9月27日、フランス東部のブザンソンで開催された「第59回ブザンソン国際指揮者コンクール」にて、音楽学部指揮科を卒業した米田覚士さんが優勝しました。
【米田さんより、本学学生へのメッセージ】
〜藝大生に向けて〜 今回私はブザンソン国際指揮者コンクールで1位を頂きました。 皆さんもこれから先10年、あるいは20年コンクールが常に頭のどこかにある人生が待っているかもしれません。 しかしコンクールというものは音楽とかけ離れたところにあります。(本来音楽は競うべきものではないので) 一方、信頼や多くの人と音楽が共有できるようになることも事実。 もしかすると時には自分には到底納得できない成績が発表されることもあるかもしれません。 ですが決して落ち込まないでください。 何よりも大切なことは、周りを信じ言葉に耳を傾け、先輩たちの辿った道に目を向ける。 そのうちにきっと自分の道が見え、歩み出せる時が来ると私は信じています。 人生はいつもこれから。 米田覚士 |
2年に1度開催されるブザンソン国際指揮者コンクールは、若手指揮者の登竜門として知られ、日本人としては1959年に小澤征爾さんが初優勝して以来、11人目の優勝となりました。
本学の卒業生では過去に、松尾葉子さん(第32回)、山田和樹さん(第51回)、垣内悠希さん(第52回)、沖澤のどかさん(第56回)が優勝しています。