【重 要】東京藝術大学奏楽堂における新型コロナウイルス感染拡大防止対策とご来場されるお客様へのお願い(R4.1.4 更新)
奏楽堂における演奏会等の開催につきまして、お客様に安心してご来場いただけるよう、新型コロナウイルス感染拡大防止へ取り組んで参ります。
感染予防及び拡大防止のため、みなさまのご理解、ご協力をいただきますようお願い申し上げます。
日 時 |
2022年11月12日(土)14:00開演(13:15開場) |
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会 場 | 東京藝術大学奏楽堂(大学構内) |
入場料 |
9,000円(全席指定) ※当日券の販売はありません。 |
チケット取り扱い |
◆チケット発売:9月28日(水)~ ヴォートル・チケットセンター チケットぴあ 東京文化会館チケットサービス イープラス(e+) 藝大アートプラザ (店頭販売のみ) ※車椅子をご利用のお客様は、ヴォートル・チケットセンター TEL:03-5355-1280(平日10:00~18:00) ※チケットご購入の際にかかる手数料など詳細は各店舗へお問合わせください。 |
学生・教職員券 |
【申込フォーム】 【対象】 |
主 催 | 東京藝術大学 |
制 作 | 東京藝術大学演奏藝術センター |
お問い合わせ | 東京藝術大学総務課総務・広報係 TEL:050-5525-2026 |
澤和樹 第10代東京藝術大学長 退任記念公演
~音楽で届けるメッセージ~
▊ご挨拶
「FAE ソナタ」と呼ばれるヴァイオリンとピアノのためのソナタがある。19世紀最高の名ヴァイオリニストのひとり、ヨーゼフ・ヨアヒムの座右の銘
Frei aber Einsam(自由だが孤独に)の頭文字 F(ファ)A(ラ)E(ミ)をモチーフとして、友人の作曲家、シューマン、ディートリッヒ、ブラームスの
3人が合作、ヨアヒムに献呈した。
ヨアヒムは、若い頃には名門ライプツィヒのゲヴァントハウス管弦楽団にも在籍し、ヨアヒム弦楽四重奏団を主宰、指揮者や作曲家としても評価され、
さらには、ベルリン芸術大学の前身、ベルリン高等音楽学校の初代校長を務めるなど教育者としても活躍した。文豪、幸田露伴の妹、幸(安藤 幸)は、
ベルリン高等音楽学校でヨーゼフ・ヨアヒムに師事し、帰国後、東京音楽学校教授として多くの生徒を世に送り出した。日本のヴァイオリン楽派の系譜
をたどると、必ずヨアヒムに行きつくといっても過言ではないほど、我々はヨアヒムのDNA を受け継いでいる。
ソロだけでなくオーケストラや室内楽での幅広い視野をもった演奏家としての姿勢。教育者としての高い見識、あるいは学校運営の長として、そして
指揮者、作曲家としての活躍、優れた作曲家との交流など、様々な面で私にとってロールモデル的な存在だった。
この度の東京藝術大学第10代学長退任にあたり、コロナ禍で改めて考えさせられることの多かった「音楽で伝えるメッセージ」を、45年にわたるパー
トナー、ピアノの蓼沼恵美子とのデュオ、娘・亜樹を加えたファミリーでのトリオ、1990年以来、不動のメンバーで続けてきた澤クヮルテット、そして
澤クラスを巣立っていった素晴らしい音楽仲間たちが集まってくれた弦楽合奏で。第2部では、これまでに2度、奏楽堂でのトーク&コンサート「和樹の
部屋」に出演くださり、藝大に並々ならぬ愛情を注いでくださっているさだまさしさんとご一緒に、音楽で伝える究極のメッセージを追及してみたい。
なお、さだまさしさんはじめ、出演者の皆さまの格別のご理解により演奏会の収益は、藝大の学生支援等のために使用いたします。
多くの皆さまのご来場をお待ちしております。
澤 和樹
█ 曲目
ブラームス:《F. A. E ソナタ》よりスケルツォ
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番より第3・第4楽章
エルガー:序奏とアレグロ
さだまさし:案山子、風に立つライオン
ほか
◇ アンコール曲 さだまさし「北の国から 遙かなる大地より~螢のテーマ」
█ 出演
澤和樹
さだまさし
蓼沼恵美⼦
澤亜樹
澤クヮルテット
澤クラス門下生等有志によるアンサンブル
プロデュース・MC︓箭内道彦
█ プロフィール
澤和樹(ヴァイオリニスト・指揮者)
1955年、和歌山市生まれ。’79年東京藝術大学大学院音楽研究科修了。
ロン=ティボー、ヴィエニアフスキ、 ミュンヘンなどの国際コンクールに入賞。イザイ・メダル、ボルドー音楽祭金メダル受賞など、ヴァイオリニスト
として国際的に活躍。’90年、澤クヮルテット結成。’96年、指揮活動開始。 2004年和歌山県文化賞受賞。
副学長、音楽学部長を経て、’16年4月より’22年3月まで東京藝術大学長。東京藝術大学及び英国王立音楽院名誉教授。
さだまさし(シンガー・ソングライター、小説家)
1952年、長崎市生まれ。’73年フォークデュオ・グレープとしてデビュー。’76年ソロ・シンガーとして活動を開始。
「関白宣言」「北の国から」など数々のヒット曲を生み出す。ソロデビュー以来、通算4500回を超えるコンサートのかたわら、小説家としても「解夏」
「風に立つライオン」などを発表。多くの作品が映画化、テレビドラマ化されている。またNHK「今夜も生でさだまさし」のパーソナリティとしても
人気を博している。
2022年6月1日にオリジナルアルバム「孤悲」をリリースし、現在全国コンサートツアー「さだまさしコンサートツアー2022~孤悲~」開催中。
東京藝術大学客員教授。
箭内道彦(クリエイティブディレクター)
1964年、福島県郡山市生まれ。東京藝術大学美術学部デザイン科卒。博報堂を経て、「風とロック」設立。
タワーレコード「NO MUSIC,NO LIFE.」、リクルート「ゼクシィ」、FUJIFILM「PHOTO IS」、サントリー「ほろよい」、グリコ「ビスコ」など。
福島県クリエイティブディレクター。2011年NHK 紅白歌合戦に出場した猪苗代湖ズのギタリストでもある。
現在、東京藝術大学美術学部デザイン科教授であり、学長特命(大学改革・ブランディング戦略担当)も務める。
※スケジュール・曲目・出演者等は都合により変更となる場合がありますので、ご了承ください。
交通のご案内
■JR 上野駅( 公園口)・鶯谷駅( 南口)
東京メトロ千代田線根津駅 より 徒歩10 分
■京成線京成上野駅
東京メトロ日比谷線・銀座線上野駅 より 徒歩15 分
※駐車場はございませんので、お車でのご来場はご遠慮ください。