演奏藝術センターは、奏楽堂を舞台に、美術学部・音楽学部の枠を超えて、演奏および総合的舞台芸術の創造的な「場」をプロデュースするために、平成9年 4月に創設された学内共同利用施設です。社会への情報発信の窓口の一つとして、本学の教育研究成果の発表をはじめとする、さまざまなコンサートの企画・制 作・広報活動などを行っています。
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明治23年に創設されて以来、音楽教育の練習、発表の場として永く使用されてきた旧東京音楽学校奏楽堂は、建物の老朽化が進み、また、音楽の演奏形態の拡大等に対応できなくなってきたため、昭和59年に解体し、その後、上野公園内に移築再建されました。
東京藝術大学奏楽堂は、コンサートホールとして新しく建設されたものです。ホール全体が一つの優れた楽器として、調和のとれた響を生むものとして考え、音響特性を使用目的に応じて変えられるよう、客席の天井全体を可動式にして音響空間を変化させる方法を採用しています。
また、古典から現代作品を演奏出来るフランスのガルニエ製オルガンを設置してあります。
>> 交通案内
(1) | 音楽教育・研究の場としての機能と音響効果・設備を重視し、特に音響特性において卓越したものとすること |
(2) | 音楽教育の研究の現状および将来における発展を考慮したものとすること |
(3) | 我が国芸術文化の発展に寄与するため、日本音楽界のシンボルとなり、後世まで誇り得るものとすること |
(4) | ただし、教育・研究の場に徹し、いたずらに華美になることを避け、上野校地の要となり、周囲の環境と調和した格調ある施設を目指すこと |
(5) | ホールは、パイプオルガンを備えたコンサートホールを主体とし、 管弦楽、弦楽合奏、管打合奏、オペラ、合唱、邦楽、室内楽、器楽、声楽ソロ、パイプオルガン演奏、試験等の用途に対応でき、それぞれの使用目的にかなった 最適な音響特性(残響時間・初期反射音)を持つものとすること |
名称 | 東京藝術大学奏楽堂 |
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所在地 | 〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8 |
敷地面積 | 32,336.21平方メートル |
主要用途 | 多ジャンルの演奏形式に対応するコンサートホール・講堂 |
建築面積 | 2,169.82平方メートル |
延べ面積 | 6,539.83平方メートル |
最高高さ | 27.00メートル |
軒高 | 24.50メートル |
構造 | 鉄骨鉄筋コンクリート造、 一部鉄筋コンクリート |
外装仕上 | レンガ積み、一部コンクリート打ち放しフッ素樹脂塗装 |
ホール内装仕上 | 床:フローリング 壁:準不燃木製パネル 天井:GRC板 厚30mm |
階数 | 地下2階・地上5階 |
設計 | 東京藝術大学施設課 株式会社 岡田新一設計事務所 |
音響設計協力 | 株式会社 永田音響設計 |
楽堂外観(左)、奏楽堂内部(右)
客席天井部(可動式天井及び外光用ハイ・サイド)(左)、奏楽堂内部(吸音カーテン/ホール横壁)(右)
客席導入階段及びホール内の脇通路(左)、パイプオルガン(右)
形状 | シューボックスタイプ |
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座席 | 1,100席(1階956席、バルコニー席144席、オーケストラピット使用時978席) >> 座席表 |
残響時間 | 1.7~2.4秒(天井可変装置により変更可能) |
空調騒音 | NC-20以下 |
舞台機構 | 可変天井(客席部天井3分割、可変高さ 最低10.8m~最高15.8m) 主舞台(13.5m×21.4m、開口幅19.8m) オーケストラピット(4.8m×18m、2分割、4管編成対応、昇降手摺、前舞台として使用可能) 幕類8枚(文字幕、ホリゾント幕等) バトン類10本(照明、道具用等) 迫り ひな段(間口12m×奥行き5.2m、4分割電動式)、 道具迫り(間口16.Om×奥行き2.0m) 可動フロセ二アム(間口15.5m×高さ12m(可変8m~15m)×奥行き9.5m) 各種照明設備 各種音響設備 各種舞台映像設備 |
パイプオルガン | 製造 フランス、ガルニエ社製 仕様 3手鍵盤、足鍵盤、ストップ数76 >>オルガンストップ仕様 |
楽屋 | 小楽屋3室、中楽屋2室、大楽屋3室 |
その他 | スタッフルーム2、グリーンルーム、楽器庫、調光室、音響調整室、ホール用化粧室(女性川22個、男性用6十14個)他 |