東京藝術大学 東京藝術大学入試情報サイト 共創の場 藝大ミュージック・ポータル 藝大アートプラザ グローバル 早期教育 東京藝術大学ジュニア・アカデミ 法人スポンサーシップ制度 愛住館 SDGs

ミュンヘン国際コンクールで本学出身「カルテット風雅」が3位入賞

2026年09月25日 | 全て, 大学全般

2026年9月11日、ARDミュンヘン国際コンクール弦楽四重奏部門にて、「カルテット風雅」が3位に入賞しました。「カルテット風雅」は、本学出身の落合真子さん、小西健太郎さん(以上ヴァイオリン)、川邉宗一郎さん(ヴィオラ)、松谷壮一郎さん(チェロ)という2001年生まれの若き音楽家から構成され、本年5月には「大阪国際室内楽コンクール」の弦楽四重奏部門で第2位に入賞しています。

同コンクールはドイツ公共放送連盟(ARD)主催で1952年に創設され、毎年審査部門が変わります。本年はファゴット、オルガン、打楽器、弦楽四重奏の4部門が対象となりました。

以下、「カルテット風雅」からのメッセージです。

このたび、第75回ARDミュンヘン国際音楽コンクールにおいて第3位を受賞できましたことを、メンバー一同、大変光栄に思っております。
 
今春、メンバー全員が東京藝術大学での学生生活を終え、一つの大きな区切りを迎えました。5月には第12回大阪国際室内楽コンクールに挑戦し、世界各国から集まった素晴らしい演奏家の皆さまと初めて同じ舞台に立ちました。そこで自分たちの音楽と改めて向き合えた経験を経て、この9月、結成以来の目標であったARDミュンヘン国際音楽コンクールに挑みました。
 
今回のコンクールは、秋からのドイツ留学に向けて7月に渡欧し、慣れない土地で生活の基盤を一から整えながらの挑戦でもありました (ユーロ高の中、外食はなかなか難しく、慣れない自炊にも奮闘する毎日です笑 )。 限られた時間の中で作品と真摯に向き合ってきたこともあり、このような結果をいただけたことは、私たちにとって大きな喜びであり、励みとなりました。
 
歴史ある舞台、そして長い音楽文化の伝統を持つドイツで演奏できたことは、何ものにも代え難い幸せな時間でした。会場の熱気を肌で感じられただけでなく、配信を通して日本、そして世界中から本当にたくさんの方々に私たちの音楽を聴いていただけたことが、何より嬉しかったです。今回の受賞を心から嬉しく思う一方で、この結果は、私たちにまだ足りないものや、これから向き合うべき課題を教えてくれました。音楽家としても、カルテットとしても、そして一人の人間としても、ここからさらに経験を積み重ね、深く成長していかなければならないと強く感じています。
 
異国の地で新たな生活を始めたことで、これまで過ごしてきた日々が決して当たり前のものではなかったことを改めて実感しています。演奏する場所があること、学べる環境があること、そして音楽を続けてこられたこと。その一つひとつが、多くの方々とのご縁や支え、目には見えないたくさんの力によって成り立っていたのだと、深く感じています。藝大に通う日々、幾度となく目にしてきた、「音楽は魂で感じ取られるもの、音楽を理解するだけでは充分ではない」という言葉も、今、これまでになく深く心に響いています。
 
そして、秋から始まる留学生活を通して、それぞれが何を感じ、何を学び、どのような景色を見て、どのような未来を歩んでいくのか。これまで私たちを育て、支えてくださった皆さまの思いを胸に、これからも一歩ずつ歩んでいきたいと思います。
 
改めまして、これまでの温かいご指導とご支援に、心より深く感謝申し上げます。
 
カルテット風雅
落合真子
小西健太郎
川邉宗一郎
松谷壮一郎