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「浦安藝大」がまちなか展示・トーク・ワークショップを開催

2023年10月16日 | プレスリリース, 全て, 大学全般

東京藝大と浦安市によるアートプロジェクト「浦安藝大」が
まちなか展示・トーク・ワークショップを開催!
-「地域の課題×アート?」をテーマに浦安の魅力を再発見-

開催期間:2023年10月20日(金)〜11月5日(日) トークイベント:10月21日(土)

東京藝術大学(学長:日比野克彦)と浦安市(市長:内田悦嗣)は、相互の連携・協力により、「浦安アートプロジェクト『浦安藝大』」を令和5年度より本格的に実施しています。

浦安藝大では、浦安市民とともに地域や社会の課題を解決するきっかけづくりとして、様々なアートを実践しています。そもそもアートとは何だろう?一人ひとりの中にある「?」を大切に、分からないこと、分かり合えないこともありのままに共有し、楽しみ・学び合う場を創っていきます。高齢化や防災、潜在する地域や社会の課題に新しいアプローチを行うプログラムや海外との交流プログラムの中で、アーティストが市民と関わり合いながら作品を制作してきました。

今秋、それらの作品やプロセスをまちなかで展示するほか、市民と共に浦安のこれからを考えるトークイベントやワークショップなどのプログラムを展開します。10月21日(土)のトークイベント「地域の課題×アート?」では、東京藝術大学長の日比野克彦が登壇し、地域の課題におけるアートの役割などをテーマに語ります。

主催:浦安市、東京藝術大学
令和5年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業 
千葉県誕生150周年記念事業
共生社会をつくるアートコミュニケーション共創拠点

【トークイベント概要】
日時: 10月21日(土)13:30-16:00
会場:市民プラザWave101(〒279-0012 千葉県浦安市入船1-4-1イオン新浦安ショッピングセンター4階)
定員:150名程度
登壇者:樫村芙実(建築家、東京藝術大学准教授)、蓮溪芳仁(建築家)、樫村研究室、西尾美也(美術家、東京藝術大学准教授)、林央子(著述家、編集者)、安齋詩歩子(ファッション研究者)、渡辺龍彦(編集者)、日比野克彦(東京藝術大学長)ほか
内容:2023年度の実践を通して地域の課題を視野に展開するアートプロジェクトについて語ります。※手話通訳、要約筆記のアクセシビリティサービスあり。
イベントへの申込は、浦安藝大の公式ウェブサイトまたは浦安市ホームページからアクセスしてください。[https://urayasu.geidai.ac.jp]
そのほか、各種イベントが開催されます。詳細は公式ホームページをご覧ください。

【まちなか展示・プロジェクト概要】
浦安市内各所で展示される作品は、浦安市の高齢化や防災、潜在する地域や社会の課題をテーマに制作しています。参加作家が浦安市に実際に足を運び、浦安市の各課担当者との話し合い、市民とのワークショップなど、多くのリサーチやフィールドワークを重ねてきました。その一つの成果発表として参加作家による、まちなか展示を行います。

まちなか展示 会場MAP

展示期間:2023年10月20日(金)〜11月5日(日) 11:00-17:00
※10月20日(金)のみ14:00-17:00。風の子の展示期間は10月23日(月)〜11月5日(日)
※一部の展示は各施設の開館時間や店舗の営業時間に準じて公開します。
※ワークショップは19日(木)から開催します。
会場:浦安市内各所(明海の丘公園、浦安公園、旧宇田川家住宅、旧大塚家住宅、市内の理髪店・美容院、総合公園)
入場料・参加費:無料
参加作家:樫村芙実+樫村研究室、西尾美也+林央子、五十嵐靖晃(アーティスト)、KITA(アート・コレクティブ)、マックス・ゴメス・カンレ(アーティスト)

※トークイベント及びワークショップは事前申込が必要です。
ワークショップは、浦安市内在住・在勤・在学の方を優先(申込多数の場合抽選)します。小学校2年生以下は保護者同伴(保育なし)。
出演者やプログラム内容等は、予告なく変更になる場合があります。

