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映画専攻

◆学科・専攻概要

高度な専門知識と芸術的感性を育成する

film_img200901映画専攻は、国際的に流通しうるナラティヴな(物語性を持つ)映像作品を創造するクリエイターや、高度な専門知識と芸術的感性を併せ持つ映画製作技術者を育成することを目標としています。
 映画専攻には監督、脚本、プロデュース、撮影照明、美術、サウンドデザイン、編集の七領域(コース)があります。この区分は商業映画の職能区分とほぼ同じであり、映画専攻に入学することでプロと同様の映画制作プロセスを自然に学習できるようになっています。カリキュラムの軸となるものは作品制作であり、ドラマ性を持った映画を主に、短編から長編まで年間数本の作品を実習として制作します。そして、その制作費用は作品規模に応じて実習費として用意されます。また、インターンシップなどでプロの制作現場を経験し、修了後の社会との関わりを築いていくことも可能です。
 学生は作品制作に向けて、領域別にゼミナール形式で専門的指導を受けます。また、自らの領域の学習だけではなく、他領域の基礎知識を学ぶ授業も用意されているので、映画についての総合的な知識を深め、感性を高めることができます。作品制作に使用する施設・機材・備品はプロが使用しているものと同等クラスのものであり、講師陣には第一線で活躍する専門知識を持った多種多様なプロが揃っています。

新しい映画制作システムの構築へ

今、映画産業は「フィルムからデータへ」という「デジタル映画革命」の最中にあります。これは「サイレントからトーキーへ」の音声革命に匹敵する出来事だと言えるでしょう。映画専攻はこの「映像新時代」に対応すべく、撮影から上映までを全てデジタルで行う「デジタルシネマ制作システム」をいち早く構築しました。
 また、映画専攻は「現在の映画製作システムでの職能(領域)区分は今後、融合していく方向にある」と考えています。現在の映画制作職能を、学内にほぼ全て領域として持っている映画専攻は、領域間の人的、技術的横断を行うことにより、ハード(機材)だけではなく、ソフト(人材、知識)の面でも新時代に適応できる教育機関をめざしています。
 美術や音楽分野が産業としての振興と教育体制の確立を明治の初期から行ってきたのに対して、映画映像産業は教育機関との連携なしに今日まで進歩してきました。しかし、映画映像産業も「デジタル映画革命」の中で、産業として大きな分岐点にさしかかっていると言えるでしょう。今こそ、経済活動に対してニュートラルな立場を取ることができる教育機関が積極的な役割を果たすことができるはずです。映画における産学の連携は今、始まったばかりなのです。

◆カリキュラム

○カリキュラム(大学院教育研究)

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 映画専攻のカリキュラムは「ゼミナールを含む講義」と実際に映画制作をおこなう「映画制作実習」の2本柱から成り立っています。

必須科目A  
映画創造特別演習Ⅰ,Ⅱ 全教員
必須科目B  
映画表現技術論 筒井武文
作品・作家研究 黒沢清,諏訪敦彦
脚本研究 筒井ともみ他
記録映像研究 筒井武文
選択科目A  
映画表現技術ゼミⅠ,Ⅱ 黒沢清,筒井ともみ
映画制作技術ゼミⅠ,Ⅱ 柳島克巳,磯見俊裕,長嶌寛幸,筒井武文
選択科目B  
物語理論 大塚英志
現代芸術論 松井茂
マンガ論 椎名ゆかり
写真史・写真論 甲斐義明
メディア表現技法 木村稔,馬場一幸,村上寛光
映像音楽論 長嶌寛幸
国際映画文化論 キャレン・セバンズ

映画制作実習について
 実習では、それぞれの領域の学生が協力して映画制作をおこない、映画制作費は作品規模に応じて大学から用意されます。

〈映画専攻が修業期間(2年間)でおこなう映画制作実習(平成26年度入学者に適用)〉
1.GW 撮影実習
2.夏期 16mm 短編撮影実習
3.自主映画制作実習(合同ゼミ)
4.ドキュメンタリー映画制作実習
5.プロデュース企画政策実習
6.修了制作実習

<1年次実習>
1. GW 撮影実習
•本学の機材・施設を用いて2日間の撮影を行うことで、映画専攻での「映画作り」を総合的に学ぶ。
•脚本テーマは監督領域入試3次試験課題と同じ。
•完成尺は 5〜10 分以内。
•撮影フォーマットは HD 。
2. 夏期16mm 短編撮影
•前期の授業・実習で学んだ成果を作品として制作する。
•脚本は脚本領域学生が執筆。
•完成尺は15 分(実時間)以内。
•撮影フォーマットは16mm。
3. 自主映画制作実習(合同ゼミ)
•脚本特別研究(筒井ともみ教授)でグループに分かれて開発した脚本をもとに短編映画を制作。
4. ドキュメンタリー映画制作実習
•領域を越えて、1チーム4名でドキュメンタリー映画を制作。
•撮影フォーマットは自由。
<2年次実習>
5. プロデュース企画制作実習
•外部の共同事業体の資本も加えた一般劇場公開を想定した作品制作。
•プロデュース領域学生が主体となり、映画ビジネスの枠組みの中での映画作りを学ぶ。
6. 修了制作実習
•各自領域での修了制作作品参加と修了制作についての論文が修了の条件となる。
•脚本領域は別途、脚本提出と論文。
•その他のものをもって修了を希望する者は担当教員に相談すること。

 

○その他

──主な就職先──

シネバザールキャスティング分室、スターダストピクチャーズ、博報堂DYメディアパートナーズ、トリクスタ(起業)、オーディトリウム渋谷、ラピュタ阿佐ヶ谷、電通、読売広告社、テレビ朝日、アスミック・エース、トランスフォーマー、アオイスタジオ、ファントム・フィルム、メディア・ファクトリー、イメージスタジオ・イチマルキュウ、ミコット・エンド・バサラ、ピクト、キュレイターズ、ミューズ、任天堂、川口市映像・情報メディアセンター、東京都写真美術館、東京国立近代美術館フィルムセンター、ライトニング、ディレクションズ、拓殖大学、武蔵野美術大学

 設置年月             平成17年4月

学生入学定員      32名

映画表現技術領域(監督/脚本/プロデュース)      16名

映画制作技術領域(撮影照明/美術/サウンドデザイン/編集)          16名

 

設置年月 平成17年4月
学生入学定員 32名
監督・脚本・製作領域 16名
映画制作技術領域 16名

映画専攻教員情報

教育科目