東京藝大シンフォニーオーケストラ　第67回定期演奏会（藝大定期第417回）

東京藝術大学奏楽堂における新型コロナウイルス感染拡大防止対策とご来場されるお客様へのお願い （R5.4.27更新）

奏楽堂における演奏会等の開催につきまして、お客様に安心してご来場いただけるよう、新型コロナウイルス感染拡大防止へ取り組んで参ります。
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東京藝大シンフォニーオーケストラ　第67回定期演奏会（藝大定期第417回）

▊ ごあいさつ

音楽に熱中する学生たちにとって最も刺激的なもの、それは“アンサンブル”です。本学の学生たちは、日頃から専攻楽器の練習に加え室内楽や合奏にも精力的に取り組んでいます。一人一人の音楽性と音色が呼応し重なっていく様は、独奏では味わうことのできない化学変化と熱狂を呼び起こします。シンフォニーオーケストラという大編成のアンサンブルとなれば、それだけ多く奏者の個性が結びつき、またぶつかり合うことになります。今回の演奏会では、東欧の作曲家３名による３作品に取り組みます。狂おしいほどドラマティックな作品を若い感性が描き、また音を重ねていくことで、奏者のみならず聴衆を含めた会場全体を興奮が満たすことでしょう。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。
　　中木健二（東京藝大シンフォニーオーケストラ運営委員長 音楽学部弦楽科准教授）

▊ 曲 目

グリンカ:歌劇 《ルスランとリュドミラ》 序曲
M.Glinka（1804-1857）: Overture from ‘Ruslan and Lyudmila ’

プロコフィエフ:バレエ音楽 《ロメオとジュリエット》 第2組曲
S. Prokofiev（1891-1953）: Suite No. 2 from “Romeo and Juliet” Op. 64ter

ヤナーチェク:狂詩曲 《タラス・ブーリバ》
L.Janáček（1854-1928）: Rhapsody for orchestra “Taras Bulba”

▊ 出 演

指   揮：ジョルト・ナジ
Conductor : Zsolt NAGY

ハンガリー生まれ。リスト音楽院でI.パルカイに指揮を学び、最優秀で卒業。その後、P.エトヴェシュに学び、カールスルーエ音楽大学において彼のアシスタントとなって以後、国際エトヴェシュ・インスティテュートの客員教授としてヨーロッパ各地で教鞭をとった。1987年以降、オペラ、コンサートの指揮者として活動。2002～2014年パリ国立高等音楽舞踊院指揮科教授、また1999年より現在に至るまでイスラエル・コンテンポラリー・プレイヤーズの主任指揮者兼音楽監督を務める。これまでにBBC交響楽団、RAI国立交響楽団、国立ハンガリー交響楽団、エルサレム交響楽団、フィンランド放送交響楽団、アンサンブル・アンテルコンタンポラン、ベルリンおよびシュトゥットガルト放送交響楽団等の指揮を務め、新日本フィルハーモニー交響楽団、藝大フィルハーモニア管弦楽団等、日本へも何度も招聘されている。また、800を超える初演の功績と、同数におよぶ放送録音、CD録音、及びイスラエルでの現代音楽の秀逸な演奏により特別賞を受賞している。東京藝術大学音楽学部特別招聘教授。

管弦楽：東京藝大シンフォニーオーケストラ
Orchestra : Tokyo Geidai Symphony Orchestra

東京藝大シンフォニーオーケストラは、音楽学部の２～４年までの弦・管・打楽器専攻生を主体として編成され、古典から現代までのオーケストラ作品（管弦楽曲・協奏曲・オペラ等）を中心に学び、授業の成果を学内外で発表している。これまでに毎年行われる伊澤修二記念音楽祭や日本国際賞授賞式記念演奏会、別府アルゲリッチ音楽祭等に招待され高い評価を得てきた。また、近年では外国人客演指揮者を迎えての演奏会も積極的に行い、これまでネルロ・サンティ、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー、クルト・マズア、ハンス=マルティン・シュナイト、ペーター・チャバ、ドミトリー・シトコヴェツキー、ジョルト・ナジ、ダグラス・ボストックの各氏の他、多数の共演を果たしている。

※スケジュール・曲目・出演者等は都合により変更となる場合がありますので、ご了承ください。