6月13日、津川「日本の美」総合プロジェクト懇談会座長が東京藝術大学を訪れ、COI拠点「産学官連携棟(Arts & Science LAB.)」、陳列館「東京藝術大学アフガニスタン特別企画展「素心 バーミヤン大仏天井壁画」~流出文化財とともに~」を視察した。
大学美術館陳列館では、アフガニスタン特別企画展を鑑賞。内戦の混乱下でアフガニスタンから海外に流出し日本で保護された壁画や仏像などの文化財および文化財複製特許技術を活用し復元したバーミヤン東大仏天井壁画「天翔る太陽神」について、宮廻正明社会連携センター長並びに井上隆史客員教授から説明があった。
バーミヤン東大仏天井壁画「天翔る太陽神」を説明する様子
Arts & Science LAB.1階エントランスでは、法隆寺釈迦三尊像3D復元プロジェクトとして、鋳造した釈迦三尊像の仕上げ作業の様子を見学。国境を越えた芸術文化の共有という拠点目標の実現について、宮廻センター長並びに伊東順二副センター長から説明があった。
法隆寺釈迦三尊像を説明する様子
Arts & Science LAB.2階のコンテンツ開発研究工房では、文化財複製特許技術によって制作された高精細複製画および制作現場を見学。文化財としての複製の価値や存在意義および今後広く認知していく必要性について、宮廻センター長から説明があった。
高精細複製画を説明する様子