第74回カンヌ国際映画祭にて長編コンペティション部門に参加した「ドライブ・マイ・カー」の濱口竜介監督(大学院映像研究科映画専攻2期監督領域修了)と共同脚本の大江崇允さんが脚本賞を獲得しました。日本作品の脚本賞受賞は史上初めての快挙です。「ドライブ・マイ・カー」は国際映画批評家連盟賞とエキュメニカル審査員賞、AFCAE賞も受賞しました。
濱口監督は去年、イタリアのベネチア国際映画祭で監督賞に選ばれた「スパイの妻」で黒沢清監督(大学院映像研究科映画専攻教授)、野原位さん(大学院映像研究科映画専攻3期監督領域修了)と共同で脚本に参加したほか、今年のベルリン国際映画祭では監督・脚本を行った「偶然と想像」で最高賞の金熊賞に次ぐ銀熊賞の審査員大賞を受賞しています。
今回、「ドライブ・マイ・カー」がカンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞したことで、自身が携わった3つの作品がベネチアとベルリン、そしてカンヌの世界3大映画祭すべてで主要な賞を受賞したことになります。
「ドライブ・マイ・カー」は、平成26年に出版された村上春樹さんの短編集「女のいない男たち」に収録されている同名小説が原作です。
濱口竜介監督
<過去の記事>
>>黒沢清教授 監督作品『スパイの妻』第77回ヴェネチア国際映画祭 銀獅子賞(監督賞)受賞
>>ベルリン国際映画祭で修了生濱口竜介監督『偶然と想像』が銀熊賞を受賞