各まちなか展示・プロジェクト紹介

「ミチニワと観測所」樫村芙実+樫村研究室

浦安の地形や水、公園などをキーワードに身体を使った観測を進めてきました。メンバーが実施した観測を基に、自然現象を視覚化し、身体で感じることのできる「観測所」を浦安の公園に出現させます。「観測所」は、市民のみなさんと一緒に、自然現象を体験し、「防災」や「水害」などの課題への新しい視点やアプローチについて考えることで、自然をとおして交流できるコミュニティの場としても機能することを目指しています。 

会場:明海の丘公園(千葉県浦安市明海三丁目1番)

これまでのワークショップの様子 10/1「ヤネをさがそう」

「浦安するファッション」西尾美也+L PACK.(アーティストユニット)

浦安市には、高齢の方も外出の機会となる、理髪店や美容院が多く点在するエリアがあります。市民から古着の洋服や、引き取り手のない着物、空間を居心地良くするアイテムなどをお預かりし、それらを思い出のエピソードとともに、高齢化がすすむ中町エリアの理髪店・美容院に展示します。浦安のファッションを知り、交流する場として、どなたでも巡っていただくことができます。本プログラムは、浦安藝大の年間を通じたプロジェクトである西尾美也+林央子「拡張するファッション演習」の一環として実施します。

会場:CUT CLUB Top one(浦安市入船4-1-8)、accorto(浦安市入船4-17-26 1F)、ばんば美容(浦安市入船4-18-10)、UPPER CUT(浦安市入船4-10-1 Y-2 1F)、SILVIA (浦安市入船4-10-26金子ビル102)

これまでのレクチャーの様子 8/26 「拡張するファッション」

「風の子」五十嵐靖晃

子どもたちと一緒に、小さな吹き流し「風の子」を作り、自分たちで作った「風の子」とともに日常や遊ぶ時間をともに過ごすことで、市内各地の風を体験します。海の風景とともに展示することで、それぞれの風に思い馳せながら色々な人を繋いでいくことを目指します。生活圏が異なることによる境界をつなぎ、子どもたちを通して市内の風通しをよくするという願いも込められています。
素材提供:第一織物株式会社

会場:浦安市総合公園(千葉県浦安市明海七丁目2)

これまでのワークショップの様子 9/3「風の子をつくろう」

「浦浦 (Ura Ura)」 KITA

KITAは、「浦」に着目しリサーチを重ねました。浦は、入江や海岸、またその付近の共同体を指します。かつて「浦」だった場所があちこちに存在している浦安を、「いたるところ(浦々)にある境界(浦)を超えながら生きる街」=「浦浦」と捉えました。本プロジェクトでは、隔たりを渡りながら生きる鳥たちのように、元あった/今もある海と陸の境界線を巡り、その時間と空間の境に停留するための場をつくりだします。かつて海岸を見渡すことができた場所に現れる、あったかもしれない風景。KITAがつくる「浦」を訪れて、見えなかったこの街の向こう側(裏?)を一緒に眺めてみませんか?

会場:浦安公園(千葉県浦安市猫実一丁目2)

これまでのワークショップの様子 8/11「KITAの実験室」

「海外交流プログラムURAYASU×ARGENTINE×TURN」マックス・ゴメス・カンレ、平田彩(公募市民)

「食」は食べること、飲むこと、作ることだけでなく、一人ひとりの習慣や記憶、周囲の人、地域の歴史とも結びついています。8月に「食」をテーマにアルゼンチンのアーティスト(マックス・ゴメス・カンレ)と活動したい浦安市民を募集し、平田彩氏が選ばれました。本プロジェクトでは、浦安の日常に根差した食文化を、アーティストと浦安市民とでリサーチし、さまざまな交流を重ねていきます。本プログラムは、東京藝術大学で行うTURN事業やアルゼンチンの文化団体BIENALSURと連携して展開しています。

会場:旧宇田川家住宅(千葉県浦安市堀江3丁目4−8)

マックス・ゴメス・カンレ(Max Gómez Canle)

平田彩

【お問い合せ】
浦安藝大事務局
TEL  080-7356-1906(10:00-17:00)※土・日・祝日を除く
MAIL urayasu_art_project@ml.geidai.ac.jp
https://urayasu.geidai.ac.jp