香川県と東京藝術大学は、令和4年度から新たに「海は人を愛する」をメインテーマに「瀬戸内海分校プロジェクト」を始動いたしました。このプロジェクトの下、本年度は瀬戸内海の里と海の関係を考える「さと⇆うみ」をサブテーマに、香川県内にてワークショップや展覧会を開催します。
8月22日(月)~27日(土)には「さと⇆うみ」最初のプログラムとなる「リサーチ・企画編」が開講されました。本学出身招待作家として本学の若手教員3名を迎え、公募で集まった香川県内の高校生と一緒にリサーチを行いました。プログラム後半には、12月に開催予定の展覧会の作品制作の第一歩として、チーム形式でアーティストと共に考える活動が展開されました。香川大学の学生もサポート役として参加しています。
最終日の8月27日(土)には、浜田恵造前香川県知事、筧善行香川大学長および本学日比野克彦学長が香川大学イノベーションデザイン研究所を訪問し、合同記者会見を行いました。
(左から)浜田前知事、日比野学長、筧学長
(写真:上)豊島で行われた種は船プロジェクト/小型船「TANeFUNe」の見学と乗船
※本事業は香川県のガイドラインに沿った新型コロナウイルス感染拡大防止対策を講じて実施しています。
主催 | 香川県、東京藝術大学 |
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特別協力 | 香川大学 |
協力 | 三木町 |
総合監修 | 東京藝術大学 学長 日比野 克彦 |
事業代表者 | 東京藝術大学 美術学部長 光井 渉 |
企画・運営・講師 | 東京藝術大学 美術学部 教授 橋本 和幸、香川大学 創造工学部 講師 柴田 悠基 |
特別講師 | 香川大学 創造工学部 学部長 末永 慶寛 |
特設サイト | 東京藝術大学瀬戸内海分校プロジェクト ウェブサイト https://www.tua-kagawa.com/ |
出展アーティスト | 伊東 五津美 (東京藝術大学 美術学部 絵画科 油画 教育研究助手) 坂田 ゆかり (東京藝術大学 社会連携センター 特任助教) 鉾井 喬 (東京藝術大学 美術学部 デザイン科 テクニカルインストラクター) |
開催日 | 2022年8月22日(月)~27日(土) |
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参加者 | 一般公募による県内在住の高校生20名、香川大学創造工学部 柴田研究室の学生 |
8月22日(月) | 開講式、アーティスト紹介、参加者自己紹介、講義(かがわ里海大学 森田桂治氏、香川大学特任教授・名誉教授 長谷川修一氏) 場所:香川大学イノベーションデザイン研究所 |
8月23日(火) | 瀬戸内海海岸視察、海ゴミ拾い(指導:かがわ里海大学 森田桂治氏)、瀬戸内海歴史民俗資料館見学(松岡明子館長、田井静明専門職員) 場所:さぬき市海岸、瀬戸内海歴史民俗資料館 |
8月24日(水) | 日比野学長作品「種は船 TARA JAMBIO アートプロジェクト」見学(豊島)、プロジェクト解説(TANeFUNe 喜多直人 船長)、香川大学庵治マリンステーション見学・レクチャー(香川大学 末永慶寛 創造工学部長、農学部 中國正寿 博士研究員) 場所:豊島、庵治マリンステーション |
8月25日(木) | 三木町池戸公民館見学、三木町歴史解説(千葉幸伸氏)、チーム活動 場所:三木町池戸公民館 |
8月26日(金) | チーム活動 場所:香川大学イノベーションデザイン研究所 |
8月27日(土) | チーム活動、各チーム報告、日比野学長による講評 場所:香川大学イノベーションデザイン研究所 |
9~12月に「制作」編として、出展アーティストがリサーチ参加の高校生や大学生、地域の方々と作品制作のワークショップを不定期で実施します。12月中旬頃には瀬戸内海分校プロジェクト「さと⇆うみ」展を三木町池戸公民館で開催予定です。
開校1日目 香川大学で講義を実施
さぬき市津田の海岸にて
豊島から香川大学庵治マリンステーションへ 水中ドローンを使って海中観察
三木町池戸公民館にて歴史解説
最終日 チーム活動終了・記念撮影
写真撮影:鉾井喬