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藝大21 創造の杜 2024 作曲家 ペーテル・エトヴェシュ

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※詳細はこちら

 

日時

2024年5月31日(金) 19:00開演(18:15開場)
          ※18:30~プレトーク

会場 東京藝術大学奏楽堂(大学構内)
入場料

全席自由
一般:4,000

学生:1,500円 ※当日学生証をお持ちください。

※就学前のお子様の同伴・入場はできませんのでご了承ください。

チケット取り扱い

 

チケット発売:2024年4月10日(水)

※藝大アートプラザでのチケット販売は、3月の公演をもちまして終了いたしました。4月からの公演は生協をご利用下さい。

ヴォートル・チケットセンター
https://www.ticket.votre.co.jp/
TEL:03-5355-1280/平日 10:00~18:00

チケットぴあ
https://t.pia.jp/《Pコード 267-325》

東京文化会館チケットサービス
https://www.t-bunka.jp/tickets/
TEL:03-5685-0650/10:00~18:00 休館日を除く
店頭販売:10:00~19:00 休館日を除く

イープラス(e+)
https://eplus.jp/

東京芸術大学生活協同組合(店頭販売のみ)
TEL:03-3828-5669 
営業時間はウェブサイト(https://www.univcoop.jp/geidai/)でご確認ください。

※車椅子をご利用のお客様は、ヴォートル・チケットセンター TEL:03-5355-1280(平日10:00~18:00)までお問い合わせください。
※チケットご購入の際にかかる手数料など詳細は各店舗へお問合わせください。

東京藝術大学
学内申込フォーム

【申込フォーム】
申込受付期間 5月17日(金)10:00  ~  5月23日(木)12:00

【対象】
本学学生(非正規生を除く)
本学教職員(職員証をお持ちの方)
※申し込み及び使用出来るのは本人のみ。譲渡不可。

主催 東京藝術大学演奏藝術センター
東京藝術大学音楽学部
後援 (特非)日本現代音楽協会
(一社)日本作曲家協議会
お問い合わせ

東京藝術大学演奏藝術センター
TEL:050-5525-2300

 

藝大21 創造の杜 2024
The Museum of Creativity

作曲家  ペーテル・エトヴェシュ

Peter Eötvös (1944~)
エトヴェシュは、あなたの耳を求めている。

 

2024年度の「創造の杜」では、ハンガリー出身で、長くドイツとフランスを拠点に指揮者・作曲家・教育者として活動してきたペーテル・エトヴェシュ(b. 1944)を取り上げます。「作曲の際はいつも、オーディエンスの真ん中に座っている自分を想像するのです。そして耳を全開にして音楽を聴きます。そうして聞こえてきた音楽、私が体験したばかりの音楽を五線譜に書きつけるのです。私の音楽がこの音楽界で理解されてきたのは、私の音楽とオーディエンスの間にとても強い繋がりがあるからです。」(ゼナイダ・デ・ゾブリとのインタヴュー、2022年2月28日)この言葉が示すように、ペーテル・エトヴェシュの音楽は、聴取者を突き放すことなく、音を通じた対話を試みるかのように語りかけ、ときには答えのない問いを投げかけます。エトヴェシュはこれまで14作品ものオペラ/ムジークテアター作品を発表していますが、この事実もエトヴェシュが音の言語的・表現的機能に絶対的な信頼をおいている証と言えるでしょう。今回演奏される作品群はすべて器楽作品ですが、そのどれもが私たちを挑発し、私たちに問いかけ、ときに親密に語りかける、エトヴェシュ作品のエッセンスが凝縮されている作品です。ホメロス、カフカ、ジョイスの描いたギリシャ神話の世界を紡ぐ《セイレーンの歌》(2020)、シンタクスの崩壊したテクストの発話とパーカッションの掛け合いが儀式のような世界を創り上げる《スピーキング・ドラム》(2012/2013)、音が映画における「カメラのように」(エトヴェシュ談)ソロ・サックスとオケの間で視点を動かしていく《フォーカス》(2021)、そしてカホンやタンブロ・バスク(バスク地方を発祥とするタンバリン)を用いた打楽器セクションとオケの対話が魔術的な音世界を謡う《鷲は音もなく大空を舞い》(2011)と、エトヴェシュの「語り」を堪能できる演奏会となるでしょう。

