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保存修復彫刻研究室による慧日寺・薬師如来坐像の復元が完成

2018年09月03日 | 全て, 大学全般

 東京藝術大学は、2015年より慧日寺(福島県磐梯町)の周丈六薬師如来坐像の復元制作に協力し、大学院美術研究科文化財保存学専攻保存修復彫刻研究室(籔内佐斗司教授)が中心となって制作を続けてきました。そして7月30日に完成披露式が行われました。

 この復元プロジェクトは、自治体による積極的な文化財の保護・活用と、地元に拠点を置く企業による理解とサポート、さらに本学がこれまで培ってきた技術や知見が揃うことによって実現しました。
 3年間にわたる制作においては、3DCGや模型等を用いて大きさや造形の検討が重ねられ、木彫、漆工、彩色、古色付け等、数々の工程を経てこのたび完成を迎えました。


3DCGによる像高の検討


粗彫りの様子


漆箔箇所の古色付け
 
 詳しくは下記をご覧ください。
 
 磐梯町に工場をかまえるカメラメーカー、シグマのウェブマガジンでも紹介されています。