藝大アートプラザ大賞は、学生の制作活動の成果を広く社会に発信するため2006年度から実施している学内アートコンペで、第12回となる今回は、作品テーマ「飛躍」に沿い応募した個性豊かな作品の数々が厳正な審査を経て、総勢36名(43点)の作品が入選しました。
13日(金)に行われた授賞式では、学長賞(藝大アートプラザ大賞)、藝大アートプラザ準大賞(2名2点)、芸大美術館ミュージアムショップ賞(2名2点)の受賞学生に、澤和樹学長と木津文哉藝大アートプラザ所長から賞状と目録が手渡されました。授賞式には、入選(39点)学生の有志の面々も列席しました。
澤学長の挨拶では、「今年のテーマは“飛躍”ということでユニークな作品もあり、とても楽しめました。皆さんにとっては作家として社会への最初の一歩を踏み出す貴重な経験になるでしょう。これからもがんばって続けていただきたいと思います。最後に、今年も募集から審査までご担当いただいた室員の皆さま、また、休業中の藝大アートプラザに代わってこの展覧会を引き受けていただきました芸大美術館ミュージアムショップの皆さんにも心から感謝を申し上げます。」と若手作家へのエールが送られるとともに、関係者への感謝の意を表されました。審査に携わった藝大アートプラザ木津所長と彫刻科原真一准教授からも学生へのアドバイスやコメントが述べられました。
10月13日(金)から10月26日(木)まで、芸大美術館ミュージアムショップにて「第12回 藝大アートプラザ大賞展」(作品テーマ「飛躍」)を開催しています。
学長賞(藝大アートプラザ大賞)
小倉慎太郎さん
作品名:#1(シャープいち)
「賞に恥じない作品をこれからも制作していきたいと思います」
藝大アートプラザ準大賞
石部汐里さん
作品名:はじまりの線
「これからも様々な実験や制作をして、さらに研究を深めていきたいと思います」
藝大アートプラザ準大賞
布下翔碁さん
作品名:翔(かける)
「このような賞をいただけたことは、自信にもつながりました」
芸大美術館ミュージアムショップ賞
李菲菲さん
作品名:待ち望む
「(昨年も受賞したので)二回もいただけると思っていませんでした。これからもがんばります」
芸大美術館ミュージアムショップ賞
野村絵梨さん
作品名:山なる
「これからは自分の制作活動も深めつつ、社会に向けて発信していきたいと思います」