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ベルリン国際映画祭で修了生 濱口竜介監督『偶然と想像』が銀熊賞を受賞

2021年03月09日 | 全て, 大学全般

ドイツ・第71回ベルリン国際映画祭コンペティション部門にて、本学大学院映像研究科映画専攻修了生らが監督・脚本・撮影・録音・美術を担当して制作した映画『偶然と想像』が、審査員大賞(銀熊賞)を受賞しました。
本作は、濱口竜介監督をはじめ、修了生がメインスタッフとして参加。映画専攻で出会った縁から広がり、受賞という快挙へ繋がりました。

作品名:『偶然と想像』
監督・脚本: 濱口 竜介(2期 監督領域 修了生)
撮影: 飯岡 幸子(1期 撮影照明領域 修了生)
録音: 城野 直樹(7期 サウンドデザイン領域 修了生)
美術: 徐  賢先(6期 美術領域 修了生)

作品は、三つの独立した物語から成る「短編集」で、「偶然」と「想像」をテーマに人間模様が描かれています。※日本公開未定(2021年3月5日現在)

濱口竜介監督

濱口監督は「経験豊かな監督たちが揃った『審査員からの賞』が贈られたということを心から嬉しく、誇らしく思います。撮影中ずっと、役者の演技を見ながら、カメラの後ろで驚いておりました。その驚きが、海を超えて伝わったことに感激しています。小さなチームで作った映画が大きな映画祭で賞を頂けてうれしいです。役者の演技を支えるようにして、献身的に仕事をしてくれたスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。演技の素晴らしさは皆さんがつくってくれた環境から生まれたものです。今はなかなか集まる機会が持てませんが、早く皆さんと喜びを分かち合いたいと思っています。作品が魅力的だと思えば、規模の大小にかかわらず取り上げてくれると証明されました!」と、受賞の喜びを語っています。

銀熊賞は、最高賞の金熊賞に次ぐ賞で、本学出身者では、2012年に短編部門で和田淳監督(大学院映像研究科アニメーション専攻修了)のアニメーション映画『グレートラビット』も受賞しています。

<第71回ベルリン国際映画祭ホームページ >
https://www.berlinale.de/en/home.html