東京藝術大学奏楽堂における感染症対策とご来場されるお客様へのお願い (R5.9.15更新)
奏楽堂における演奏会等の開催につきまして、お客様に安心してご来場いただけるよう、感染症拡大防止へ取り組んで参ります。
みなさまのご協力をよろしくお願いいたします。
日時 |
2023年11月25日(土) 15:00開演(14:15開場) |
---|---|
会場 | 東京藝術大学奏楽堂(大学構内) |
入場料 |
当日券販売あり(14:00~)※お支払いは現金のみ ※就学前のお子様の同伴・入場はできませんのでご了承ください。 |
チケット取り扱い
|
チケット発売:9月27日(水)~ ヴォートル・チケットセンター チケットぴあ 東京文化会館チケットサービス イープラス(e+) 藝大アートプラザ (店頭販売のみ)
※車椅子をご利用のお客様は、ヴォートル・チケットセンター TEL:03-5355-1280(平日10:00~18:00)まで |
学生・教職員券 申込フォーム |
【申込フォーム】 【対象】 |
主催 | 東京藝術大学演奏藝術センター 東京藝術大学音楽学部 |
協力 | 東京藝術大学音楽学部器楽科古楽研究室 東京藝術大学「共生社会をつくるアートコミュニケーション共創拠点」(JST共創の場形成支援プログラム) |
お問い合せ |
東京藝術大学演奏藝術センター |
藝大プロジェクト2023
仮面 ─ 隠されたもの、顕れたもの 第2回
語り、交わる。仮面のヨーロッパ
パルナッソスの山のいただき
作曲:オラーツィオ・ヴェッキ《ランフィパルナーソ L’Amfiparnaso》より
構成・演出:光瀬名瑠子
恋人たちは、なぜパルナッソスに登る?
イタリア伝統の仮面劇コメディア・デラルテを現代風にアレンジした痛快作!
毎年特定のテーマを設け、藝大ならではの多角的視点からアプローチを試みる意欲的な企画「藝大プロジェクト」。今年のテーマは「仮面」です。
顔を覆い隠すことによって別の存在に変身することができる仮面は、古今東西を問わず、祭祀や儀式、芸能において象徴的に用いられてきました。また、剣道の防具としての面、埃やウィルスをブロックするマスクなど、仮面にはそれをつける人を「守る」役割もあります。さらには、昨今SNSなどで問題となっている誹謗中傷も、匿名性という仮面をかぶっているからこそ行われるとも言えるでしょう。
仮面をつけて己と違う存在になること、己を隠し守ることは、両義性を孕んでいます。だからこそ、危うく甘美な魅力があるのかもしれません。
アジアの仮面芸能を特集する第1回目に続き、第2回にあたる今回の公演では、ヨーロッパの古典仮面喜劇「コメディア・デラルテ」を取り上げます。
16世紀イタリアの作曲家 ヴェッキの音楽にのせて、日本におけるコメディア・デラルテの第一人者 光瀬名瑠子氏の指導のもと、東京藝術大学の学生が魅力的なキャラクターに扮します。
仮面は、何を隠し、何を顕すのかー。古来伝わるコメディのレシピを、ぜひご体験ください。
松岡あさひ(東京藝術大学演奏藝術センター准教授)
コメディア・デラルテとは?
16世紀に発祥が確認されている仮面を使った演劇のスタイル。召使いのアルレッキーノや主人のパンタローネなど、性格や動き方に独特のパターンを持つ登場人物で構成され、役者のセンスでコミカルな掛け合いが繰り広げられます。18世紀ころまでイタリアを中心にヨーロッパで隆盛を極め、その後の演劇やオペラに大きな影響を与えました。
《パルナッソスの山のいただき》あらすじ
ミューズが住む山、パルナッソス。そのほど近くに住むドットーレ家の娘イザベラは、今日こそ恋人ルチオが求婚に来ると喜んでいたが、あろうことかルチオの父、パンタローネがイザベラに横恋慕。絶望したルチオは磁石も狂わす魔の山、パルナッソスへ向かう。「ルチオ様が自殺する」召使いのアルレッキーノとオルテンシアは、街の知恵袋ブリゲッラと一計を案じる。子どもたちを探しに行くドットーレとパンタローネ。ふらっと現れたカルドーン将軍を巻き込んで、山のいただきは大パニック!
【PROFILE】
◆光瀬名瑠子 Naruko Misse 構成・演出
テアトル・エコー入団後、青山円形劇場「五線譜のなかの動物たち」の主演・構成や、人形芝居・京劇・狂言等、幅広い舞台経験の中でコメディア・デラルテに出会い、イタリアのアントニオ・ファーヴァからコメディア・デラルテの専門教育を受け、文化庁芸術家在外研修員として渡伊。その後、ステージ・コンバットのグレゴリー・ホフマンに師事。新国立劇場、国立音楽大学、日本オペラ振興会育成部、東京都立総合芸術高校などで講師を務める。
◆中山隼人 Hayato Nakayama 出演・演出助手
香川県出身。演出家。勝田安彦、高岸未朝の各氏に師事。演出、演技指導、俳優のメンテナンス等を行う。テアトル・エコー研修生時にコメディア・デラルテのレッスンを光瀬名瑠子より受け、その後同氏のアシスタントを務める。コメディア・デラルテの役者として、アルチーナ、道化師等のオペラ作品にも参加。
【出演】
パンタローネ:坂部星空
アルレッキーノ:久保田里奈
オルテンシア:赤木千華
ドットーレ:牧野友香
ルチオ:石本高雅
カルドーン:武市雄介
イザベラ:千原麻理香
(以上東京藝術大学学生・院生)
ブリゲッラ:中山隼人
【声楽】
岩原綾子、西祐麻仁
小林恵、枝紀花
横瀬まりの、久保田里奈
荏原孝弥、市川泰明
温井裕人、和田拓実
【器 楽】
森川麻子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
東京藝術大学音楽学部古楽研究室修士学生
▮告知
藝大プロジェクト2023
仮面 ─ 隠されたもの、顕れたもの 第1回
舞い、謡う。仮面のアジア
◎《陵王(Ryo-Oh)》舞楽(日本)
◎《水営野遊(Suyeong Yaryu)》タルチュム(韓国)
◎《トペン・パジェガン(Topeng P ajegan)》トペン(インドネシア)
2023.10.21(土) 15:00開演(14:15開場)
入場料 3,000 円
東京藝術大学奏楽堂 [大学構内]
ナビゲーター:植村幸生
出演:新谷恵、〆野護元、ウリチュム研究会、ガムラングループ「シダカルヤ」ほか
※スケジュール・曲目・出演者等は都合により変更となる場合がありますので、ご了承ください。
交通のご案内
■JR 上野駅(公園口)・鶯谷駅(南口)
東京メトロ千代田線根津駅 より 徒歩10分
■京成線京成上野駅
東京メトロ日比谷線・銀座線上野駅 より 徒歩15分
※駐車場はございませんので、お車でのご来場はご遠慮ください。