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藝大21 <和楽の美> 源平の盛衰~有為転変賦

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 藝大21 <和楽の美> 源平の盛衰~有為転変賦

詳しくはこちら(チラシPDF 1.0MB)

日時 平成29年(2017年)9月14日(木)
18:30開演(18:00開場)
会場 東京藝術大学奏楽堂(大学構内)
入場料

全席指定
S席 5,000円
A席 4,000円
※就学前のお子様の同伴・入場はできませんので、ご了承ください。 

主催

東京藝術大学演奏藝術センター
東京藝術大学音楽学部・美術学部

チケット取り扱い

東京芸術大学生活協同組合(店頭販売のみ)
03-3828-5669

ヴォートル・チケットセンター
TEL:03-5355-1280 http://ticket.votre.co.jp

チケットぴあ
TEL:0570-02-9999 http://t.pia.jp
《Pコード:459-716》

東京文化会館チケットサービス
TEL:03-5685-0650  http://www.t-bunka.jp/ticket

イープラス(e+) http://eplus.jp

お問い合せ 東京藝術大学演奏藝術センター
TEL:050-5525-2300

東京藝術大学130周年記念(公式プログラム)
藝大21 演奏藝術センター企画公演〈和楽の美〉

源平の盛衰~有為転変賦
藝大フレンズ賛助金助成事業

 

後白河法皇の時代  
千野 喜資(脚本)

 今回、与えられた時代設定が平安朝末期になった。平安朝を思えば雅の世界が浮かぶであろうが、末期となると今迄何度か採り上げられて来た源平の世界になる。そこで視点をずらして、その時代、後白河法皇・平清盛・源頼朝などに翻弄され、排除された人を摘出して、邦楽の美の中に哀感・絶望感を盛り込んだ構成を試みた。その代表者として鬼界が島に流された俊寛僧都と、功労者でありながら逃避行を続けなければならなかった判官源義経を選び「有為転変の賦」とした。
 全編通して陰に後白河法皇の存在を忘れないで欲しい。激動の時を老獪な手腕で乗り切った法皇を、頼朝は「日本第一の大天狗」と評した。反面「十余歳の時より今に至る迄、今様を好みて怠る事なし」と、自編「梁塵秘抄」に記した程、芸能を愛した法皇であった。また、熊野詣でを三十回もされた信仰の人でもあった。邦楽の世界から、これらのことを少しでも感じ取っていただけたら、と思っている。

 

「はじまり」という主題をさがして  
三井田 盛一郎(東京藝術大学美術学部絵画科准教授) 

 「和楽の美」舞台美術のお話をいただいた時、「鎌倉時代がモチーフとなります」と伝えられました。台本の千野喜資先生から提案されたテーマは「源平の盛衰」、平安末期の物語でした。次の時代である鎌倉を念頭に置いて考え出していたものですから、私の臨む美術の主題は終わりではなく「はじまり」ということにしようと、心に決めたのでした。
 絵を描く時、真っ白い紙に最初の線が黒く引かれる瞬間、「なにも無い」ことと「すべて有る」ことが同時に居るのです。私はこのようなことが見える絵が好きです。はじめられさえすれば、ドラマが生まれます。これを感じていただきたく、美術の一部をライブペインティングとしました。繰り返し演じられてきた源平をめぐる人物たち。俊寛も義経も舞台の上で、生まれ直し育ち直し続けてきたと聴きました。そして、もう削ぎようがないところまで育ったにもかかわらず、上演され続けています。そんな「はじまること」の反復を波や松というシンプルなモチーフに込めてみようと思いました。

 

【脚本】
千野 喜資

【演出】
花柳 輔太朗

【音楽監督・制作統括】
萩岡 松韻

【副音楽監督】
小島 直文

【美術デザイン】
三井田 盛一郎

【作  曲】
小島 直文 
深海 さとみ
竹村 晧盟  
藤原 道山
鶴澤 津賀寿

【作  調】
盧 慶順 
福原 徹彦

【振  付】
花柳 輔太朗

【特別出演】
中村 梅雀
竹本 駒之助(人間国宝)

【出  演】
小島 直文(長唄三味線) 
味見 純(長唄)
萩岡 松韻(箏曲山田流)
深海 さとみ(箏曲生田流) 
関根 知孝(能楽観世流) 
武田 孝史(能楽宝生流)
盧 慶順(邦楽囃子) 

東京藝術大学音楽学部邦楽科教員・学生ほか

【照  明】
(有)ライズ

【舞台監督】
増田 一雄

【音  響】
岩崎 真

【録  画】
田川 めぐみ 
鈴木 勝貴

 

 

※スケジュール、曲目、出演者等は、都合により変更になる場合もありますのでご了承ください。

 

交通案内

奏楽堂 地図

東京藝術大学奏楽堂 [大学構内]
〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8

■JR 上野駅(公園口)・鶯谷駅(南口)、東京メトロ千代田線 根津駅より徒歩10分
■京成線 京成上野駅、東京メトロ日比谷線・銀座線上野駅より徒歩15分
■台東区循環バス「東西めぐりん」
【2】上野駅・上野公園 から(東京芸術大学経由)⇒【5-1】東京芸術大学下車[30分間隔]

※駐車場はございませんので、お車でのご来場はご遠慮ください。