなっていません。風疹は20歳以上を中心とした流行が繰り返され、妊娠中の罹患者から先天性風疹症候群の赤ちゃんが生まれています。男女とも麻疹・風疹・水痘・おたふくかぜについては、予防接種を2回済ませたか罹患したかわからない場合は予防接種を勧めます。
 また、国内でも海外でも寮など集団での居住生活を予定する場合は髄膜炎菌の予防接種、海外渡航時に
は渡航先に応じた予防接種が推奨されます。予防接種を希望する場合は医療機関(内科、小児科、トラベ
ルクリニックなど)で受けることができます(費用は医療機関ごとに異なります)。

対象 接種回数 罹った場合の主な合併症
麻疹(はしか) 肺炎、中耳炎、心筋炎、脳炎
風疹 母体の罹患で胎児の先天異常
水痘(みずぼうそう) 肺炎、中枢神経合併症
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) 髄膜炎、膵炎、精巣炎、卵巣炎
インフルエンザ 毎シーズン 肺炎
髄膜炎菌性髄膜炎 侵襲性髄膜炎菌感染症(敗血症・髄膜炎)

 

④その他の感染症対策

 2015年以降に東京都内では20代を中心に性行為感染症(STI)である梅毒が急増しています。STIは性器や口腔粘膜を介し同時にHIVなど複数の病原体に感染することもあり、男女とも自分の症状が乏しくても相手への感染源になります。正しい知識に基づく行動で自分とパートナーを守ることが必要です。
 地球上の感染症の流行状況はたえず変化します。流行について最新かつ正確な情報をもとに適切に対策し、大学からの通知があれば従ってください。規則正しい生活で体力を保つとともに、感染源を避ける(蚊の対策など)、咳エチケットや手洗いなどの基本的注意で感染と拡散を防ぎましょう。

蚊が媒介する感染症の対策
(刺されないための注意)
肌の露出の少ない服装:長袖、長ズボンの着用
防虫剤の使用:虫除けの
・スプレーや軟膏の塗布、殺虫剤や蚊取り線香など
飛沫・接触の感染を防ぐ
「咳エチケット」
「三密の回避」など

<感染症流行期>
・まめに石鹸水による手洗い、または手指消毒
・マスクを着用し、人と人の距離を適切にとること
・共用物の消毒
・部屋の喚起

<流行期でなくても>
・咳や鼻水の出る人はマスクを着用
・咳やくしゃみでは鼻と口にティッシュやハンカチ、上着の内側や袖で被って、人のいないほうを向く
・使ったティッシュなどを蓋付きのゴミ箱に捨てること
・手をまめに洗うこと