平成28年度から音楽学部邦楽科に「現代邦楽囃子分野(打楽器・笛)」と「現代箏曲分野(山田流・生田流共通)」を新設します。概要と入学試験は以下をご覧ください。
平成28年度学部入学試験より、邦楽科邦楽囃子専攻に現代邦楽囃子分野(打楽器・笛)、箏曲専攻に現代箏曲(山田流・生田流共通)を加えます。これらの新分野では時代に即応した独創性・創造性に富んだ人材の育成を目指します。邦楽器アンサンブルや多種多様な音楽とのアンサンブル等を総合的に身につけ、古典の修練をも積んだ人材を育成します。邦楽器の伝統を継承し紡ぐと同時に、新たな邦楽器の可能性を見つめ切り拓き世界的に活躍していける人材を求めます。
必修科目の他に、選択科目では各学生の修得カリキュラムを自由に組み立てることができます。
日本・東洋音楽史、西洋音楽史、邦楽合奏研究(邦楽オーケストラ実習)、現代邦楽室内楽(小編成のアンサンブル法)、現代邦楽作曲法、西洋音楽理論、ソルフェージュ、指揮法等を選択履修することができます。
現代邦楽の各専門実技に加え、古典邦楽囃子実技(太鼓・大鼓・小鼓・笛)を毎年履修します。その他に、歌舞伎下座大太鼓、江戸祭囃子実技、副専攻として長唄・長唄三味線・尺八・箏曲等を選択履修できます。
現代箏曲の専門実技に加え、それぞれの専攻の古典箏曲実技、古典三絃実技を履修することができます。
平成28年度より、東京藝術大学音楽学部邦楽科入学者選抜(一般入試)を次のように変更します。
なお、内容は現時点のものであり、今後変更する可能性がありますので、平成27年7月公表予定の「平成28年度入学者選抜要項」が公表されるまでは本学Webサイトにおける発表にご注意ください。
邦楽科邦楽囃子専攻に現代邦楽囃子分野(打楽器・笛)、箏曲専攻に現代箏曲分野〈山田流・生田流共通〉を加える(下表の下線部分)。
科 | 専攻 | 分野 | 募集人員 |
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邦楽 | 三味線音楽 | 長唄三味線 | 25 ※専攻毎の定員は設けない
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常磐津三味線 | |||
清元三味線 | |||
長唄 | |||
常磐津 | |||
清元 | |||
邦楽囃子 | 邦楽囃子 | ||
現代邦楽囃子(打楽器・笛) | |||
日本舞踊 | |||
箏曲 | 山田流 | ||
生田流 | |||
現代箏曲 | |||
尺八 | |||
能楽 | |||
能楽囃子 | |||
雅楽 |
試験科目は次のとおりです。
国語(必修)
外国語(必修):「英語(リスニングテストを含む)」「ドイツ語」「フランス語」から1科目
第1回 課題曲演奏(1曲)〈打楽器・笛共通〉
第2回 打楽器・笛各課題曲演奏(指定3曲より試験当日1曲指定)、五線譜による初見視奏
(打楽器は大太鼓、笛は竹笛)、面接
第3回 楽典
第1回 課題曲演奏(指定2曲より1曲選択)
第2回 課題曲演奏(指定4曲より2曲選択)、五線譜による初見視奏、面接
第3回 楽典
なお、邦楽科の定員(25名)に変更(増員)はありません。