    福中冬子(音楽学・本学音楽学部楽理科教授)

 

 

▊プログラム

18:30~ プレトーク:ジョルト・ナジ(東京藝術大学音楽学部特別招聘教授)

 

《セイレーンの歌》
 Sirens’ Song for orchestra (2020)

《スピーキング・ドラム》
 Speaking drums – four poems for percussion solo and orchestra (2012/2013)

《フォーカス》※日本初演
 Focus – concerto for saxophone and orchestra (2021)

《鷲は音もなく大空を舞い》
 The Gliding of the Eagle in the Skies for orchestra (2011)

 

 

▊出演者/プロフィール

ジョルト・ナジ(指揮)
Zsolt NAGY(Conductor)
ハンガリー生まれ。リスト音楽院で I. パルカイに指揮を学び、最優秀のディプロムを授与される。その後P.エトヴェシュに学び、国際エトヴェシュ・インスティテュートの客員教授として各地で教鞭をとった。1999年よりイスラエル・コンテンポラリー・プレイヤーズ主任指揮者兼音楽監督、2002年~14年パリ国立高等音楽院指揮科教授。これまでにBBC響、ベルリン放送響、アンサンブル・アンテルコンタンポランのほか、新日本フィルや藝大フィルなど多くのオーケストラの指揮を務めている。800を超える初演、同数におよぶ録音、及びイスラエルでの現代音楽の秀逸な演奏により特別賞を受賞。東京藝術大学音楽学部特別招聘教授。

 

藤本隆文(打楽器)
Takafumi FUJIMOTO(Percussion)
東京音楽大学卒業。「打楽器四重奏団SHUN-KA-SHU-TOH」のメンバーとして、ルクセンブルグ国際打楽器コンクール第2位。ジュネーヴ国際音楽コンクール打楽器部門第2位。日本管打楽器コンクール打楽器部門第2位。神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席ティンパニ奏者を経て、現在東京藝術大学音楽学部教授。オーケストラや打楽器独奏・室内楽の分野での演奏の他、ヴィブラフォンやマリンバによる「ジャズをベースにした」即興演奏の分野にも活動範囲を広げている。

 

須川展也(サクソフォン)
Nobuya SUGAWA(Saxophone)
日本が世界に誇るクラシカル・サクソフォン奏者。長きにわたり、現代を代表する作曲家への委嘱を継続し、クラシカル・サクソフォンのレパートリーを開拓し続けている。国内外の著名オーケストラと多数共演し、30ヶ国以上で公演やマスタークラスを行う。東京藝術大学卒業。第51回日本音楽コンクール、第1回日本管打楽器コンクール最高位受賞。02年NHK連続テレビ小説「さくら」テーマ曲演奏など幅広い活躍を続けている。トルヴェール・クヮルテットのメンバー、東京藝術大学音楽学部招聘教授、京都市立芸術大学客員教授。

 

藝大フィルハーモニア管弦楽団
The Geidai Philharmonia Orchestra, Tokyo
藝大フィルハーモニア管弦楽団は東京藝術大学に所属するプロフェッショナル・オーケストラ。定期演奏会や「モーニング・コンサート」などを行うほか、指揮科学生との演奏会・試験・演習、東京藝大ジュニア・アカデミーとの共演など、学生の演奏経験の拡充にも資している。学外でも、近年では新国立劇場、彩の国さいたま芸術劇場、また長崎県、新潟県、秋田県での公演が好評を博したほか、海外では2017年6月のチリでの4公演(日本・チリ修好120周年記念)に続き、2023年12月にはアルゼンチンのコロン劇(Teatro Colón)での公演で聴衆を魅了した。(公社)日本オーケストラ連盟準会員。

 

※スケジュール・曲目・出演者等は都合により変更となる場合がありますので、ご了承ください

 

交通案内

 

東京藝術大学奏楽堂 [大学構内]
〒110- 8714  東京都台東区上野公園12- 8

交通のご案内
■JR 上野駅( 公園口)・鶯谷駅( 南口)
   東京メトロ千代田線根津駅 より 徒歩10 分

■京成線京成上野駅
   東京メトロ日比谷線・銀座線上野駅 より 徒歩15 分

 

※駐車場はございませんので、お車でのご来場はご遠慮ください。