日時 |
2018年11月9日(金) |
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会場 | 東京藝術大学奏楽堂(大学構内) |
入場料 | 3,000円 全席自由 ※就学前のお子様の同伴・入場はできませんので、ご了承ください。 |
主催 | 東京藝術大学音楽学部 東京藝術大学演奏藝術センター |
チケット取り扱い |
東京芸術大学生活協同組合 TEL:03-3828-5669(店頭販売のみ) ヴォートル・チケットセンター TEL:03-5355-1280 チケットぴあ TEL:0570-02-9999 東京文化会館チケットサービス TEL:03-5685-0650 イープラス(e+) |
お問い合せ | 東京藝術大学演奏藝術センター TEL:050-5525-2300 |
藝大フィルハーモニア管弦楽団 定期演奏会(藝大定期第388回)
この度の秋の「藝大フィルハーモニア管弦楽団定期演奏会」では、音楽学部指揮科教授、そして当団首席指揮者でいらっしゃる高関健先生の指揮で、マーラー新全集版によるマーラーの《交響曲第7番》をお聴きいただきます。
マーラーの交響曲は、先生の研究の一つと伺っております。そして、ご自身の研究を通じて、この新全集版の校訂者であるラインホルト・クビーク博士*との出会いが生まれました。クビーク博士は、高関先生の多くのマーラー交響曲の演奏経験はもちろんのこと、これまで出版されている全ての楽譜を収集し、自筆譜ファクシミリとの比較研究の中で、楽譜の誤植などによる修正を加えていることなどに非常に興味を持たれたようでした。それを裏付けるかのごとく、先生がクビーク博士にされたご提案のいくつかが、この新全集版にも見事に反映されており、楽譜出版にあたり記載されている序文の謝辞にもKen Takasekiのお名前を拝見することができます。
藝大フィルハーモニア管弦楽団の前身である東京音楽学校管弦楽団は、ウィーン宮廷歌劇場でマーラーの副指揮者を務めたクラウス・プリングスハイム(Klaus Pringsheim. 1883~1972)の指揮によって、マーラーの《交響曲第2番》(昭和8/1933年)、《第3番》(昭和10/1935年)、《第5番》(昭和7/1932年)、《第6番》(昭和9/1934年)、《第7番》(昭和12/1937年)の5つの交響曲をマーラーの死からほぼ四半世紀のうちに本邦初演しております。昭和12年、東京藝術大学(旧 東京音楽学校)が《交響曲第7番》を日本初演して以来、こうして版を重ね、研究を重ねられたマーラーが、この現代に奏楽堂で鳴り響きますことを、きっと皆様にお楽しみいただけることと確信しております。
ご来聴、心よりお待ち申し上げます。
古賀 慎治(藝大フィルハーモニア管弦楽団 運営委員長/音楽学部准教授)
▊曲目
マーラー編曲 :《 J. S. バッハの管弦楽作品による組曲 》
Johann Sebastian Bach/Gustav Mahler: Suite aus den Orchesterwerken
マーラー :《 交響曲第7番》
Gustav Mahler: Symphonie Nr. 7
▊出演
指揮 : 高関 健 Conductor : Ken Takaseki
京都市響常任首席客演指揮者(2014年4月~)、東京シティ・フィル常任指揮者(2015年4月~)、仙台フィルレジデント・コンダクター(2018年4月~)、静岡響ミュージック・アドヴァイザー(2018年4月~)。 広島響音楽監督・常任指揮者、新日本フィル正指揮者、大阪センチュリー響常任指揮者、群馬響音楽監督(現在・名誉指揮者)、札幌響正指揮者などを歴任。
桐朋学園大学在学中の1977年カラヤン指揮者コンクールジャパンで優勝。ベルリンでカラヤンのアシスタントを務め、タングルウッド音楽祭でもバーンスタイン、小澤征爾らに指導を受けた。日本のオーケストラはもとより、ベルゲン響、ウィーン響、オスロ・フィル、ベルリン・ドイツ響、クラングフォーラム・ウィーン、ケルン放送響などに客演。2013年と2017年にはサンクトペテルブルグ・フィル定期演奏会を指揮、ロシアの名門オーケストラから豊潤な響きを引き出し、聴衆や楽員から大絶賛を受けた。オペラでは新国立劇場公演《夕鶴》、大阪カレッジオペラ《ピーター・グライムズ》などで好評を博し、ピエール・ブーレーズ、ミッシャ・マイスキー、イツァーク・パールマンをはじめとする世界的ソリスト、特にマルタ・アルゲリッチからは3回の共演を通じてその演奏を絶賛されるなど、絶大な信頼を得ている。第4回渡邉曉雄音楽基金音楽賞(1996年)、第10回齋藤秀雄メモリアル基金賞(2011年)を受賞。
東京藝術大学音楽学部指揮科教授 兼 藝大フィルハーモニア管弦楽団首席指揮者。
藝大フィルハーモニア管弦楽団 The Geidai Philharmonia Orchestra, Tokyo
藝大フィルハーモニア管弦楽団(2016年秋、藝大フィルハーモニアから改称)は東京藝術大学に所属するプロフェッショナル・オーケストラで、年2回の定期演奏会、声楽科との合唱定期、オペラ研究部との共演、新卒業生(各科最優秀者)の紹介演奏のほか、年末恒例の「メサイア演奏会」、「第九公演」などを行っている。教育面では、器楽科・声楽科学生との協奏曲等の共演および作曲科学生の作品演奏(モーニング・コンサート)、指揮科学生による演奏会・試験・演習など、学生の演奏経験の拡充に資している。前身である東京音楽学校管弦楽団は、我が国初の本格的なオーケストラで、ベートーヴェンの《交響曲第5番「運命」》、《交響曲第9番「合唱付き」》、チャイコフスキーの《交響曲第6番「悲愴」》などに加え、ブルックナーの《交響曲第7番》、《交響曲第9番》、マーラーの5つの交響曲を本邦初演し、日本の音楽界の礎石としての活動を果たしてきた。2017年6月には「日本・チリ修好120周年」を記念して、チリ公演(4公演)を行い、聴衆を魅了した。(公社)日本オーケストラ連盟準会員。
※スケジュール・曲目・出演者等は都合により変更となる場合がありますので、ご了承ください。
駐車場はございませんので、お車でのご来場はご遠慮ください
所在地:〒110-8714東京都台東区上野公園12-8