(第5報)
令和8年(2026年)2月26日(木)に発生いたしました東京藝術大学奏楽堂(以下「奏楽堂」)の舞台上部天井音響反射板の落下事故に関しまして、その後の対応状況および今後の復旧見通しについて、以下のとおりお知らせいたします。
施設全体の安全性の確保に万全を期すため、令和8年3月の時点で、令和8年度末(令和9年3月)までは奏楽堂の使用を停止することとしておりました。その後、7月中旬までに天井音響反射板の撤去作業を完了させ、損傷箇所の詳細な被害調査および復旧計画の検討を進めてまいりました。
詳細調査では、初期調査の際は安全上の制約により確認が困難であった箇所についても詳細な調査が進んだことで、被害の全容が明らかとなり、復旧に向けた具体的な方針の策定が可能となりました。被害の詳細と復旧に向けた方針は以下のとおりです。
損傷した設備・備品には受注製作が必要なものが多く含まれており、調達や製作に最長で約11か月を要するものがあるほか、安全確保の観点から並行作業ができない工程も存在します。こうした調達期間や段階的な工程計画を総合的に精査した結果、令和9(2027)年度中は引き続き使用が困難であり、令和10(2028)年度前期中の工事完了および使用再開を目指す方針といたしました。
なお、事故発生以前に令和10年度(2028年度)から複数年にわたり予定しておりました大規模改修工事につきましては、今後、改めて実施時期や工事内容等を検討しますが、その一部については今回の復旧工事期間に影響を与えない範囲で実施いたします。今回実施する工事の完了後は、施設の使用を再開します。
奏楽堂が使用できない期間におきましても、本学では代替施設の活用や実施方法の工夫を通じ、授業や演奏会等の教育研究活動を止めることなく継続してまいります。特に学生の成果発表の機会や学位審査につきましては、学外会場の利用等を含め、奏楽堂利用時と遜色のない適切な環境を整備できるよう調整を進めております。
また、演奏会事業につきましても、学内外の施設を柔軟に活用して演奏・作品発表の機会を確保するとともに、本学の豊かな教育研究成果を広く社会へ発信してまいります。
本件につきましては、全学的な最優先課題の一つとして位置づけ、関係業者の方々のご理解とご協力をいただきながら全力を挙げて取り組んでおります。一日も早い使用再開に向け、引き続き最善を尽くしてまいります。
学生の皆様をはじめ、保護者、演奏会関係者、ご来場を楽しみにされていたお客様、ならびに施設利用をご予定いただいていた関係各位には、長期間にわたり多大なご不便とご心配をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
本件担当:企画総務課総務・広報係
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